ザ・フラッシュのレビュー・感想・評価
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DCユニバース、初の大成功!
「ザ・フラッシュ」については、とにかく面白いっていうことしか伝えられないよね。予告を観た時から面白そうだと思ってたけど、こんなに面白いと思わなかったよね!
今まで観てきたアメコミ系映画の中でも、ベスト5には入る面白さ。
何だよ、DC面白い映画作れるじゃん!
それもこれも、必要なことは映画の中で最低限ちゃんと説明される構図になっているからだ。オープニングミッションの中に①フラッシュがジャスティス・リーグに所属していること②世間でもそれが認知されていること③ジャスティス・リーグの他のメンバー④フラッシュの能力や能力の副作用⑤フラッシュことバリー・アレンの性格、という「映画を観る上で把握してなきゃならないこと」がきっちり入っている。
多分、過去の作品を観ずにいきなり「ザ・フラッシュ」だけ観ても置いてけぼりにされずに済むだろうと思う。
性格や立ち位置も相まって、元々フラッシュは他の作品でも割とコミカルなキャラクター。それを十分活かした「本人は真面目にやってるけど、何だかちょっとシリアスに乗れない」感じが絶妙に面白い。
母を死の運命から救い出す為、過去を変えてしまったバリー。元の時間軸に戻るはずが、過去のある地点に弾き出されたことで、同じ世界に自分が2人。
歴史通り過去の自分に能力を与えようとして、自分自身は能力のない「単なる未来から来た人」になっちゃう展開も面白いし、能力目覚めたてのヤング・バリーに翻弄されるのも面白い。
倒したはずのゾッド将軍から世界を救う為、普通のスーパーヒーロー物なら主人公がゾッド将軍と戦うことになるんだろうけど、今のバリーは知識はあってもただの人。戦う手札を揃えようと必死にジャスティス・リーグのメンバーを探さなきゃいけないのがフラッシュらしい「シリアスに乗りきれない」感じ。
ワンダーウーマンは手掛かりさえなく、アクアマンは生まれてない。バットマンだけは謎の存在ながらも一応みんな知っていて、何とか訪ねたブルース・ウェインは別人。いや〜、これどうするよ?の連発だし、状況に翻弄されるバリーがいちいち面白いのである。
作品は「ザ・フラッシュ」だけど、実質バットマン映画とも言えなくない。現在パートでバットマンを演じたベン・アフレックは今回が最後のバットマンらしく、だからなのかオープニングミッションでの活躍っぷりが凄いし、過去のバットマンは初代を演じたマイケル・キートンで、もうそれだけで映画ファン的に胸熱!
そもそも予告で「I'm BATMAN」って言ってるマイケル・キートン観たからこそ「ザ・フラッシュ」観に来たわけだからね!
過去のバットマンもオープニングに負けず劣らず、ド派手にバットウィングを登場させ、ヤング・バリーと同時に「マジか、かっけぇ」と心躍らせてくれるのだ!
他にも元々普通の人間であるバットマンが爆弾を駆使して異星人と戦うあたりが、「ジャスティス・リーグ」では完全に足手まといだったバットマンとは一線を画す出来映え。そうだよ、こういうバットマンが観たかったんだよ?!しつこいようだがやれば出来るじゃないかDCめ!
話をフラッシュに戻すと、改変してしまった世界はある時点で過去すらも書き換わり、違う世界として分岐してしまっている。その因果はもはや平行世界ではなく、色々な方向に絡み合うマルチバース。
母を助けたい、母の生きている世界を助けたいというバリーの思いとは裏腹に、その願いが足枷となりあらゆる世界が衝突し消滅しようとしている現実。
2人のバットマンが口にする「過去の傷があるから今の自分がある」という言葉、それを受け入れ、母のいない世界を受け入れたバリーに思わずホロリときてしまった…。
いつもコミカルなくせにズルい!
殆どの過去を変えず、たった1つ、トマト缶の位置だけを変えて父の無実を証明することだけは出来たバリー。相変わらずちょっと変人で友達いなそうなバリーに、これでビタースイートなハッピーエンドかな、というところで、現れたブルース・ウェインはまさかのジョージ・クルーニーですよ!
