「リッチに仕立てた自己満足映画」アクアマン はむちん2さんの映画レビュー(感想・評価)
リッチに仕立てた自己満足映画
アクアマンのお父さん(テムエラ・モリソン)を、しばらくアレック・ボールドウィンと勘違いして観始めたので、クレジットを再確認しました(苦笑)
悪者風「お前がアクアマンか...」
アクアマン「何か用か?」
悪者風「一緒に写真撮ってくださ~い!」
やっぱりギャグあるのね。
ニコール・キッドマンは出だしで「お役御免」なのかな、そう思いながら鑑賞。
この手の映画は、数々の映像美を満喫できますが、慣れてしまうと何とも思わなくなってしまう。だからこそ内容が充実してるかが大事。欲張りかな。
部下ウィレム・デフォーが「王になってください」と経緯を説明してる辺りから段々つまらなくなってきた。極めつけは深海にてロボットみたいな敵と戦っちゃうこと。私にとっては、色とりどりの魚を楽しみにしてた比重が大きかったので、思ったほどでなく残念。設定が海ってだけのアクション映画に感じて、観ているうちに海じゃなく、ゆっくりフワフワ話してる動きが宇宙に見えてしまった。
70分手前で観るのを止めようと思ったけど、「TOTO/アフリカ」のカバーに救われて続けて鑑賞。
半分過ぎた頃にはCGに飽きてきてしまった。どういう気持ちで続けて観ようか...砂漠の地下みたいな所は「ナショナル・トレジャー」ぽい雰囲気。イタリアのシチリアでは何だかリゾート気分を味わえる映画でしょうか・・・フルーツに綺麗な花を眺め、すっかり別世界。海で闘ってないじゃん(苦笑) SF映像に観光気分を散りばめ話は進んでいく感じ。まぁ映画って自己満足の部分がありますからね。
再登場!N.キッドマンが助けるまでの「海の獣」との闘いはなかなか凄味がありました。正直、観ているうちに映画内容は興味が無くなったので、部分的に魅かれる所を探しながら観てた感じです。
ソリの合わない兄弟だが、戦いを母が見つめ、終わりにさせる。平和が一番って感じの終わり方。
Skylar Greyの曲が流れてもストップ・ボタン押さないで観てましょう。エンドロール部って、つまらない映画だとすぐ止めちゃうから。続編に繋げようとするオマケ映像付き。凝りに凝った演出です。
この手の映画はアイデア勝負。まぁそう変わらんと思うので、私はこの一作で十分です。