ザ・フラッシュのレビュー・感想・評価
全378件中、81~100件目を表示
これぞエンターテイメント
主人公の好感度?
なんか周りは高速で流れる中をゆっくりと違う時間で走るフリってピスタチオの破壊ランナーを彷彿とするな。
元物理科としてはああいう架空理論物理みたいな展開は大好きなんだがインターステラーばりの精神科学みたいな描写がこう何というかモヤモヤする。あの速度で動いてるというよりもああいう速度空間にアクセスできる能力らしいがタキオンフィールドかなんかかな?555やカブトの世界。
文化の違いがあるから、作中の描写がどれほどなのか判断つかないけど、序盤は人好きのしないキャラクターが成長して誰もが憧れるヒーローになるってのは王道だし、私も好きだ。しかし、人好きのしないってのと嫌悪感があるキャラは違う。最初は両親から離れて育った教具で躾ができてないだけかと思えば両親に愛されて育ってもダメなところがかなりキツかった。具体的にはスパゲッティの食い方が汚かったところ。子供じゃないんだからあんなに口に詰め込むような汚い食い方するなよ。何というか成長ってのはそこじゃなくていい。
コレじゃない感満載
これじゃない感満載
DCてさぁ、1箇筋が通ったキーワードがあるんですよ。
何だと思いますか?
ジェームスガンが、責任者になったので
期待してたけど、これはDCの作品ではない。
フラッシュって、今まで最高だなと思ったのはNetflix版ですね。フラッシュはやっぱり、アローバースのが楽しい。仲間とのやりとり、雷⚡️撃たれてからのストーリー、キャラクターの役割全てがいい。ジャスティス・リーグにしても、ザックスナイダーバージョンのが楽しい。というか、DCぽいよね。
さて、DCキーワードとは?
それは哀愁ですね。
ブルースウェインも両親殺されてる。スーパーマンも自分の惑星壊されてる。その他の足に行きしのヒーローたちは、必ずどっか悲しみ抱えている。バリーアレンも母親を殺されてる。この部分がすごく大事で、なんかこの部分が映画版は軽い。確かに母親とのふれあいみたいのは描かれてましたけど、違うなぁなんか。
何より違うのは、アイリスでしょう。なんでハイスクールの友人なの。バリーは親父逮捕でそれまでどうやって暮らしてた?ここもNetflix版のように、ジョーに引き取られてアイリスと兄妹みたいにして欲しかった。DCのヒーローにしては、ちょっと明るすぎ。バットマンなんてダークヒーローなんだからあんな感じじゃないでしょ。それこそダークナイトのようなバットマンが欲しい。
と言う具合にかなりがっかりした映画です。
マーベルじゃないんだから、もうちょっとダークな感じを出して欲しい。
もう少し違う言い方すれば、葛藤が欲しい。
バリーはあんな感じじゃないよ。
あんなパティー野郎なんて全くの反対の人だよな。
それは、ユニバース違っても描いて欲しい。
残念ポイントですね。しかも、ダークフラッシュが弱すぎる。何であそこでだした??
DCはマーベルと違ってやり方さえ軌道に乗れば、マーベルなんか目じゃないのに。
ホント残念です。ユニバース関係も、DCのが多いんだからジャスティス・リーグにこだわらず、
それこそ前に書いた、アローバース映画化でいいんじゃない?
アローやスーパーガール、キャット、そしてスパルタンなどの脇役人。どれもバランスがいい。なんか、マーベルに対抗したいのか、バットマンとかスーパーマンとかヒーロー集めすぎ。
しかも何か陽気。もっともっとDCはダークな感じを出して欲しい。ソレこそがDCの作品で
楽しみである。
せっかく、Netflixで色々とアナザーストーリー描いてるんだからそれを流用しないと。
わざわざリブートしなくてもいいよ。
もっとも、フラッシュって色々な辻褄合わせに使うキャラ。ワーナーも人事異動で混乱してる模様
それに伴いDCもまだ混乱していくのかな?