「元に戻ったんじゃないのかよ!」っていうね。今後のジャスティス・リーグってどうなんのよ?!と思いつつも、久々に観たジョージ・クルーニーがメチャメチャカッコいいからどうでも良くなっちゃった(笑)。仕立ての良いスーツで出てくるだけで「マジか、かっけぇ」なんだから困っちゃうよね。
何かほとんどバットマンの話しかしてないが、やっとDCがやりたかったユニバースの成功例を観られた気がする。マルチバースの中でスーパーマンになれたニコラス・ケイジも満足しているじゃなかろうか。
おまけにちょっとだけジェイソン・モモアも出てきたし、初めてDCの次回作が楽しみになったぜ。
俳優と作品は別物
劇場で鑑賞したのにレビューしていなかった事に気付いて、遅ればせながら。
主演のエズラ・ミラーが色々な問題を起こしたそうで、それが原因なのかどうかは判りませんが、前評判と期待を大きく裏切り、興行的には爆死状態だったそうですが、個人的には非常に良かったと思います。
元々、マンオブスティール、スーパーマンvバットマン、ジャスティスリーグと続く一連のDCシリーズは大好きで、その正史の続編に当たる本作にはかなり期待していました。(ワンダーウーマン」アクアマンのスピンオフもありますが、あればあくまでスピンオフとしてカウントしない事にしています。)
本作は、軽いノリのフラッシュが主役ということもあり、前作までの重厚な雰囲気では無く、冒頭からオチャラケ的な演出でしたが、悪ノリしているわけではなく適度なシャレッ気なので、個人的には好感を持てました。
スーパーガールやバットマンとの絡みも良かったし、途中で出てきたラスボスの正体も全く気付かず、最後までマルチバースを素直に楽しめました。
興行収入には失敗作と見られるのでしょうが、作品としては満足でした。
DCも久しぶりに見ようかなという気にさせられる
スパイダーバース2の投稿参照。
最初のベビーシャワーのシーンは掴みとして良過ぎる。
バットマンのパスタを使ったマルチバースの話が分かりやすい。
タイムスリップの件は勢いで押し切ってる感があるが許せてしまう。
ギャグなどの緩急もいい。
アメコミの中ではだいぶ当たりの方の作品なのでは?
エズラ・ミラーの演技が凄まじい
トム・クルーズが大絶賛していたそうですが、ヒーローもの、マルチバースものとしてはスパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームに軍配が上がると思います。マルチバースを扱うにしても合う世界観と合わない世界観があるので、例えばクリストファー・リーヴ版スーパーマンがジャスティス・リーグに加入するというのはイメージしにくく、キートン版とベール版、パティンソン版のバットマンに関してはスーパーマンやその他ジャスティスリーグの面々との絡みは馴染まないイメージなので、キートン演じるバットマンがすんなりマルチバースに馴染んだりスーパーマン捜しを手伝ったりという点には少々違和感を覚えました。
引退したバットマンが復活するという部分に関してはそこで一本作って欲しいなと唆られる点であり、またスーパーガールもほんの少し影があるので暗いトーンで独立した作品が観たい気持ちがあります。
そして作品そのものの評価とは別に、エズラ・ミラーの演技が信じられないレベルです。どう役作りしたのかまるで理解できません。フラッシュがマルチバースで別のフラッシュに会うというストーリーですが、同じ顔の別人が演じているとしか思えませんでした。これに関してはオスカーにノミネートされても驚きません。
ラストは思わず噴き出してしまいましたが、ハッピーエンドとは思えなかったし、これで終わりかは分かりませんがそうだとしたら残念です。ジェームズ・ガンの元に新たなシネマティックユニバースが展開されますが、同じフラッシュやスーパーガールがもっと観たいなと思いました。
3回見てもフラッシュの熱い思いと笑いあり涙ありの映画には。とても好きな作品でもあります!
DCコミックスとワーナーブラザーズが提供しているアメコミ映画でもあり
この先を輝かせる、事が映画としてのブームにもあるぐらいな作品でもあるため
フラッシュがブームに越えるようにするべくのナンバー1大ヒットで作られた映画でもあります!
では。なぜこの映画を作ったのかといいますと実はワーナーブラザーズは創立100周年を超えるぐらいに超ヒット作を作らなければいけませんでした。
そんな中で打ち合わせを重ねて重ねて決まったのがザフラッシュでした!
