帰ってきたヒトラーのレビュー・感想・評価
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ホラーよりもホラー
楽しめた! (๑´ㅂ`๑)
すごく面白かった!ムチャクチャ楽しめました。ヽ(^◇^*)/
◆原作未読でしたがテンポ良く進むストーリー良し。こんなにもバチ当たりな作品を本当に映画化するってスゲエと思いました。かなり攻めている映画だと思います。
◆タイムスリップした人が、投げ出された時代でのトンチンカン具合は、お約束なれど楽しい。
◆オリヴァー・マスッチのヒトラー、ネット上では似ていないとの声もあるけど、もちろん実物は存じ上げていないけど、本物ってこうなのではないかと錯覚する熱演。
◆一見コメディーのカテゴリーとされる映画だけど、実は痛烈な風刺映画。
◆原作を知っている人が言うには「ラストが少し違う」「ラストにエピソードぶっこみ過ぎ」らしいけど、映画としては上手くまとめていたと思う。
◆ラストはタイムスリップのSFの映画としてはかなりバッドエンド。世相の風刺映画としてはかなり考えさせられる(警鐘を鳴らしている)印象。
◆もし見に行くのであれば、ネット上で有名な「総統閣下シリーズ」を視聴してから行く事をお勧めします。元ネタの映画「ヒトラー 最期の12日間」ではなく、総統閣下シリーズです(笑)。
ちなみに推奨は
『総統閣下 クソ映画をレビュー』
『総統閣下 医師国家試験』
『総統閣下 ガルパン(または艦これ)』
をググってもらえたら良い作品が出てきます。
注目作品なのか行った回(6/19)は満席。観ていたみなさん大笑いしていました。行く事を検討されている方は、座席予約してからお出かけになる事をお勧めします。 (๑´ㅂ`๑)
今日本人が観るべき映画
日本のネットでも総統閣下シリーズで有名な『ヒトラー最後の12日間』の完コピシーンなど、コメディ映画として笑いを提供しつつ、どこか観客を不安にさせる作品。
「戦後70年。子供逹も歴史教育で聞き飽きている、そろそろ国民を信頼しては?」
局長のセリフからのエンディングでヒヤッとした。
社会風刺の傑作
過去とのギャップに戸惑うヒトラー。
最初は確かに笑っていた。
しかし中盤になると突き刺すような指摘、批判に引き込まれていく
そして遂に自身の存在を確立させ、新たなる親衛隊すら作り上げていく。
話の続きを観たいと思う反面、恐怖心もわずかにある
でも自分はやはり観るだろう
ドキュメンタリーとしても映画としても傑作である
小ネタとして『ヒトラー 〜最後の12日間〜』をパロディるのは卑怯である。
ゲラゲラ笑ったわ
深く突き刺さる
カリスマに酔った…
面白い。ヒトラーは小男ではない。
戦後70年経ち、ヒトラーを語るタブーも小さくなってきているのだろうが、この映画を撮れるのだから、ドイツはすごいな。
コメディーとしてかなり面白い。
ドイツでは料理番組が面白くいじれる何かがあるんですね。劇場のドイツ人たちもそこはすごくウケてた。
ヒトラーについてそう詳しいわけではないが、それでも相当な魅力的な人物だったのだろうとは想像ができる。
彼の演説で、爽快、希望、焦燥、優越、挑戦、を刺激されるのがわかる気になる。
環境が整いそこにヒトラーのような才能が現れれば、歴史は繰り返されるのだ。
今は1935年あたりと雰囲気が似ているのだろう。狭義のナショナリズムが刺激されるという意味で。劇中でもそんなことを言っていた。
ラストはとても良い。
ひとつだけ、違和感があった、ヒトラーは小男だと思っていたのだが。劇中のヒトラーは高身長ですね。
と思ってググってみるとヒトラーは175cmで、ドイツ人とはいえ小男ではないかな。
チャプリンの影響で小男だと思っていたと気づいた。
全国16館だけど、多少遠くても鑑賞お勧めです。
トランプは大統領になるだろうよ
日比谷のシャンテに久々に行く。
以前は、シャンテシネマだったが、いつの間にかTOHOシネマズシャンテになっていた。
午後1時にチケット売り場に行くと、1時50分の回は完売だった。仕方なく、次回4時20分のチケットを購入した(もちろん、事前に丸井のそばの大黒屋で前売り券を買っている)。
4時20分の回も満席…。
比較的、若い男性客が多かったが、中高年、その上の客もそれなりにいて、映画好きがチェックしているのを感じた次第。
さて、
笑いながらも、確かに教訓に満ちた作品である。
ドイツでは原作小説、映画とも大ヒットというのも分かる。
上下2巻の原作は、出てしばらくして買っていたが、上巻の3分の2ほどで読むのをやめていたのだが、原作とちょっと違う、ドキュメントタッチになっているような気がした。
独版マイケル・ムーアみたいな?
