ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出のレビュー・感想・評価
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私の心は彼らと共にある
凛としたエリザベス2世( リリベット )を、美しい瞳が印象的なサラ・ガドンがキュートに演じる。
自らを「 P2( 2nd Princess )」と自己紹介するマーガレット王女をベル・パウリーが演じる。
実際には王女達に総勢16名程が同行した、との記載文を目にしたが、どうだったのでしょう。
主演サラ・ガドンの圧倒的な透明感と、戦勝ムードに沸くトラファルガー広場の映像が印象に残る。
BS -12 を録画にて鑑賞 (字幕版)
エリザベス王女、可愛くてカッコ良い
ローマの休日みたいで面白かったです!
妹探しばっかりでお姉ちゃんはほとんど楽しめなかったけど、最後にジャックと踊ってる時は楽しそうで良かった。
身分を明かしてジャックを助けるところと、その後彼と和解出来たのは良かった。こういうシンプルなハッピーエンドは好きです。
現実的な話
「ローマの休日」は自由でワクワクした気持ちでいっぱいでお姫様に自分を重ね合わせて夢のような疑似体験が出来て切なさいっぱいだったけど、こちらはまるでなし。
エリザベスはこの一夜のほとんどを心配な思いで過ごしたのがかわいそう。
後半ダンスのシーンでエリザベスの心からの笑顔が見られてホッとした。
もぅマーガレットだめだよもぅ。
これは自分を重ねられないし重ねたいとも思わないなぁ。
外に出てもまだ身内に振り回される姿に憧れる人はいない。
夢物語のようだけど現実的な話ということで。
外出は一人に限る。
かわいい
英国エリザベス女王のお忍び散策。
思い出すのはローマの休日。
一夜のうちに起こるドタバタ劇や、劇中描かれる国民と、国民からの愛を受けている王室、混乱期にある社会情勢の中でも生きる人々と複雑な情緒溢れた映画だった。
身分を明かしたときの周囲の反応と女王の威厳も、面白い。けれども一個人として一人の少女のかろやかさも描かれていて好感が持てた。
歴史の端のほんの小さなエピソードとして十分に楽しめた。
お姉ちゃんは心配性?
と言うわけでもないけれど、妹姫が自由すぎ!w
彼女を追って物語は進んでいくのである意味彼女のおかげ、ではあるのだけれど。
実際にはマーガレット姫がローマの休日のモデルと言われて悲恋を経験しているんですね。
主役はエリザベスですが、彼女を通してみた世界にいろいろ考えさせられた気がします。
戦争はよくないことだけれど国だけでなく戦場となった国の人々、戦地に送り出した人々、そして実際に戦った人、それを知ってはいるけど遠くで見てただけの人。
全てにいろいろな見方と思いがあるのだなと。
当たり前ですが終わってよかったね、ではないのだなと。
ダンスのシーンで今まで厳しい顔をしていたエリザベスがただの一人の少女となった瞬間。
嬉しそうに楽しそうに踊る姿がとても美しく、故にその後本来の自分が進むべきに道に戻った瞬間に勝手に切なさを感じました。
けれど最後のシーンでスカッとさせられた!
なんだかいまのエリザベス女王に繋がるのがわかるようでw
そういえばあの広間で老齢のゲイカップルがいたと思うのですがあの時代にはまだソドミー法がありますよね。
それでも、あの夜だけは喜びをあの場でわかちあいたかった、ということなのでしょうか…。
当たり障りなく
王女姉妹の一夜の冒険物語。
取り立てて目を見張るような大冒険ではないが、王室と庶民の暮らしの違いを考えれば、ある意味大冒険となるのかな。
多少のフィクションがあるとはいえ、王室の話であることを考えれば、それだけでも観る価値はあるかな。
映画の魔法をまぶした金平糖の甘さと愛らしさ
エリザベス女王Ⅱがまだ若い娘時代、終戦と勝利を祝う記念の夜に、宮殿の外へ抜け出し、一人の女の子として夜の町を冒険する。そしてそこで知り合った青年と、身分を隠しながら距離を縮めていく。予告編では「ローマの休日」に例えられていたこの物語。確かに共通点がある。
ちなみに史実に基づいているとのことだが、どこまで史実に忠実かは分からないし、次第にそんなことはどうでもよくなってくる。この映画は、女王の若い頃の記録を紐解きたいのではなく、キュートなラブストーリーを描こうとしているのが歴然としているからだ。随所にちりばめられたユーモアは、映画の魔法がかけられたフィクションのそれ。史実にはこだわっていないのがわかるし、それで構わないと思う。
映画はとてもコミカルで、バックに流れるビッグバンドジャズの響きのように軽快だ。洒落が効いている、と言っても良い。映画のスタイルは全然違うのに、まるで50年代ハリウッドのロマンティック・コメディを観ているような気分にさえなる。コントみたいな強引なジョークも少なくないが、映画の魔法がきちんとかかっているので、洒落として成立している。実に好ましい。
映画は97分の短さで、描かれるエピソードもたった一夜の小さな冒険だ。それ以上は何もない。しかし、小粒で甘いキャンディのような愛らしさと懐かしさがある。食べ応えのある高級料理もいいが、こういう小粒なお菓子も映画に必要な栄養だ。
また、ヒロインを演じたサラ・ガドンがとにかくチャーミングだ。口元に特徴があるアヒル顔のファニーフェイスだが、愛嬌があって可愛らしい。彼女の輝きで、映画がますますチャーミングになる。てっきりイギリスの女優かと思ったら、カナダの女優らしい。
それにしても「クィーン」しかり、英国は王室を映画化にすることに極めて寛大だと思う。日本の皇室の裏側を史実に基づいて映画化・・・なんてまずないだろうに。
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