これが決まった瞬間全一同が手中して本格的なる指導を開始したのもありますし
この映画で最初の100周年を迎えるべく作品でもあることだけは確かにわかっておりました!
出演者が発表された瞬間にまず最初にフラッシュをやるとしたらバリーアレンをやるとしたら
やっぱりエズラミラーでしかないと思ったのはスタッフとしても完璧なる人でもあったからです
ドラマ版のキャストと違ってエズラは役としてのこだわりと細かく作る演出に見どころがあるからです!
そこがドラマと映画の違いでもあり映画ではより面白さを増やしたりアクションをかっこよくしたりするのが最高なんじゃないかと感じました!
完成してない映像を見たときに自分が思ったことが映像を見ている段階でこの作品は100周年記念にぴったりな一作目なんじゃないかと感じたし
感じただけじゃわからないためストーリーや物語の中心的なキャラクターを想像しながら見ていくとより良い楽しみが増えるかと思いました!
試写会ではお客さんの興奮と応援上映みたいな応援がたくさんありものすごく楽しませるイベントでもありましたね
そうじゃなきゃこの映画を楽しめないことでもあるし楽しまなきゃ損しないというのもあるので盛り上がりも大事ですね
エンディングとかもエンディング映像もラストシーンもまだ完成していないときでしたので完成した作品でようやくエンディングとかエンディング映像とかラストシーンも見れました
本当にラストシーンでサプライズ発表もありますます興奮しましたね!
それぐらいに100周年記念としてはこの作品を作ってくれたスタッフと撮影と監督とキャストと音楽と制作に感謝ですね!
ありがとうの気持ちがたくさんあるくらいに好きな映画でした!
3回見た中で3回目で一番好きなシーンがフラッシュが過去に戻るシーンですね
そこで母親と再会したのともう一人のバリーがいてそれがハチャメチャな
コメディー要素が高くなっていて笑いが止まりませんでした!
そしてフラッシュの衝撃なる真相に見ている人たちを涙する
感動の作品でもありました!
一番守りたい人とかを思い出しながら見て欲しいと思いました!
クライマックスは泣いた
CGの使い方
オマージュとギャグとオリジナリティのバランス
テーマ性
心を鼓舞する音楽
全てにおいてインディ・ジョーンズと好対照で、クライマックスは本当に泣けました。
マイケル・キートンだってかなりの年齢なのに、ちゃんとバットマンでした。
もちろんCGやスタントに置き換わってるところは相当あるんでしょうけど、それを気にさせない見せ方を徹底させていて、これこそが作り手の俳優に対する敬意だよなぁ、としみじみ。
ほとんど情報入れずに観たので、クライマックスの色んな展開に、本気で驚きの連続でした。
なんでこの映画があんまり、というか全然ヒットしてないのか。
まとまりはよかったですが、個人的にはやや消化不良
パスタでの説明はわかりやすかったし、またマルチバースかよとは思ったが一作でまとめるのはすごいと思いました。
ヒーローとして、シビアな決断をしたのもよかったです。
主演の一人二役の演技力もすごい。
でも、CG(あえて悪くしたとかいう噂も)や
将軍のかませ犬感、決着がつかないまま終わったのは個人的に消化不良でした。
序盤と走るとことかワクワクしたけど、あんま攻撃タイプじゃないからバトルの時はそこまで映えないのね…
4dxで見たから疾走感すごくてたのしかったです
あとは映画というよりDCのビジネス面においてのゴタゴタ感に疲れました。
ブルービートルはどうなるのか、、
新しいフラッシュ
エズラ・ミラーの演技力
「少年は残酷な夢を見る」「ウォールフラワー」でエズラ・ミラー君のファンになった折、本作のことを知り劇場に観に行った。(レビューは遅れたけど。)
肉体改造に取り組んで撮影に挑んだとの記事を読んでいたが、想像以上にいかつくなっていて驚いた。従来通りのマッチョなアメコミのヒーローだった。男の子達にもウケるにはあそこまで大きくならなくてはいけないのだろうか。大変。すっかり別人。
演技の方はさすがだった。オタクな感じや昔の自分と今の自分の演じ分け。それも、if の設定の異なる世界の、性格が全く異なる同一人物の現在と過去。結構難しい仕事だったと思う。
あとは特撮CGの世界がゴージャス。湯水のようにお金を使っていそう。冒頭の赤ちゃんが大量に空を舞うシーンはシュールだった。
エズラ君、今後はどうするのだろうか。デカイ体のままいくのかな…個人的な好みで言えば細マッチョに調整して欲しい…w。
鑑賞動機:評判10割
正直、「またそれ?」と思わなくもないけれど、終盤の展開は良いし、最後はマ?!ジ?!デ?!と飛び上がった。フラッシュのポーズがいちいちカッコよさよりダサさが上回ってるの嫌いじゃない。楽しいエンドロール好き。でも、これそのまま続ける気なの?
