シャザム!のレビュー・感想・評価
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色々惜しい作品…
前々から気になっていたのと、割引券を持っていたので公開終了直前に見に行った。MARVELの作品は色々見たけどdcはティム・バートンのバットマンしか見たことは無かったのでどんな感じかな?っと思い期待して見たところ…
感想はdvdで良かったかな…
前半は良かったけど後半間延びがあったり、コメディとシリアスの落差が激しくちょっと疲れるかな…
話もどっちかというと子供向けの割にはシャザムがストリップクラブに行ったり、フレディと一緒にビール飲んだりややブラックなネタも…
でもスーパーパワーを使って自販機を破壊したり、コンビニで強盗を撃退したりその他色々の小ネタは結構面白く良かった。兄弟全員がヒーローになるという展開も熱くて良かった。
ただもう少しテンポが良かったらもっといい作品になったかもしれないのに惜しい…
小中学生は楽しめそうと思ったけれど映画が終わった後、後ろに座っていた小学生と中学生の兄弟が退屈そうな顔でスマホをいじってたのを見て以外と大人が楽しめる作品なのかな?と思った。
菅田将暉の吹き替えは最初不安だったけど、ヘタレでアホっぽい演技が合っていて以外と良かった。
シャザムがスーパーマンを連れてきたり、ラストが意味深な終わり方だったからもしかしたら続編かジャスティスリーグ参加がありうるのかな?
もし続編を作るのであればもっとテンポを良くしてほしいかなぁ…
全部魔術師のせいじゃ…
DCらしからぬ明るい世界。
キャラクターの持つ力は凄い。
キック・アスとかスーパーのような雰囲気。
脚本も演出もしっかりしていて、エンターテイメントとして楽しめた。舞台がフィラデルフィアという事でロッキーネタがあったり、DCキャラの名前が沢山出て来たり小ネタも満載。これからジャスティスリーグとかに参戦していくのかしら。
少し気になったのは主人公が少年の時とシャザムになった時でちょっと性格が変わってる感じがしたところ。主役のザッカリーの悪ふざけ感が少し強い感じがした。
後はヴィラン誕生の原因ってあの魔術師のせいじゃないか…誰でも彼でも当てずっぽに候補選びすぎだろ。その基準があまりにもわからなすぎた。
まあ、それでも誰でも気楽に楽しめるエンターテイメント映画。
なにも考えないのが正解◎
思っていたよりも最初が重々しくて構えたが、
やはり大半はずっとクスクス。
仕事の合間に観に来てよかった-。
ただ、ヒーローものの鉄板である、なにかしら成長を経ての覚醒、というところが弱かったような。
そして同一人物には見えない…。
シャザムの愉快で陽気なお喋りキャラと、普段の卑屈なキャラ。
敵もなんだかしょぼくない?
攻撃したいのか鬼ごっこしたいだけなのか。
あと弱ったお父さんかわいそう。
まあ、ここを気にしなければ、楽しいし、面白いし、変身すると年を取るなんて発想がなんとも気に入った。
続きがありそうな感じがまた良いね。
まずまず
もっとコメディな映画だと思ってたけど、結構シリアスな場面も多くて全面的に子供向けだと思ってたけど、違ってた。
俳優さんの演技が上手くて、大人の容姿のまま中身が子供だったらきっとこんな感じなんだろうな、って雰囲気がよく出てた。
そもそもの事の始まりが、魔法使いが継承者を探すときに選別した子供に対して不適格の烙印を押す事だったりして、因果的には理解できるんだけど、最初にどういう基準でこんな風に人を選別して直接対面して、その上で不適格にしているかの部分がよく分からなかった。
もっと厳選して面接していれば、こんなことにはならなかったんだろうし。
また、主人公が適格者として選ばれた基準もよく分からなかった。他の人と際立って違った部分ってなんだったんだろう?そんなに人格者でも無かったし、最後は時間切れになる前に、お前で良いやみたいな?
あと、友人と喧嘩する場面が、やけに唐突に感じたかな。主人公もそんなに清廉でも無いし、むしろ面白がって力を使っていたのに、急に友人がいじめられている相手に自慢したら喧嘩しだすって?