凄い楽しい…
面白かった!というのは大前提で、まずはストーリーが酷い、というのは書いておかないと…。ヒーローのマッチポンプで物語が展開するというのは、もうアメコミ映画のほとんどがそれなんで今更文句を付ける気はないが、今回は特に酷かった!主人公の個人的動機による行動で本来存在しえなかったキャラクターたちが創造され、しかも無為に消滅させられるというちょっと許されない展開で、しかも一旦物語が収拾したあと、世界をまるごと滅亡させたに等しいくせに一件落着的な落ち着きをみせる主人公の倫理観に唖然とした。まあ、今作が長いサーガの序章であり、別世界線のバットマンやスーパーガールも次作以降でちゃんと救済される展開が用意されているのかも知れないが、だとしてもメチャクチャではある。しかし、そこを差し引いても凄い楽しかった。
とりあえず、途中でわりとしつこく繰り返される幻のエリック・ストルツ版『バック・トゥ・ザ・フューチャー』ネタが、まさか最後のティム・バートン版ニコラス・ケイジ『スーパーマン』の前振りギャグ(?)だったとは!にしてもティム・バートン要素が異常に押し出されているのは何なの?マーベルは全方位的にサービス振り撒いているけど、こっちはファミリー層そっちのけで完全に映画マニア、ファン向けにやってるとしか思えないんだが(嬉しい…)。『スパイダーマン』に倣っての前シリーズ含めてのユニバース化というのは分かるけど、同じシリーズから2人のブルース・ウェインを持ってくるとかメチャクチャだけど楽し過ぎる。『フラッシュ』の高速移動の演出もテンション高くて最高で、特にあの超能天気なスーパーグラスのブリットポップ、『alright』をBGMに別世界のバリー・アレンが高速移動でハチャメチャやらかす場面とか最高だった。スーパーガールも可愛いくてちゃんと強そうなのが良かった。なので、おバカで愛嬌のある別世界バリー・アレン、スーパーガール、それにもちろんマイケル・キートンと、これだけ魅力的なキャラを登場させておいて、これをそのまま無駄死にキャラとして使い捨てにはしないだろうと思うのだがどうなんだろう。そして今作を起点に今後はジェームズ・ガンもコミットしてDCが拡大していくとして、今作でかなり色々詰め込んでいたので、次作以降のハードル、相当高いよなー、とも思った。楽しみではあるけど、どう転がるか予測つかないな。
IMAX 必須、分かりやすいマルチバースと懐かしさと。
一度、通常シアターで観たのですが、何となく物足りなくて、IMAX で再観戦。
通常シアターでは画面サイズが小さいからか、ちゃっちく見えてしまったんですが、
画面がデカいと没入感とスピード感が全然違う。通常シアターで観てしまった人には
出来れば、IMAX でリベンジをお薦めしたい。
マーベルのマルチバースが先に出ちゃってるので、何となく後出し感があるけど、
とても分かりやすいマルチバースなので、私には、こっちの方が自然に見えました。
マーベルのマルチバースは超絶スパゲッティで、難しいし、
ディズニープラス入ってないと分からないし・・・。
バットマンや、フラッシュ、アローが大好きな私としては、
このまま DC に頑張ってほしいと思う。
そして、マイケル キートン、最高でした。
ノーラン、ベイル好きの私はダークナイトも大好きだけど、
バットマンって言ったら、バートンですよ、キートンですよ。
バットウィングって言ったら、満月ですよ。
立ち回りも当時を感じさせる軽快なアクションで、素晴らしかった。
随所に「クスっ」とするネタが入ってるのも嬉しかった。
体重聞いちゃうシーン、当時のヒロインが体重ごまかしたところを思い出した。
足ダン!で追っ払うのも、良かった。
ジャスティス リーグの今後に期待したい。
具が多い。
いろんなキャラクターを出すことは、とてもカンフル剤的で。ボガっと血糖値は上がるんだけど、その後ヘロヘロになってしまう感じで。
作品としてまとまっていればいいんですけどね。最近言われている「マルチバース」ってのはシリーズのことを指すのか、作品単品でも有り得るのかが、厳密にはわからないのですけども。
この作品に関しては具が多すぎて、途中で食べるの面倒くさくなったのが本音だし、味がブレちゃってる気もするし。
まぁ色々乗せたけど、まとまりが今ひとつ。
ベースになってるフラッシュ自体が面白かったから、もっとシンプルでも良かったんじゃないかな。フラッシュ2人だけではできなかったのかな、と思う次第。
雑多な小ネタも結構面白かったですし。少しもったいない気持ち。
途中までよかったけど、、、
子供の時に映画館で初めて観たマイケルキートンのバットマンが復活して感動しましたが、
途中からバッタバッタ仲間が死んでいくのがわけわからなくなっていきました😅笑
ラストは、
またまたジョージクルーニーのブルースウェインも現れて意味がわからなくなりましたね😂笑
孤独な世界の選択
The Flash
改変後の世界では、カル=エルは不在、人間社会はゾッド将軍の手により滅ぼされる
能力の特異性故に孤独を深めている、ダークフラッシュへ変化したことも、バリー自身が本来であれば能力を得ていた時系の直前に弾き出したことも、最後の決着を導いている
家族と崩壊する世界を天秤にかける、マルチバースものは括りを過去まで大きく拡げるので、最終的にはミニマルな着地が望まれるが、それはバリーが自分で決めたのだから、哀しみが深くなる。
DC版ノーウェイホーム
悪く無いのですが、
どうしてもNWHが頭をよぎる。
戦場のシーンなんかは、All you need is killかな
マルチバースとタイムパラドックスものを
ミックスして3で割ったようなものだと思った。
良かったところ
・キートンバットマンがカッコ良すぎ。
・謎のエリックストルツ推し。
・スーパーガールが可愛い。
・Cリーブ、Hスレーター、Gクルーニー
悪かったところ
・フラッシュの走り方がパントマイム
・フラッシュとスーパーガールにムキムキ腹筋スーツは似合わんなぁ
・移動速度が光速になったって過去には行けないだろ
・ノーラン版の要素はどこ?