速いは強い
ほかのヒーローの冠映画でいちばん速いってことはフラッシュがいちばん強いのではないかという懐疑をもつことがあった。走り出すとみんな止まっているわけだから、なんでも細工できる。冒頭で高層ビルから障害物や危険物とともに落っこちてくる看護師と9人の赤ん坊と1匹の犬をストレッチャーにならべてはいどうぞってやるのはヒーロー映画とはいえすごかった。看護師さんがギャー形相で絶叫しているのは笑った。男の子的にも周りがぜんぶ止まる速駆けと物質透過があればうれしいかなと思う。
SFの禁忌で過去の自分に会ってはいけないとか過去を変えてはいけないというのがあるが、そこに踏み込んでくるプロットをもっている映画がさいきん多い気がしている。
エンドゲームとかノーランのテネットもそんな話だったと思うが、過去に行くプロットもあらかた煎じられてしまったので芸を加えてメタ化やセルフパロディをしたりする。それがノーウェイホームや本作だろうと思う。
過去演者ににわかなカメオ需要に生じることで懐かしい人が出てきて話題につながるし、71歳のマイケルキートンがバットマンを演じることで、メタ化は懐古と同時に年をとってもがんばるぞの応援歌にもなっていると思った。
フラッシュはほかのヒーローよりも笑いへ振っていてエズラミラーもそれにこたえている。シャイアラブーフみたいに紊乱でゴシップ誌をにぎわす人で逮捕歴もなんどかあるようだが、ウォールフラワーの上級生の役やファンタスティックビーストでの暗い役など器用な印象があり、ここでの自分自身の二役も精妙にこなしていた。他キャストではSasha Calleという俳優が演じたスーパーガールがしぬほどかっこよかった。ショートヘアとスーツのフィット感と暗いキャラクターがヒロインを新生させていたと思う。
いろいろ考えずに楽しめる映画だが過去に戻るという構造は二律背反であると映画は言っている。こっち側のブルースウェインもあっち側のブルースウェインも過去を変えればすべてが崩壊してしまうぞと注意している。なぜならブルースウェインは両親をころされてしまったことによる憎しみをバネにしてバットマンになったわけである。両親をころされなかったらバットマンにならなかったわけである。ブルースウェインがバットマンにならなければ他のこともいろいろ変わる。どこがどう変わるというようなことではなく、なにもかもすべてがバラバラに変わる──というのびのびたも知っているタイムトラベルの基礎知識を図解してみせている。
ただしブルースウェインはじつのところ現世が崩れるから注意したというよりは、今の自分をつくったのは過去だから変えてはいけないのだというヒューマニズムの見地から諭したわけである。
なぜそのように考えるのかというとコミックヒーローたちはマルチバースの住人だからだ。今じぶんはこの世界でこの人生をやっているが、ほかにも何通りものじぶんが存在して、あらゆるパターンの人生がパラレルに同時進行している──という理屈の上に生きているからだ。
バリーアレンが速駆けして世界を変えてもほかのチャンネルのじぶんに成り代わるだけのことだ。そういうことなら、実存に立ち返って、今じぶんがやっているこの世界とこの人生を、しっかり生きることのほうが重要だ──とブルースウェインは言いたいのだ。
が、バリーアレンに過去を変えると大変だぞと諭す一方で、強引に止めはしなかった。どのみちやってしまう奴はやってしまうのだし、それが巨悪でなければ起こりうることを、なすがままにすることもひとつの達観だからだ。だからこっちのブルースウェインもあっちのブルースウェインもバリーアレンにやんわりやめとけとしか言わないしそれがとても大人に見えたのだった。
結局バリーアレンは自分の思い出のなかに母親がいる現世を納得するまでに成長を遂げるわけだが、彼のいってみればわがままによる時代遡行で世界がぐちゃぐちゃになってしまったわけである。かんがみれば自分でひきおこして自分でまとめる話だった。とはいえ新旧スターが顔見せするメタはやっぱり楽しかった。
アンディムスキエティ監督はホラーのmamaで注目されITで立身した。WBは次々と気鋭の監督にしごとを振っているがDC作品やマーベル作品というのは巨大プロダクト過ぎるので監督の色が出るわけではない。だけどできない監督には振らないのでやっぱり王道な仕上がりをする。毎度ながらDCやマーベルのクオリティ保証はすごいと思った。
あとバリーアレンの与太友にDerry GirlsのSaoirse-Monica Jacksonがいたのがよかった。
出せばいいってもんでもないけどラストはグー!