とは言え、映画自体はまずまず面白かったです。
親にはぐれて孤児になった少年が、里親を転々としながら、本当の親を探すうちに、迎えられた家族と絆を築く。
続編の製作が決定しているみたいですが、こういう主人公の成長の映画って、ある程度主人公が成長してしまうと、次がなかなか難しいと思うんですが、上手く行くのかな?
タイトルなし(ネタバレ)
☆☆☆★★★
※ 出て来いシャザ〜ム!
お呼びでございますか、ご主人さま?
……………あれ?お呼びで無い(-_-;)
パパラパー!
(_ _).。o○
(・・?)は!夢?…と、若い人にはさっぱりなボケを1つかましたところで本題へ。
ヒーロー映画と思いきや、家族の絆を描いた作品でしたかね〜。
でも、本当の家族には…ってところが、ちょっとだけ悲しい話ではありましたが(;´д`)
基本的にはヒーロー映画も、CGバリバリなのも嫌いな方ですが。なかなか楽しい作品でした。
でも、最後にそう来るか〜!
まるで、5人と6人の違いは有れども、ガ⚪︎◯⚪︎◯ンかい?…と。
それと、何度も危機を回避する方法も。呪文と機体(全3機)の消滅の違いは有れど、『ジュマンジ/ウエルカム・トゥ・ジャングル』っぽくて、ちょっと小狡いぞ(^^;;
でもさ〜!コメディー映画だからこそ、観◯車はグルングルンと地面で回してこそ!だと思うんだけどな〜。波◯拳っていうのも禁止だぞ。
そして最後の最後に言いやがったな〜!『ア◯◯◯ン』の悪口は言いっこなしだ〜(`_´)ゞ
2019年4月20日 TOHOシネマズ六本木ヒルズ/スクリーン9
※ 勿論《シャザーン》ですけどね(´Д` )
笑える、アツくなれる、びっくりする
DCコミックスのヒーロー。
魔術を手に入れたビリーが、同じく魔術を手にした男と闘う。
シャザムと叫ぶとスーパーヒーローに変身できる。
見た目は大人に変わる。
ただ中身は子供のまま。
悪役もかつては孤独を感じていた少年。
なのでビリーも同じ気持ちはわかる。
ビリーは里親に預けられていて、20回以上逃げている。
本当の親?に会えるも親はそれを望んでいないようであった。
シャザムに変身した後に動画サイトで拡散されるのは面白かった。
戦隊ヒーロー・シャザム…。
DCの新たなヒーロー作品。14歳の子供が、大人のスーパーヒーローに突然変異して、悪の超人と戦う勧善懲悪な展開で、誰でもわかりやすいストーリー。
と言っても、かなりおふざけも入って、アメリカ的な軽いノリ突っ込みも散りばめられ、笑いを誘います。
それに、DCの先輩ヒーローへの敬意も忘れず、特に最後は、観る人にニヤリとさせるオシャレな終わり方でした(笑)
内容としては、それほどのサプライズや映像美はなかったけれど、笑いを誘う不完全ヒーローとして、新たな境地として開拓したのかな…!
それにしても、シャザム1人のヒーローものかと思いきや、戦隊もののオチまでつくとは…。
エンドロールは、お決まりのTo be continuedでした。
思ってたよりも、、
うーん。思ってたよりも、面白くなかったって印象かな。発想は面白そうなんだけど、予告編以上の笑いのポイントが少なかった。特殊能力も今までヒーローたちの既視感が。。
「アリータ」のときにも感じたけど、力ある人間が、わがままに振る舞う姿はあまり良く気持ちのいいものではないな。魔術師の爺さんもなぜビリーを選んだのかよく分からない。危機が迫ってるから、適当に選んだ感が。。
兄弟たちは、みんな個性的で、やり取りは見ていて楽しかった。
最後兄弟たちが全員ヒーローになったけど、全員同じ能力かよ!?もっとバリエーションがあったら、展開も膨らんだと思うのに。
良い妹と良いお兄ちゃん
おしゃべりダーラが秘密を知ってしまった!