・CGがヘボすぎる。
・CGがキモすぎる。
・CG人物が不気味の谷現象
・どうせならマークハミルも出せば良かったのに。
・出すならニコラスケイジじゃなくて歴代スーパーマン役じゃない?
・微妙なポリコレ対応
フラッシュなにも観てない状況でも
フラッシュなにも観てない状況でも面白かった。
ややブラックなジョークと、口を開くとうっかりKYな発言をしてしまい、反省会発動してしまう主人公像が共感しやすくずっと楽しんで観れた。
物語の着地も良いし、普通に泣いちゃった。
コミカルとシリアスのバランスやセリフの置き方もめちゃくちゃ良くって脚本良い。すごいってなった。
スーパーヒーローにありがちな話大きくなりすぎて
観てる方的にどうでも良くなってしまう感じがないし
強さのインフレをこうゆう風に解消するのか〜ってとこもすごい。
あと時空の狭間での嫌な時間評議会みたいなビジュアルも好き。
終わったあと、フラッシュポーズしまくって遊んだ。
細い小ネタなど、DCちゃんと観てないと分かんないとこもあったけど、ほぼ知識なしでも問題なしだった。
サプライズのオンパレード
確かに主役はザフラッシュだが、DCキャラが軒並みサプライズ的に登場するので、興奮度はMAXだわ。
ワンダーウーマン? ワンダーウーマンの3作目はどうなるのか? スーパーガールは本当に死んだのか? クリストファーリーブ?? ニコラスケイジのスーパーマン?
こちらもまたマルチバースの世界になっていくのだろうな。
マーヴェル映画よりこちらの方が俄然楽しみになってきたな。
でも主役のエズラミラーの不祥事で興業成績が悪い?らしい。 薬物やら不倫やら自殺?やら日本でもいろいろあって作品公開が難しくなる昨今。制作側にとってはたまったもんじゃないわな。
前半よかったけど・・。
DC作品はダークなヒーローが多い中で、フラッシュは明るいキャラなので、随所でめちゃくちゃ笑わせてくれるし、最後は人間ドラマで感動します。
映画『ザ・フラッシュ』吹替え版ジャパンプレミア試写会レビュー
「世界を、この映画が変える」。ずいぶん大げさなキャッチコピーだが、そう宣伝したくなるのが分かる出来栄えです。少なくとも、アメコミ・DCコミックスのヒーローが登場する映画の世界観を一新する作品であることは間違いありません。30年ぶりにバットマン役に復帰したマイケル・キートンに併せて、自身もバットマンの声役として30年ぶりに出演した山寺宏一も大いに興奮し、プレミア試写会で本作を熱く熱く語りかけました。
それにしても、いまハリウッドは「マルチバース」が大流行。別次元とか並行世界とか「もしも」の上に「もしも」を重ね、何でもありのやりたい放題なんですねぇ。
主人公はスーパーマンらと共にヒーローチーム「ジャスティス・リーグ」で活躍するフラッシュことバリー・アレン。冒頭、舞台となるゴッサム・シティで事件が起き、バットマン(ベン・アフレック)が現れる場面でいきなり心をつかまれた。超高速で移動できるが“ガス欠”にもなど、少し天然な主人公の特徴を笑いを交えて描きつつ、心躍るサプライズが用意されていました。
フラッシュことバリー(エズラ・ミラー:二役、 細谷佳正)は、ヒーロー集団「ジャスティス・リーグ」の一員として人助けに励んでいました。しかし一方で母親殺しの犯人にされた父親が獄中にいることが、心の重荷となっていたのです。
ある日超光速で走っいると時間をさかのぼり、自身の能力で過去に遡れると知ります。さっそく幼い頃に体験した母親のノラ( マリベル・ベルドゥ)の死という悲劇を防ぐために時間を遡ってみるのです。しかし、過去を変えて戻ろうとすると、過去を変えたことで元の世界に戻れなくなり、別次元の世界へ。そこでは、まだ能力を得ていない18歳のバリーに出会ってしまうのです。そして、スーパーマンによって倒されたはずのゾッド将軍(マイケル・シャノン)が復活して、地球は破滅へ向かっていました。しかし、この世界にはジャスティス・リーグは存在していなく、スーパーヒーローは誰もいませんでした。
