「逆コナン現象」シャザム! オレさんの映画レビュー(感想・評価)
逆コナン現象
幼い頃に母親と生き別れてしまい、手段を厭わない母親探しを問題視され、数々の里親のもとを転々とする14歳の少年ビリーバットソン。
新たに預けられたバスケス夫妻と同い年のフレディを始めとした義兄弟との新しい生活を始める中で、突如遭遇した魔術師と名乗る怪しき人物、シャザムにより、ビリーは超人的なパワーを授かる。
そんなビリーに襲いかかるシャザムの力を狙うDr.シヴァナとの戦いを描いたDCEU7作目にしてシャザムシリーズ1作目。
波に乗るDCEUシリーズにおける新参ヒーロー、シャザムの誕生を描いた今作。
実の母親に捨てられた暗い過去から他人との触れ合いを拒絶する卑屈で内向的だった少年ビリーが、空を飛ぶ、電気を放つ、力持ちとまさにスーパーマンも真っ青な超人的な力を得て、年頃の少年のように楽しそうに自分の能力を確かめていく様を筋肉ムキムキのザッカリーリーヴァイが無邪気に演じ、子役のビリーとどちらが大人なのか全く分からなくなる好演をみせる笑。
対するはヴィラン役のDr.シヴァナことマークストロング、終始マヌケなシャザムの行動に眉一つ動かさない冷徹で残忍な悪役を怪演。
冒頭が彼の幼少期の話から始まる、ヴィラン役に感情移入させる演出でその生い立ちに少し悲しさも感じさせた。
監督がホラーを得意とする方のようでなかなか心臓に来る演出が多く、とりあえず魔物たちの顔が怖い笑。
原作通りなのかは知らないが、ラストの兄弟参戦はチートが過ぎて最高に燃えた笑。
続編も決定しているようで、アクアマンに続き単独映画としては好発進を切った印象。
早くフラッシュと一緒にバットマンと絡む画が見たいな笑。