正直スーパーマンは顔見せだけで終わってるのがなあ。やっぱ、フラッシュはドラマ版の人も出すべきだったよなあ。
とはいえ、ラストのジョージクルーニーはグッときたね!マイケルキートンはスパイダーマンでは悪役やったりと大変だったね。でもそしたら、クリスチャンベールも出して欲しかった。
スーパーガールもドラマ版とリンクさせた方がよかったような、、、
内容的には、マルチバースの世界はみんな死んでお終いなの?その世界線をおさえたのは少しモヤモヤ。
トマトの缶詰一個で人類滅亡まで世界が変わるのに、トマト缶の列を変えてバッドマンが変わるだけってのも、まあご都合主義かな?
マルチバースのバリーがアホすぎる設定なのもなあ、ちょっとわざとらしい。
でも、物語としては面白かった!
あ、あと、アクアマンはやっぱり悪役にしか見えない。このタイミングで「ワイルドスピード」に出たのは賢明だったのかな?
頼れるフラッシュ誕生!
MCUにかかりきりだった所、ようやくDCUも最新作に追いついた。
映画としてとても満足度の高い作品で、スーパーマンやバットマンに見た目も魅力も劣るフラッシュが最初から最後まで主役で、バリーの成長に入り込むことができた。ジャスティスリーグの中だと頼りないお喋り野郎だが、もう1人のバリーと一緒にいるととってもしっかりしている。人の成長って、環境の中の相対的な立ち位置で変わるものだなあと。それをとても上手く描いていたと思う。
母のいるバリーと母を失ったバリーの対比がまたなんとも楽しいような辛いような。
DCUとMCUのマルチバースは若干の設定が異なることも理解できた気がする。
MCUではタイムトラベルをして他の時間軸に影響を及ぼしても、自分の時間軸に変化はない(バックトゥーザフューチャーを否定した内容)。つまり過去を変えるとその時点から自動的に他の未来が分岐し、マルチバースの世界が1つ増えるといったイメージ。
一方DCUでは、過去を変えると現在とそのもっと過去にも影響を及ぼす。つまり時間軸の分岐は未来方向だけでなく過去方向にも進み、同時にあるべき現実の時間軸にも影響を及ぼしてしまうようである。
要するに、DCUの方がMCUよりタイムトラベル、マルチバースの設定が厄介ということがわかった。
実際、過去を変えて現実に戻ってくると、ブルースウェインが別人(ジョージクルーニー)になっていた!
ベンアフレックのバットマンが大好きだったので、今後は俳優交代?と少し寂しい気持ちにも。
ポストクレジットシーンでアクアマンはそのままであることがわかったので、スーパーマンやワンダーウーマンもそのままだよね?(そのままであって欲しい。ただガルガドットが好きなだけ。)
とにかく、フラッシュがDCUをいい感じに掻き回してくれたおかげで、今後も期待できるジェームスガンのDCUという感じ。そしてマルチバースやタイムトラベルの設定も明らかになり、DCUを理解する上でとても重要な作品となったと思います!!
今作初登場のスーパーガール、これだけでは勿体無いくらい素敵でした。
マイケルキートンのバットマンもとてもよかった。MCUでもDCUでも羽を着けて飛ぶ唯一の俳優ですね笑
No. 1282
お母さんの死を防ごうとしたら、地球滅亡の危機になっちゃった!!