ふたりのバリーは唯一存在を確認できたブルース・ウェインを訪ねてみます。でも、そこにいたのはよぼよぼの年老いた老人でした。その老人は語ります。バットマンは引退したのだと。
2人のバリーは、やさぐれていた元バットマン(マイケル・キートン、山寺宏一)の尻をたたき、なんとかスーパーマンのいとこであるスーパーガールのカーラ(マイケル・シャノン、橋本愛)を見つけて、協力を頼むのでした。
別次元に迷い込んだため、性格も容姿も異なる2人のバリーが行動を共にするのですが、演じ分けたミラーと吹替え版の声優・細谷佳正の表現力に感嘆しました。
この別次元にはスーパーガールのほか、マイケル・キートン扮するブルース・ウェインも登場。つまり約30年ぶりにバットマンを演じるのです。バットマン役を同じ作品でマイケル・キートンとベン・アフレックが演じるのは、なかなかあり得ない設定です。しかも片方は引退していたなんて、ヒーロー映画では考えられないことです。
そんな驚きと感動が絶えず押し寄せる中で迎える結末。これまでのヒーロー映画では勧善懲悪。とにかく悪役をなぎ倒して勝利することが定番でした。けれども本作で一番悪いのは、安易に過去に出向き、勝手に歴史をかえてしまった主人公なのです。そこがこれまでのヒーロー映画と違う点です。だからこそ迎えるバリーの、何度も何度も試行錯誤を重ねた果てに、時間を元通りにしようとする最終決断には泣けました。
DC作品はダークなヒーローが多い中で、フラッシュは明るいキャラなので、随所でめちゃくちゃ笑わせてくれるし、最後は人間ドラマで感動します。これまでのヒーロー映画とは一味ちがう、全てが詰まっている素晴らしい作品だと思います。
このラストシーンを見届けたなら、本作が起点となるという「DCユニバース」の今後が楽しみで仕方がなくなることでしょう。
最後にあっと驚く映像があるので、エンドロールで席を立たず絶対に最後まで見てほしいです!
何でもありの設定だけに薄っぺらな世界になりかねないが、変人バリーのキャラクターの立たせ方がうまく、しっかり見せるのはさすがハリウッドです。
DCの現状と今後の展望
個人的には割と好きだったザック・スナイダー統治下におけるDCEUシリーズだが、昨今のDC作品にてその内部事情が次々と明らかになり、なんだかんだでDC勢の作品的評価がイマイチなのも、そもそもの基盤がガタガタだったということで納得せざるを得ない。
今作においても、ジャスティス・リーグからまともに登場しているのはベン・アフレックのバットマンとガル・ガドットのワンダーウーマンのみ。
レイ・フィッシャーのサイボーグ、ヘンリー・カヴィルのスーパーマンは、少なくとも物語の展開上では不在である。
特にヘンリー・カヴィルの契約問題においてはDCの新代表となるジェームズ・ガンの強権的な立て直しの一環によるところが大きいと思われるが、逆に言えば、それまでそれまで野放しされてきた数々の問題を、ジェームズ・ガンが後片付けをしているという、ある意味気の毒な仕事をさせられているとも言える。
そもそも主演のエズラ・ミラー自身も色々問題を抱えている1人。
今作においては、延期後、俳優の差し替えなくエズラ・ミラー本人で公開されたが、これも罪状の程度に関係なく、考えさせられる問題である。
このあたりの話に関しては、高橋ヨシキ+柳下毅一郎+てらさわホークのYouTubeチャンネル「BLACKHOLE」でのザ・フラッシュ批評が非常に面白くて分かりやすかった。
才能の有無と人間性とのバランスとは…?
