「反逆と名誉を体現した男のおはなし」トランボ ハリウッドに最も嫌われた男 regencyさんの映画レビュー(感想・評価)
反逆と名誉を体現した男のおはなし
『ブレイキング・バット』のB・クランストンを筆頭に、登場人物がとにかく実在人物になりきっている。
なかでもカーク・ダグラス役のディーン・オゴーマンが素振りから喋り方まで本人そっくり。ちょっと息子のマイケルにも寄せている点もポイント。あと、ゲスでパワフルな役をやらせたらピカ一のジョン・グッドマンが、やっぱりここでも十八番な役どころで可笑しい。
クランストン扮するトランボの、逆境を皮肉とユーモアで乗り切っていく様は痛快。
劇中で触れるトランボ脚本作と、日本人にはあまりなじみが薄いであろう赤狩りの実態に触れた映画を併せて観るといいでしょう。
コメントする