「ユーモラスな批判精神を持った数少ない優れた映画」ハロルドが笑う その日まで kthykさんの映画レビュー(感想・評価)
ユーモラスな批判精神を持った数少ない優れた映画
安物の家で安物の家具に囲まれ生活するポンコツ家族たちの物語り。高級家具店の経営者ハロルドは低俗家具店IKEAの創業者を誘拐するリアリティある喜劇的ファンタジー。ボケた妻を失い自殺を企てる老夫、だめ夫を一人残し、子供を引き連れ実家に逃げるだめ母親、夢を追い男を連れ込むだめママから逃げ出すハートを胸ではなく、腕に持つだめ娘。しかし、だめ人間たちはみな、心優しいどこにでもいる人々。そしてこの物語は、ユーモラスな批判精神を持った数少ない優れた映画だ。
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