まあ、アメリカ映画ですね
私はアベンジャーズとDCの正しい線引きができない、というかほとんど観ていないので、ファンの方には申し訳ないのですが、金をかけて画面を派手にする(悪いとは思わないです)アメリカっぽい映画だなと。
(そもそも観た理由がユニクロの店舗受け取りでわざわざちょっと離れたショッピングセンターに行かないといけなくて、受け取りだけというのも癪だから、なんでもいいから今やってる映画を、というものなので文句はいえない。)
まあ、タイムリープものは考え始めると「その考え方おかしくね?」とか色々出てくるから、考えた時点でアウトですね。
あと、気になったのが、主人公は結局何をやったのかと。過去に行って帰って、バッドマンの中身が入れ替わってましたと。勿論、「過去はどうあがいても変えられない」という学びを持ち帰ったのかもしれないけれど、あの時間軸に取り残されたり殺されたりしたヒーロー・一般人のこと考えるともやもやが残る。
あと、バタフライエフェクトのこと知ってるなら、トマト缶の位置変えるのもご法度かと思うのだが。。。
まあ、この手の映画はこういう諸々すっ飛ばして、派手なアクションを楽しむべきなんでしょうね。
ただ、ダークナイトとジョーカーがストーリー性の面で面白かっただけに、ちょっと期待してしまうところも出てしまうわけで。
と、DCのことほとんど知らない人間の感想でした。
エズラの演技好き!
相も変わらずタイムリープとタイムリープ
フラッシュは初見だが、私の好きなワンダーウーマン(このネーミング何とかならんかね)のお仲間ということでみることにしたさ。
果たして久しぶりにガル様の勇姿が見られてちょい満足だぜ。映画もスリリングで面白かったね。
さて映画は、母を殺され、父はその冤罪を負う。両親を助けたいという切ない思いからフラッシュの特技である超高速移動を極限まで速くすることで、ついに時間の壁を超えるというアイディアだ。
まあ、ネタは単純だけど、過去をいじることの危険性を分かりやすく示してくれたね。
メタバースは絡み合ったパスタというのは、演じるマイケル・キートンのやさぐれ感と併せて笑った。
でも、どんなに過去をいじろうとも変えられない事実があり、特異点というそうだ。
いい考え方だ、無制限に過去を変えられたらたまったものではない。誰かの幸せは他の誰かの不幸であるはずだ。超人のプライベートな思いで勝手に変えられたくないね。
流行りのメタバースとタイムリープだけど、安易にこのアイディアに飛びつきすぎでは無いかなあ。
ドラマが浅くなってるのではないかと思うね。
せっかくのバットマンもホコリ被って飲んだくているしね。
でも、最後のシーンでは泣けた。(涙は出なかったけど)どこの世界に愛する人が失われる方を選ぶものがいるだろうか。使命感との葛藤は超人の宿命だ。そうだよ切ない思いを背負って闘うのだ!それが超人スーパーヒーローだ!
普通の青年ヒーローの描き方として大正解
今年観た映画でナンバーワン!
生涯においてもランキング上位に入るかもしれない、大・大・大好きな作品になりました!
いったいどこから感想を書けばよいのやら、好きなシーンが多すぎて、というか全編に渡って最高としか言いようが無いのですが、やはり冒頭の10分間(この10分というのもあくまで体感で、もしかしたらもっと長かったかもしれない)が本作のバイブスを決定付けていて、「ああ、私、この作品がすごく好きだ…!」と、心を鷲掴みにされてしまいました。
カフェでの店員とのやりとりから一瞬でバリー・アレンにキュンだし、
タイトルが出かけたところで一旦消されちゃうハズシにも笑えるし、
猛烈スピードで災害現場に向かうフラッシュの「スピード・フォース」の表現が、
き、き、き、気持ちいいーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!
あの高速移動の映像表現には、我々観客側も全身に電流が走るような快感があって、
ここで流れる音楽もめっちゃ好きでしたね…。(音楽も全編良かった!)
そこから繋がる、病院での赤ちゃん救出シーンは、今度は超スローモーション!
映画では見慣れたはずのスローモーションという手法によって、こんなにもフラッシュの「速さ」を感じさせてくれるなんて!