頑張って口いっぱい食べ物詰め込んで
ばらさない様にしてるの可愛かった(*´艸`*)
最後はハッピーエンドで気分いい!
何回観ても良いかも♪
吹替えと字幕版、どっちも面白かった〜(*>ω<)b
予想以上にヒーロー映画
あまり期待してなかったがとても笑えるし子どもが持ってはいけないものを持ってしまった感が楽しかった!
シャザムがみんなの前で電気を出してる姿が良い!
後半はまさかのシャザムレンジャーが出てきたが良かったと思う!
ただこの先のDCEUのバランス大丈夫かと心配になった!
シャザムズ
いい感じに楽しかった。
が…おちゃらけ部分をどう捉えるか。
俺は結構うるさく感じた。
中身が13歳の子供なので、仕方ないと言えば仕方ないとは思うけど、シャザムになった途端に能天気に明るくなるのにはいささか違和感を覚えた。
不遇な境遇の子供たちが、ある日突然スーパーヒーローにってのには夢がある。一昔前の漫画のようではあるが、アレでいいのだ。
まだまだ成長途中の子供たち。
果たして年はとるのだろうか?
成長したらしたで、この原作の特色がなくなるような気もしてる。
飛行のカットとかはすこぶる良かった。
引き絵で戦闘を見せるのも、現実世界とリンクしてるようで嬉しい。
サシの戦闘は楽しいのだけど、敵の描き方がどおにも都合よくて困る。
ヒーローも敵も全貌を露わにはしていないので、今後色々あるのかなぁ。
魔術師の存在意義であった「7つの大罪」は再封印されただけなので、今後の復活も期待したい。
お決まりのオマケ映像もあって、7つの国がどうとか。
果たしてシャザムの話なのか、ジャスティスリーグの話なのか…。
いずれにせよ、新たなDCキャラのお披露目は歓迎したい。
なかなかに魅惑的なチームに仕上がりそうなのである!
日本語吹き替えを選んで良かった!
洋画のヒーロー作品は普段難しい気がしてたんですが、今回の「シャザム!」は予告編でコドモがヒーローに変身して笑えるシーンがあったので、洋画ヒーロー映画に挑戦しました。
字幕で観ようと思ったんですが、
いい時間がなかったから吹替にした。
結果、吹替で観て大大正解でした!!
字幕でも楽しめたと思いますが、
吹替のが絶対楽しめます!
日本語吹き替え監修を「銀魂」の福田雄一監督・主人公のシャザムを菅田将暉さんが担当。
福田監督の時点で面白いのは間違いない。菅田くんの吹き替えもひょうひょうとしてて「お調子者」のヒーローがうまく表現されてて最高でした!
さらに福田監督作品には欠かせない佐藤二朗さんも。
前半の40分くらいは正直退屈…な感じかしてたんですがビリーが魔術師に出会いヒーローの
シャザムに変身できるようになってからはめちゃくちゃ面白かった。
魔法の言葉「シャザム!」と唱えると
子供からヒーローに。
ヒーローから子供に戻る。
唱えるとその瞬間に変わるから便利!
ヒーローオタクのフレディと一緒に悪ノリ全開!
子供なのにビール呑んで苦くて噴き出したり大人のえっちなお店に入ったりとクスッと笑えるシーンが散りばめられてて飽きない。
笑えるだけでなくカッコいいシーンもたくさんあります。
さんも最凶の敵・ドクターシバァナとの対決シーン。
後半は迫力満載のバトルシーンから目が離せない!
あなたが考える「ヒーロー」ってどんな人でしょうか?
ビリーは「家族や仲間を守れない奴はヒーローではない」と言っていました。自分もそう思うし、こんな風に思っている時点で姿は人間でもヒーローなんではないかと思います。
子どもから大人まで楽しめる「シャザム!」
観てよかった。
劇場が明るくなるまで席は立たずに楽しんで下さい!