私的には「ジャスティス・リーグ」より数倍楽しめました。
エズラ・ミラーの魅力に依るところが大きい。
地上最速の男フラッシュが単独で主役のDCコミックスの映画。
スピードスケートのようなスタートダッシュと、
走る姿は一瞬サラブレッドに見える。
殆ど一人二役で、しかも若い自分とちょっと年上の自分。
しかもその二人のバリー・ミラーが助け合う「バディもの」
エズラ・ミラーってこんなに芸達者!!だったんだ。
この映画の成功と面白さの50%以上はエズラ・ミラー演じる
2人のフラッシュ/バリー・ミラーにある。
自信がなくて優柔不断な社会人バリーと、無鉄砲で
怖いもの知らずの若者バリー。
髪型も表情も違ってまるで別人みたいでした。
それと年を経るに従って魅力の増したセクシー・バットマンの
マイケル・キートン。
はじめではバッドマンはベン・アフレックで、バリーの雇い主。
ところがタイムリープしたら元祖バットマンのキートンに!!
このマイケル・キートンの渋さ。
やはり私目、なんと言ってもマイケル・キートンには愛着が
染み付いてるので、最高に嬉しい。
変わりなくそれ以上にチャーミングです。
バットマンスーツが巨大ではち切れそうなベン・アフレックより数倍
カッコ良いよ。
ゾッド将軍(マイケル・シャノン)に対抗出来ると言ったらスーパーマン。
何とスーパーガール(サッシャ・ガジェ)が登場。
なかなかやるじゃん!!
過去にスーパーマンだったジョージ・リーヴスのアーカイブ映像や、
ノン・クレジットで金髪ロン毛のニコラス・ケイジが出てきて、
(えーッ、ニコラスがスーパーマン?と思ったらティム・バートン作ので
主役だったが完成せずに中止になったんだって!!)
そんな遊び心もチラホラ。
(ジェイソン・モモア(アクアマン)には気づかなかったけど。)
おまけにまさかの、セクシーガイのG・Cまでワンシーン登場。
正にサービス満点!!
そもそも時系列がぐちゃぐちゃになって地球滅亡の危機を
招いちゃった原因。
それはバリーが、無実の罪で収監されている父親の罪を
晴らすためとには、母親が殺された10数年前に遡って、
殺人を防ぐしかないと思ったためだった。
(それにしても、トマト缶には泣けた)
そしたら前述の有様になって、フラッシュ/バリーの大活躍が見れた訳さ
エズラ・ミラーは色々な問題を抱えてる人らしいけれど、
この映画、アクションシーンもめちゃめちゃ派手でも盛り上がるし
DCコミックスのヒーロー映画として、楽しくテンポも良く
最高でした。
様々な困難に見舞われたけど、もうちょっと評価されてしかるべき一作
「ヒーロー映画最高傑作」と前評判の高かった本作。主演のエズラ・ミラーが過去の言動により本作のプロモーションに参加できなくなるなどの問題が影響したのか、膨大な制作費と比較して現時点で順調とは言えない興行成績にとどまっています。日本ではほぼ同時期公開で、同じヒーローを扱った作品である、『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』が、半ば伝説となった前作、『スパイダーマン:スパイダーバース』(2018)を超える評判と興行成績を残していることが、本作の失速をさらに印象付けることになってしまいました。一部の映画ファンからは、前述の前評判に対して「誇大広告ではないか」という批判が起きたほどです。
では本作がヒーロー映画として期待はずれなのかというと、決してそのようなことはなく、既存のDCコミックから派生したヒーロー映画が、時に重厚さ、暗さを強調しがちであることとは対照的に、本作の演出、そしてエズラ・ミラーの演技は全般的に軽やかです。日本では時に滑りがちな英語圏のジョーク的要素も、きっちり笑わせてくれ、かつ物語の内容とも噛み合っていて、その手際に非常に感心させられます。
スピードを重視した演出も、「えっ、単にすごいスピードで走るだけじゃん」という予断と偏見を軽々と超える面白さです。マイケル・キートンのバットマンなど、DCコミック原作映画のファンであれば嬉しい仕掛けも盛りだくさんです。
やや結末の展開、そしてサッシャ・カジェ演じるスーパーガールの扱いにちょっと引っかかるものを感じなくもないけど、やはりこの迫力は劇場で観てこそ。そのため、ヒーロー映画は好きだけど厳しい評価に二の足を踏んでいる、という人には、是非とも上映期間中の鑑賞をお勧めします。
犬可愛かった
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