ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出のレビュー・感想・評価
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若きエリザベスが凛として清々しい異色の歴史ドラマ
史実を彩るエピソードに、若干の脚色を加味した歴史ドラマの佳作。オスカー受賞作『英国王のスピーチ』はジョージ6世が「開戦」を宣言するラジオ放送を行うところで幕を閉じたが、それから6年後にあたる本作では、同じ英国王がラジオで、今度は「勝利」を宣言する。その放送を宮殿内ではなく外で、一般の民衆と共に受け止めたいという若きエリザベスの願いもあって、彼女と妹、それに従者たちはお忍びで外出を許されることに・・・(これは有名な史実)。外の生活と人々の熱気に翻弄されるエリザベスは、さながら不思議の国に落下したアリスのよう。後の女王へと成長する彼女が次第に凛とした表情を獲得している様が清々しく、頼もしい。
ちなみにルパート・エヴェレットは、『英国王のスピーチ』のコリン・ファースと名作『アナザー・カントリー』にて共に名を馳せた名優。彼らが別々の作品でそれぞれジョージ6世を演じているところにも、キャスティングの”遊び心”が感じられる。
リリベット
私の心は彼らと共にある
凛としたエリザベス2世( リリベット )を、美しい瞳が印象的なサラ・ガドンがキュートに演じる。
自らを「 P2( 2nd Princess )」と自己紹介するマーガレット王女をベル・パウリーが演じる。
実際には王女達に総勢16名程が同行した、との記載文を目にしたが、どうだったのでしょう。
主演サラ・ガドンの圧倒的な透明感と、戦勝ムードに沸くトラファルガー広場の映像が印象に残る。
BS -12 を録画にて鑑賞 (字幕版)
おい!マーガレット!
1945年5月、日本ではまだ戦争中だけど、イギリスでは戦争が終わり、街は祝勝気分で盛り上がる。その市民の大騒ぎの中に、護衛付きとはいえ、王女2人がお忍びで入っていくとは。フィクションだとしても、危なすぎるー。そして、次女マーガレット王女はどんどん好き勝手に行動するし、護衛はてんでダメだし、エリザベス王女は振り回されっぱなし。
あまりにマーガレット王女が破天荒で、驚いた。まだ15歳くらいのはずなのに、酒は飲むわ、ナンパにホイホイ引っかかるわ、王族なのにこんな風に描かれるなんて、人気ないのかな。と思ってwikiってみたら、なるほどそういうことか!
さほど面白い内容ではなかったが、ロンドンの街や、バッキンガム宮殿や、王女の衣装がとても素敵だった。
BS12の放送を視聴。
またまた韓国ドラマのせいで久々の映画、新年初かな。愚息が受験のため...
フィクションがフォーナイン‼️❓
かなり着色しているのかな?
エリザベス女王の実話に基づいたお話。 ヨーロッパ戦勝記念日の夜、エ...
エリザベス王女、可愛くてカッコ良い
ローマの休日みたいで面白かったです!
妹探しばっかりでお姉ちゃんはほとんど楽しめなかったけど、最後にジャックと踊ってる時は楽しそうで良かった。
身分を明かしてジャックを助けるところと、その後彼と和解出来たのは良かった。こういうシンプルなハッピーエンドは好きです。
王女の冒険の旅
現実的な話
「ローマの休日」は自由でワクワクした気持ちでいっぱいでお姫様に自分を重ね合わせて夢のような疑似体験が出来て切なさいっぱいだったけど、こちらはまるでなし。
エリザベスはこの一夜のほとんどを心配な思いで過ごしたのがかわいそう。
後半ダンスのシーンでエリザベスの心からの笑顔が見られてホッとした。
もぅマーガレットだめだよもぅ。
これは自分を重ねられないし重ねたいとも思わないなぁ。
外に出てもまだ身内に振り回される姿に憧れる人はいない。
夢物語のようだけど現実的な話ということで。
外出は一人に限る。
かわいい
英国エリザベス女王のお忍び散策。
思い出すのはローマの休日。
一夜のうちに起こるドタバタ劇や、劇中描かれる国民と、国民からの愛を受けている王室、混乱期にある社会情勢の中でも生きる人々と複雑な情緒溢れた映画だった。
身分を明かしたときの周囲の反応と女王の威厳も、面白い。けれども一個人として一人の少女のかろやかさも描かれていて好感が持てた。
歴史の端のほんの小さなエピソードとして十分に楽しめた。
イギリス好きには楽しい♪
イギリスが好きな人は、とても楽しく観ることができると思う。私は昔、イギリスに住んでいたので、イギリス英語の響きが好きだし、ロンドンのトラファルガースクエアなど懐かしく、わくわくした。
英語は、上流階級の人の発音と、一般人のロンドン訛りの英語と比べることもできる。20世紀半ばのファッションもステキ。
ストーリーは、ハートウォーミング。
街に出かけたたった一晩の話。
それでも、あきることなくテンポも良い。
ハッピーな気持ちで観ることができる映画。
イギリス人の多くが、ロイヤルファミリーを愛しているんだということが伝わる。家に王室の人たちの写真を飾ったり、王室の記念マグカップを使っていたり、日本の皇室との距離感とは、全く異なる国だ。
フィクションではあるが、最後のシーンは、自由が少ない責任を負うエリザベスの一生の中で、キラキラと輝く想い出になるんだろうなぁと思った。人は、小さな幸せな想い出を胸に抱き、たまに思い出すことで、頑張れることもあるから。
女王も1人の女の子
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