フラワーショウ!のレビュー・感想・評価
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異国感・映像美・自然回帰。
植物に関係する仕事をしています。チラシと予告を観て、あんまり期待しないで観たのですが、まったく思っていたのとは違う作品の出来で驚きました。
ザ・英国映画のようであり、でも静かすぎず、意外にも異国感や自然の景色、アイリッシュ音楽、本当に美しく、感覚のするどい人にはささる映画。映画館で観てほしい映画です。
才能と努力
とてもいい映画だった。
主人公は素直でセンス良く、ひたむきに努力を重ねていく本当に自然を愛する人。彼女のアイデアを盗んだあの嫌な女が、自分の負けを認めてグリーンブックを返すシーンがなかなか良い。
焦点が定まらない
面白そうな映画だと思い、妻と。
しかし、前置きが長い・・・
彼女は苦労しているようだ?が、それが伝わらない・・・
植物や庭が沢山見れると思いきや、アップが多いだけで全体像が見えない。
植物好きの人には期待外れ。
話も恋物語?でもなし、サクセスストーリーでもなし。
今一つ定まらなく、中盤は寝ていました。
とにかく、ひたむきに頑張る女性が好きなので。
こういう作品は評価が高くなってしまいます。
メアリーの自分の夢に向かって突き進む姿。自然に人を巻き込み、周りの人もいつしか真剣になっていく。こういうのは女性独自のスタイルではないかと思います。良くも悪くも。
イギリスとアイルランドだけの話かと思いきや、エチオピアがいい感じで入っていますね。
ところで、アイルランド映画は今アツイですね。先日観た「Brooklyn」、そして本作品、そして、来週は「Sing Street(超楽しみ!」。セリフも英語だし、日本人にもすんなり入れる作品が多い気がします。
アイルランドとイギリスの切っても切れない関係を垣間見た
実在の景観デザイナー、メアリー・レイノルズをモデルにした作品。100年以上の歴史を誇る、チェルシー・フラワーショーへの挑戦を描く。
イギリスのEU離脱の選択により、イギリスが連合王国では無くなってしまうことまで取り沙汰されていますが、アイルランドは、いち早く(?)連合王国から離脱したにもかかわらず、未だにイギリスの影響を受けているんだなぁと真っ先に思いました。色々あって独立を果たしたはずなのにね。一部では陸で国境を接しているし、曲がりなりにも同じ国だったこともあるんで、一足飛びには行かなということなんですかね。
それと、ケルトと言うのは、イギリスに置いても、神秘性や自然、郷愁を感じさせる言葉なんですね。それが故に、メアリーの思いがチェルシー・フラワーショーの審査員にも届いたし、結果としてメアリーが金メダルを取れたんだと思います。
マイナス的な印象を持ったのは、最後のあたり。金メダルを受賞した人物にも関わらず、レセプションへの出席を招待状がない事が理由に断られたのは、階級制度の姿をしたイギリスの差別を見るような気がしました。アメリカだったら、「(紙の)招待状がないけど金メダルを取ったことが招待状だね」とか言ってレセプションに入れてくれそうな感じですけどね。
アイルランドの社会とイギリスの社会、アイルランドとイギリスの関わりを垣間見た気がします。
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