それが、日本人にも十分伝わる、示唆に富んで内容だと思う。
「ヒトラー的」なものは、常に大衆に支持され、結果、選ばれてしまうことがある…。
歴史は教える。
そして、眼前にその可能性は大きく広がっていると思う。
その時は来る、と思うんだが。
もう止められないね。
日本だけが、平和ということはかなわないだろう。
単なるコメディではない。今が当時の再来にならないことを願う
市中での撮影は、映画の撮影と言うことを隠して撮ったらしいので、その後映画として公開するときに了承を得られなかった人には、目隠しなどの加工がされています。
いや、でも、これが今のドイツの本音なんだろうね。それにしても、ヒトラーの格好で歩いていても、思ったよりも反発がないばかりか(一人、反発していた人は居たけど)、例のナチスポーズを取ったりしていて、ビックリしました。あの敬礼は、ドイツでは違法なはずなのに・・・。
翻って、我が日本の事に思いを馳せました。今の日本も、この映画で描かれたドイツの様に、過去を過剰に美化し、賛美する風潮を感じます。過去に学び、未来に生きる。そう言うことを、この映画から感じました。
いやぁ、それにしても、ドイツの本音。そうだろうなぁと思うところと、知りたくなかったと言う二つの思いがあります。
原作未読
ベストセラー小説の映画化。
ヒトラーが、現在にタイムスリップしてきたのを奇貨として、リストラされたテレビ制作者が街角インタビュー番組を制作する。
番組は、YouTubeで人気を博し、テレビ局はバラエティー番組へのヒトラーの起用を決定し、ついにテレビにヒトラーが登場する。ヒトラーの演説は、約1世紀前とはややずれたかたちで、大衆を魅了する。
最後まで笑えることがコメディーの条件というけれど、はたしてこの映画はどうなのか。そんな関心で最後まで観客を引っ張ってゆく。
街角インタビューは、劇映画の一場面として脚本をもとに俳優に対して行ったのではなく、本当に市井の人を相手におこなわれたものを編集したように見える。現在のドイツ国民の政治に対する不満を聞いた「フィクションのヒトラー」が民主主義はいまだドイツに定着していないという感想をもらす。このような演出が継続することで、観客は劇映画と現実の境目がわからなくなる。それだけにエンディングが心に軽くない負担をもたらす。いい映画です。
主人公のテレビ制作者の恋人になるテレビ局の受付の女の子(トップペーヒトラーと並んでる子)がエロくてかなりかわいかった。
超問題作。
ブラックな終わり方で…。
歴史は繰り返す?
本物そっくり⁉︎
突如、煙とともに現代に現れたヒトラー。
街ゆく人に怪訝な顔をされながらも、威厳を保ちながら悠然と歩く姿に感心しました。
お笑い芸人と勘違いして、『ハイルヒトラー!』と叫ぶ人々。
そんなユーモア溢れる街中で、無表情に堂々と歩くヒトラー。
そんな姿に、始めは偽物と笑っていた人達も、本物なのかもしれない⁉︎と疑い始めるのでした。
足にまとわりつく犬を、銃で撃ち殺してしまうシーンには驚きましたが、彼の独裁的な人柄を感じる一幕でした。
YouTubeやテレビ番組にも果敢に出演し、人々の心を鷲掴みにしてゆくヒトラー。
やはり、独裁者ならではの魅力をドイツ人はどこかで感じ取っているのかもしれません…。
現代の伝達機器を通じて、己を宣伝しまくるその姿はやはり独裁者だった頃の面影を感じます。
しかしながら、今の時代に彼ほど説得力のある人がいないのも事実。
アメリカの大統領候補であるトランプさんも、ヒトラーに似通っている部分はありますが、ここまでハチャメチャな姿はなかなか…。
彼がこの世で成し遂げたかったことは何か?