結果的に戦隊もの
デットプール2程じゃないけれど、家族もの。感動はしないけれど、楽しく観れる。
陰鬱だったり、胸糞展開の多いDCにしては珍しく明るいエンターテイメントしている。マンオブスティール以降で最も明るく、楽しく観れた。
同じくDC映画の欠点である「戦闘シーンがつまらない(同質の能力で何となくダラダラ戦う)」という点は、残念ながら改善されていない。
以下、箇条書き。
サイドキック要らねえんじゃねぇか?と思っていたけれど、そんなことはなかった。
続編は是非作って欲しい。ジャスティスリーグにも参戦してくれて構わない。
俺もアクアマンはダサいと思ってるよ。
アベンジャーズばかりじゃなく。ジャスティス・リーグもお忘れなく
"仮面ヒーロー"や"魔法少女"。誰もが持っている変身願望。もし超能力を手に入れたら、それで遊んでみたくもなるし、友達に自慢してみたくもなる。本作は、"14歳の孤独な少年ビリーが中身はそのままで、見た目はオトナの筋肉ヒーローになる"というギャップコメディ。
幼少期に母親とはぐれ、身寄りのない孤児として育てられたビリー・バットソン。思春期になるまで何度も保護家庭から逃げ出すことを繰り返してきたビリーが、新しい養父母のもとで家族、仲間を見つける話になっている。
ある日、ビリーが出会った謎の魔術師に、スーパーパワーを授けられ、「シャザム!」と唱えると筋肉ボディのスーパーヒーロー、"シャザム"に変身できるようになる。
しかし、単発のおふざけモノではなく、「アクアマン」(2019)につづく、DCEUシリーズ7作目にあたる。
DCEUと言われても、アメコミファン以外には、訳のわからないことだと思う。「DCエクステンデッド・ユニバース」(DCEU)は、スーパーマンやバットマンを擁する、米国DCコミックス原作群の共通世界観で構成されるシリーズであり、「シャザム!」はその1ピースである。
DCEUは、別名「ジャスティス・リーグ」とも呼ばれ、すでに6人のスーパーヒーローがシリーズ5作目(2017)で共闘した。作品エンドロールのオマケ映像で次作を予告するのは、マーベルと同じ手法である。
本作のエンディングでは、お友達紹介で胸に「S」マークの超大物が登場する。"シャザム"がこのジャスティス・リーグに参戦するのだろうということが示唆される。
ちなみにヴィラン(悪役)チームのほうは、第3作「スーサイド・スクワッド」(2016)で描かれている。いずれ"ジャスティス・リーグ VS スーサイド・スクワッド"となるには、あと5~6年は待たされそう。
ところが!本作のもうひとつのオマケ映像は、喋るイモムシが出てくる。これは原作コミックにも出てくる、"Mr.マインド"だ。スーサイド・スクワッドじゃないのか?
Mr.マインドが本作のヴィランであるDr.シヴァナを勧誘しているわけだが、そうなると彼が作ったヴィランチーム”The Monster Society of Evil”が今後、出てくることになる。おやおや。
本来、シャザムはDCコミック由来ではなく、別出版社時代(1950年代)に、"キャプテン・マーベル"という名前だった。しかも"Marvelous(マーベラス)"を語源としただけで、マーベルコミックの”キャプテン・マーベル”とも何ら関係ない。
さらに"スーパーマン"に能力のコンセプトが似ていると訴えられたあげく、人気が落ちて、いまは名前も変わって、結局、DCコミックの著作物になっている。とても複雑な歴史である。
いまのシャザム(SHAZAM)の語源は、その能力の頭文字を並べたもの。"Solomon(ソロモンの叡智)"、"Hercules(ハーキュリーズ=ヘラクレスの剛力)"、"Atlas(アトラスの体力)"、"Zeus(ゼウスのの全能)、"Achilles(アキレスの勇気)、"Mercury(マーキュリーの神速)"からなる無敵のヒーローだ。
ネタバレというか、ファミリーの変身後のキャラクターフィギュアがグッズショップで売っているので、バレバレである。
初期の原作では義妹のメアリーが、”メアリー・マーベル”に変身。友人のフレディが”キャプテン・マーベル・JR”に変身して、”マーベル・ファミリー”を構成する。本作では、義兄弟であるフレディ、メアリー、ユージーン、ペドロ、ダーラがそれぞれシャザムのパワーで変身して闘うという展開になっている。”シャザム・ファミリー”として家族の絆を強めるってわけだ。
初日はあえて吹替版で観た。話題は、シャザム=菅田将暉というところ。コメディ映画でも活躍する菅田くんなので、違和感はないのだが、「銀魂」や「今日から俺は!!」の福田雄一監督による吹替監修なので、セリフが斬新だ。これは字幕版の英語セリフとの比較が楽しみだ。
(2019/4/19/ユナイテッドシネマ豊洲/シネスコ/吹替翻訳:佐藤恵子/翻訳監修:福田雄一)
シャザーム!