フラッシュの特性を伝えながら彼の活躍を見せてくれる素晴らしいシークエンスなのですが、ビルの上階から新生児たちが落っこちてくるという本来ならば目を覆いたくなるようなシーンを、まるで天井画の天使たちのように美しい光景として描いており、また、その光景をみたフラッシュが「ベイビー・シャワー」という赤ちゃんの誕生を祝う意味の言葉を発することで、彼の優しさや人を救う純粋な動機みたいなものが伝わってきて、フラッシュそしてバリー・アレンに沼落ち不可避でした(墓)
ジャスティス・リーグは未見で、フラッシュについては全くの門外漢だった自分がですよ…
この時フラッシュはセラピードッグも救出するのだけど、
最初は赤ちゃんもお犬様も命あるものちゃんと救う市井のヒーローの姿を描いたんだな、と思っていたのですが、エンドロールでこのセラピードッグが落下しながらも赤ちゃんをそっと抱きしめたりしている姿が描かれていて(その様子をフラッシュが後ろから見ていることが分かって)無事救助完了した時、看護師さんに「ジャスティスリーグは精神的ケアが苦手」と言っていたフラッシュが、自分の手を離れたところでも赤ちゃんたちの成長を見守ってくれるだろうこのセラピードッグが必要だと思って助けたんだー!と気づいたりもして。
「どうせ雑用係で…」とか小言いってるくせに、めっちゃ仕事するじゃん!(好/ハオ)
この後の全ての行動原理につながるバリー・アレンというキャラクターの、人としての魅力がぎゅーっと詰まってて、それでいてめちゃくちゃ楽しいフラッシュの活躍場面でもあって、虜にならざるを得ませんでした…。
救出直後のフラッシュの「タラ―ッ」って動きも可愛いし、それを受けての看護師さんのギャーーーーー!って叫びも笑っちゃうし。
この後に続くバットマンのバイクチェイスもかっこいいし(マントの動きや質感も大好き)、ワンダーウーマンの登場には否が応でもアガるし、マイケル・キートン版バットマンとスーパーガール、そして若きバリー/フラッシュとのバディ感も良きだし、最後のあの人の登場も驚きだし、語り出したらキリがないのですが…。
(マイケル・キートン版バットマンが、ロシアの要塞に月光に照らされ降りていく時の画面ルックも最高だった…)
若バリーの好きなシーンも数えきれないけど、
バットスーツを改造して初号スーツを自作する場面もよかったし(バットマンの耳切っちゃうとこも笑える)、電流ビリビリ作戦思いついた時の「シスの暗黒卿だー!」って叫ぶとこも可愛かった。(でもこのセリフが彼がビランに堕ちていく示唆となっていることが悲しくもあって…)未来バリーと2人で協力して戦うシーンも楽しかったなー。本作は、メインのアクションシーンが明るくて見やすいのもよかった!
これずっと一人二役で演じきったエズラ・ミラーさん本当にすごい役者さんだと思う…。コメディとシリアスのバランスの良さも素晴らしかったし…。めっちゃ笑ったし泣いた…。
144分という長尺でありながら長さを感じさせず、テンポよく駆け抜けていくフラッシュ主役映画らしい作りで、気づいたら2時間超ずっとスクリーン方向に前のめりになって浴びるように鑑賞しておりました。
マルチバースやタイムループものは散々見ているし、よくあるヒーロー設定で、
いってみればスパイダーマンと重なる「親愛なる隣人」的な存在なのですが、
中身は普通の青年である街のヒーローの描き方として、ぜーんぶ大正解だと思いました!!!
彼の最後の気づきと決断には嗚咽を漏らすほど涙したものの、(スパイダーマンほど)残酷すぎない代償もちょうどいい塩梅で、監督のキャラクターへの愛がビリビリ伝わってくる作品でした。傑作だー!!!!!
いい大人になってから、こんなにも夢中になる映画に出会えるなんて幸せすぎて、
映画の中でも言及される(なんなら随所にオマージュされる)BTTFを初めて観た幼少の頃の高揚感を思い起こさせられたような感覚でした。私もフラッシュと一緒に「あの頃の自分」に遡っていたのかもしれない。(過去が自分自身を円形に取り巻いて底なし沼のように落ちていく映像表現も新しくて好きでした。)
もっともっと何度でも、映画館で観たい作品なのに、かなりスクリーンが縮小されてきているのが残念だけど、上映が続く限りフラッシュに会いに行きたい。
<鑑賞履歴>
2023/6/17 IMAXレーザーGT2D 池袋グランドシネマサンシャイン
2023/6/24 IMAXレーザーGT2D TOHOシネマズ新宿
2023/6/28 DOLBY CINEMA 新宿バルト9
2023/7/1 IMAX2D ユナイテッドシネマ豊島園
全378件中、81~100件目を表示