そして、また元の世界に帰ることが出来るのかにも注目したいところです!
シリアスな社会問題をコメディで
なるほど!!問題作です。
「ヒトラーが現代で本人ソックリさん芸人に?!」
ってイメージだったので、もっとコメディ色が濃い作品かと思っていましたが(大衆が喜ぶ姿に高揚して、自ら一発芸「ハイル!ヒトラー!」を繰り出す的なww)
本作では、ヒトラーはあくまでもヒトラーでした。
その極端な価値観に、ブラックな笑いが生まれるという構図。
瞬く間にYouTubeで人気者になり、Twitterで拡散(笑)
TVでも人気者になるのですが…
TVで公共の電波にのるという事はYouTubeやTwitterとは違う訳で、局側はタブーを破る決断が必要。
ところがその英断の裏側にあるのは、単なる個人の出世欲で、ヒトラーを利用しているだけ。。
このへんからが実に見事でした。
現代のドイツが抱えている問題が浮き彫りになればなるほど、ヒトラーが“現代”にあらわれた恐ろしさが増します。
もちろん、お堅い映画ではなく、笑いもキュートなラブもあるので、多くの人に観ていただきたい!
(→実はこの要素が鑑賞後ボディブローのように効いてくるのだが)
しかしこれ、ドイツが作った映画ですよね?
凄い!!
いや。逆にドイツでない国が作ったら、それはそれで問題か(^^;;
結論。女は怖いね。
『顔のないヒトラーたち』をネットレンタルで予約しているのですが、早く観たくなりました。
腐敗した民主主義は、強力なリーダーの専制政治に勝るのか?
第二次世界大戦中、追い詰められたヒトラーは自殺を試みる。しかしふと目を開けて見ると、そこは現代のドイツだった!
誰も「ハイルヒトラー」と、ナチス式敬礼を叫ばない世の中に違和感を感じながらも、卓越した観察眼で事態を把握し、馴染んでいくヒトラー。
そして、ひょんなことから「ヒトラーそっくりさん芸人」としてテレビに出始めます。街頭演説でしかメッセージを発信できなかった当時と比べ、現代にはテレビ、インターネットという媒体がある。そんなことに感動しながら、ドイツ富国強兵について語るヒトラー。最初は笑っている観客も、そのカリスマ性にどんどん引き込まれて行く。民衆の心を掴むことにかけては、やはりヒトラーは天才。そして政界からお呼びがかかったヒトラーは……。
原作はヒトラーの一人称で、「あぁ、ヒトラーってこんな風に考えるかも?」とニヤリとさせる心理描写が秀逸です。原作は、風刺の効いたブラックコメディといった感じですね。しかし映画では、ヒトラーの格好をした俳優さんが、街頭でドイツ国民にインタビューをします。
「今のドイツの問題点は?」って感じに。
移民。イスラエル人……、とリアルに答えるドイツ国民に、ラストへの伏線を感じます(てか、ラストでそのことを思い出して鳥肌が立ちます)。そして「政治への絶望」という言葉に、ショックを受けるヒトラー。
議会の腐敗や、民主主義によって責任が薄まっている世の中、誰が歴史に責任を取るのか?強力なリーダーの不在等々を嘆きます。
映画はファンタジーな部分と、ドキュメンタリーの部分とを、上手い具合にミックスさせながら、原作よりも強いメッセージを観客に投げかけます。
しかし本作の一番面白いところは、今までの「独裁者としてのヒトラー=単独犯」的な切り口ではないということでしょうか。
ヒトラーは、自分のことを歴史に責任がとれる、強力なリーダーであると自負していたかもしれません。しかし、ヒトラーは選挙で選ばれているんですよね。つまり、ヒトラーの言葉に、多くのドイツ国民が賛同したということです。ヒトラーは選挙演説で、ドイツを強い国にする為に、ある民族を排除すると言っていましたから。
さて、誰がヒトラーを作り上げたんでしょうか。責任の所在は?
あぁ、書きすぎました!すみません。
今年に入って観た映画の中で、一番面白いです。ラスト、鳥肌が立ちます。なるほど!本作の言いたいことは、こんなに厳しいことなのか!と。
そして、こんな映画が制作できるドイツが凄い。と、邦画の戦後70年作品を思い出して考えました。
ぜひ、ご覧ください!
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