「現在、ハリウッドに民主党支持者が多いのは、マッカーシズムの反動・・・と聞いたことがあります。」トランボ ハリウッドに最も嫌われた男 よしさんの映画レビュー(感想・評価)
現在、ハリウッドに民主党支持者が多いのは、マッカーシズムの反動・・・と聞いたことがあります。
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マッカーシズムが吹き荒れた50~60年代のハリウッド。共産主義を信奉していた脚本家が辿る苦難の道を描く物語。
当時のハリウッドの状況は定期的に観ることが出来ますね。ハリウッドとしては、相当なトラウマを抱えているのだと思います。
私も、それらの映画の鑑賞や、ネット等で最低限の知識は持っているつもりでした。それでも、「ローマの休日」や「スパルタカス」「栄光への脱出」を作った脚本家が、長く表舞台からパージされていることは知りませんでした。
映画は、トランボとその家族の苦闘の半生をしっかりと活写。
自らの名前を出せず、或は自らが書きたいものを書けない苦しみ。その苦しみを共有することになる家族。それらのエピソードが胸に刺さります。
その苦しみの描写が秀逸なだけに、煌びやかなネオンを背景にしたケネディのコメントにカタルシスを感じることが出来ました。
私的評価は4.5にしました。
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