「ストーリーはぼちぼち、撮影手法が安っぽい。」帰ってきたヒトラー Kenty Michaelさんの映画レビュー(感想・評価)
ストーリーはぼちぼち、撮影手法が安っぽい。
初鑑賞はコロナ禍。
かつてヨーロッパを恐怖に陥れたアドルフ・ヒトラーが現代(2014年)に甦ったら?というストーリー。
第一に、コメディだからなのか、配役ミスなのか、ヒトラー役のオリバー・マスッチ氏が全く似ていない。話し方は確かに本人そっくりだが、顔が全く似ておらず、これヒトラーか?と首を傾げる。
第二に、カメラの撮影手法が安っぽく、SFというよりドキュメンタリーのようになっている。実際にドッキリ企画のように、撮影時は当然俳優のオリバーがドイツの市民に話しかけていたようだが、それでもSF感は出してほしかった。
ヒトラーが現代に復活したら?というストーリーは奇抜で目を引かれた。現代の人々はヒトラーに対する恐怖心が薄れてきており、ドイツや世界に独裁政権がいずれ、もしくは再び誕生してしまうかもしれないという警鐘を鳴らしているようだ。
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