「世界イチハラハラする誘拐劇。」ハロルドが笑う その日まで 好きこそモノのヘタレなれさんの映画レビュー(感想・評価)
世界イチハラハラする誘拐劇。
程よい緩々感が、期待通り心地よい一本。
「IKEA創業者の誘拐劇」なんて言ったら、それこそ期待してしまう方もいるかもしれないが。
そもそもそんな雰囲気が無いのし、そこを期待して観に行くこと自体が間違いなのがこの映画の魅力。
ただし「世界一ハラハラする誘拐劇」であることは間違いなし。
全世界共通で、老人が何するかなんて予想もつかないし、リアルに「明日をも知らぬ身」なのだから。
緊迫感のない画面で繰り広げられる、「当人たちは必至」の滑稽さの妙。
大山鳴動して(してるのかな…?)ネズミ一匹も出ないけれど、人生の小さな幸せが噛みしめられる作品。
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