劇場公開日 2024年11月1日

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「こんなにも面白い良作が映画ツウだけに見られているなんてもったいないと思う。」トランボ ハリウッドに最も嫌われた男 ドン・チャックさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0こんなにも面白い良作が映画ツウだけに見られているなんてもったいないと思う。

2016年7月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

TOHOシネマズ西宮OSで映画「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」(Trumbo)を見た。

TOHOシネマズ西宮OSの12番シアターは、どちらかというとメジャーではない名作が上映されることが多い。
この映画「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」もそうである。

劇場には開映10分前に到着。
すいているだろうと思ったが、6-7割以上の席がすでに埋まっていた。

ツウな映画ファンが少なくない。

オードリー・ヘプバーン主演の名作「ローマの休日」が、誰の手によって書かれたものか知っているだろうか。
理由があって偽名で「ローマの休日」を執筆、見事アカデミー賞に輝いたほか、「スパルタカス」「パピヨン」でも知られ、2度もオスカーを獲得した天才脚本家ダルトン・トランボの激動の半生が映画によって明かされる。

「パピヨン」は私が少年のころ、映画好きの叔父に連れられて見た不朽の名作である。主演はスティーブ・マックイーン。

脚本家ダルトン・トランボの妻の役でダイアン・レインが出演している。
途中まで判らなかったが、中盤で気付いた。
彼女は我々と同世代だが、妻や母親役の名バイプレイヤーとして多くの作品で見かける。
とても美しい。

上映時間は124分。
長さはまったく感じない。
こんなにも面白い良作が映画ツウだけに見られているなんてもったいないと思う。
満足度は5点満点で6点☆☆☆☆☆☆でもいいくらい。

ドン・チャック