割とサクサクと話が進んで中だるみもなかったし楽しく観れた( ^ω^ )
スーパーヒーロー映画のパリエーションとしては、本来子供が憧れるべき存在であるヒーローに子供自身がなれるという夢展開モノ
ただ本来描くべき、能力を試すシーンをエピソードではなくややダイジェストよりにまとめてしまった印象があったり、マッチポンプでバスを救出したシーンが象徴的であるように、子供が直面して解決する案件じゃないのは…変身後のシャザムの姿が大人だからなんだよね
いや大人だからってのは原因じゃなくて、作品的方向性の問題として"子供のごっこ遊び"ではないという明確な線引きでもあり、でも内面はティーンネィジャーというギミックとのバランスの妙を活かしたかったんだろうけどそこはイマイチかな
原作とか読んでないので勝手な事を言わせてもらえば、子供同士のあれやこれやのしょうもないトラブルに外見が大人のシャザムが首をツッコむようなエピソードをもっと集めてほしかった
もうね、いきなりわかりやすく強盗に銃で撃たれて平気。試しに顔を撃たれても平気。ですからね…
なりたての初心者ヒーローではあるけど、結果的に"子供が変身してる"というメンタリティのリアルさとはかけ離れてしまった
困ってる人がいたら助けるというヒーローの資質はクライマックスの観覧車のシーンでは既に示されていて、ラスボスとの彼我戦力差は既に痛感しているのに戦う事に躊躇がなかったり、シャザムになった時のトークが、口調は確かに子供っぽいけど変身する前はそんなキャラだった?みたいなのはあるけどしょうがない
シャザムのチカラを杖を介して義兄弟に分け与えてみんな大人になるとかほんといいぞもっとやれって感じでした( ^ω^ )ここ一番面白かったです
スーパーマンのチカラを子供がもったら?というコンセプトがあるとは思うけど、今回の映画のテーマ?として、信頼、絆、あたりを思い浮かべる
そして少なくともシャザムは孤独ではない
続編あるなら楽しみにしています( ^ω^ )
誰もがヒーローになれる!
日本では某名探偵のパロディーのようなキャッチコピーや最近天狗のコメディ監督と『打ち上げ花火』でド下手だった人気俳優による吹替ばかりが話題になっているのが嘆かわしい。
そんなのが不要なくらい面白い!
まるで『ガーティアンズ・オブ・ギャラクシー』か『アントマン』か『デッドプール』などのマーベル作品のような明るさ、楽しさ、ノリ。話も痛快、単純明快。
まさかこれが、あの根暗なDCとはねぇ…。
でもDCだって、『ワンダーウーマン』『ジャスティス・リーグ』『アクアマン』とエンタメ度が増してきた。
そこへ登場したこのユニークなニュー・ヒーロー!
そのヒーローとは…
選ばれし少年が魔術師から力を授かる。
“S”ソロモンの叡知、
“H”ハーキュリーズの剛力、
“A”アトラースの体力、
“Z”ゼウスの全能、
“A”アキレスの勇気、
“M”マーキュリーの神速。
6人の神々の頭文字から取ったその名は…
シャザム!
はい、そこ、ダセェと笑わないように!
名前や見た目はアレだけど、スーパーパワーやスーパースピードの持ち主。
指から電撃ビリビリだって出せる。
空も飛べるようになる。
その他、色々試し中。
実はスーパーマンに匹敵するほどのスーパーヒーローなんだとか。
その力で世界を救う!
…アレ?
