劇場公開日 2016年6月17日

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「惹きつけられる、危うさ!」帰ってきたヒトラー 空猫さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0惹きつけられる、危うさ!

2016年10月19日
iPhoneアプリから投稿

ドキュメンタリーとフィクションが混在する編成なのですが、それが最初わからなくて、ドキュメンタリーチックに撮影しているのだと思って見てました。途中から、あれ違うと、融合した世界にひきこまれて、ヒトラーに正当性を見出してしまいそうな怪しい感覚に。
フィクション部分があえてステレオタイプに描かれているのは、これにリアリティを持たせることがマジで映画としてヤバくなっちゃうから、バランスをとったのかなーと想像。
後半になるにつれて本当に笑えなくなる。むしろドキドキしてきました。現代の、我が身の問題として、民主主義の脆弱性を突きつけられるような思いに至り、ちょっとナーバスになりましたとさ。

空猫