「DCの歴史を駆け抜けたヒーロー映画」ザ・フラッシュ keytonさんの映画レビュー(感想・評価)
DCの歴史を駆け抜けたヒーロー映画
「スーパーマン」・「バットマン」とアメコミの代名詞に覆われながらも超高速を持ち味にしたDCの重鎮キャラクター「フラッシュ」の初単独映画。
〈あらすじ〉
バリー・アレンは父親に科せられた妻殺しの無罪を証明するために猛スピードで約20年くらい時をさかのぼり事件の元凶である「トマト缶」をスーパーに買い出しに行った母親のカートにこっそり入れたことによって、母親の死と父親の汚名を回避することに成功する。
時間を元に戻す途中、何者かに攻撃され、現代ではなくバリーが18歳の時代にたどり着いてしまった。両親が健在なのを確認したバリーは安堵するが「もう一人のバリー」が現れることによって、自らの過ちとヒーローの限界に向き合うことになる...
2時間ぎちぎちに情報量と台詞が面白すぎて全く退屈しなかった。スクリーンの端から端まで目が離せなかった。通常版でも楽しめる作品にはなっていますが、IMAXやDolbyで観賞したほうが楽しめると思います。
特にフラッシュがタイムスリップする時の万華鏡みたいなドームのシーンは印象深かった。新しいタイムトラベルの表現でもあり、各ユニバースがつながっているとも表している描写でした。
主役のエズラ・ミラーさんでないと成立しないんじゃないかというくらい演技が素晴らしかった。一人二役で性格もほぼ真逆でありながら、全く違うバリーを演じていて見ごたえがありました。
しかしどうしても引っかかる部分があり、それは母親が空き巣に殺されたときバリーはどうして家を飛び出してしまったのかがどうも不自然。