スーパーパワーを使って遊んだり、悪戯したり。
動画投稿したり、大道芸人みたいに技を披露したり。
日本のキャッチコピーはあまり使いたくないが、見た目はマッチョなスーパーヒーローでも、中身は思春期真っ只中の少年ビリー。
だって、スーパーヒーローって何したらいいか分からないも~ん!
おふざけ、悪ノリ、ハメ外し過ぎ。
本当に選ばれしヒーロー…?
『スパイダーマン』の名台詞、
“大いなる力には大いなる責任が伴う”。
力を乱用し過ぎて、あわや大惨事を招きそうに。
相棒のような友人を傷付けてしまう。
彼らと自分の身に、魔の手が迫る…。
ビリーと同じく魔術師の洞窟に誘われながらも、心の中の邪心を見抜かれ、拒まれた過去を持つDr.シヴァナ。
邪悪な力を手に入れ、復讐を果たし、シャザムの力をも狙う。
目的の為なら手段を選ばない、スーパー・ヴィラン。
でも、このヴィランも哀れでもある。OPシーンがこのヴィランのキャラ描写に効いている。
ヒーローがユニークなら、重石となるようなヴィランが必要。
マーク・ストロングの巧演は言うまでもなく。
かと言って、ビリーがただの中身空っぽの今時の少年って訳じゃない。
里親を転々とする問題児ではあるが、幼い頃に迷子になり、今も実の母親を探し続けている。
故に、新しい里親にも新しい“兄弟姉妹”にも心を開かない。と言うか、心を開きたくない。
ずっと自分の居場所を探し続けている孤独な少年。
遂に実の母親を探し出すが…、それが必ずしもハッピーエンドになるとは限らない。
そしてやっと気付くのだ。
今自分には、新しい大切な家族が居る事を。
大切な家族を救う為、少年はヒーローとなる!
コメディタッチながら、意外や熱いハートのこもったドラマ。
自分自身の成長。ヒーローとしての目覚め。ヒーローの定番もそつなく。
本作の核は、家族。
ヴィランの悪としての原動力が家族への憎しみなら、ビリーのヒーローとしての原動力は、家族を救いたい/家族を守りたい。
家族でヴィランに挑む。
それを地で行くかのように、ラストでは何と…!
ヒーローになりたい子供の夢を叶えてくれる。
…いや、誰かを守りたい/救いたいという心さえあれば、誰だってヒーローになれる!
(ちょいと正直言うと、誰が誰だか分からなくなったりもしたけど…)
なかなか迫力あるスーパーパワー・バトル。
ユーモラスなニュー・ヒーロー、ザッカリー・リーヴァイの好演。
子役たちも好演。
ホラー監督だったデヴイッド・F・サンドバーグの演出も快調。
DCユニバースの一作で、気付かないくらいのニヤリとさせるリンクネタもあり。
ラストにはあのスーパーヒーローも登場…!?
EDのオマケ映像もお忘れなく。
たっぷりの面白味を詰め込んで、さあ、魔法の言葉“シャザム!”を唱え、ヒーローになろう!
作品の面白さは★4つ。
だけど、★2つにした理由は…
地元の映画館では吹替版のみの上映。その吹替が…。
菅田将暉の吹替は『打ち上げ花火』よりかは上手くなってたが、どうしても彼の顔がちらつき、せっかく周りはプロの声優で固めているというのに…。
福田雄一の監修は自分色を抑えてはいたものの、ちゃっかり常連俳優を器用したり…。
やはりどうも腑に落ちない。
俳優やタレントがプロの声優を蹴飛ばすだけじゃなく、演出にも本職じゃない者が侵食してきたか…。
いずれレンタルで字幕で見たら、★4つに訂正します。
※8月25日、レンタルで字幕で再見。
レビュータイトル変更と採点★2から★4に改正。
6人のシャザムとスーパーマン
物覚えの悪い私はシャザムを何度もシャズナと間違えてしまうw
全体的にコメディ要素が強く、これまでのDCヒーローたちのような高揚感があまり無かった。
中盤に同じ家で暮らす純粋な心を持った里子5人もシャザムに変身し、一気にポカーンとw
エンディングの様子から続編はあるみたいですが、次回作以降に期待したい。
全50件中、21~40件目を表示