獣は月夜に夢を見るのレビュー・感想・評価

56本目。
情報入れずに観に行ったんで、あーそういう映画なんだぁって感じ。
自分だったら、どっちだ？
彼女に罪はない訳で。

ミステリーになると思うんですけど、変に煽ったりせず好きです。
アップの使い方が特徴的で好きです。

2016年20本目の映画鑑賞。
北欧の小さな漁村を舞台に、
恐ろしい獣に変貌してしまう恐怖と葛藤する少女が描かれてます。
人間が狼に変身するのですが、
この映画では女が狼に変身するので、
狼女になります。
どうしても狼に変身するのは男のイメージが強いので、
ちょっと違和感がありました。
主人公マリーを演じるソニア・ズーは、
シアーシャ・ローナンに似てるなと思いました。
残虐描写は控えめで、
クライマックスの船上も普通で、
ホラー映画で観ると物足りない内容となってます。

主人公の家系がなんでそうなっているのかがもう少し深く堀り下げて欲しかったです。

予想外に面白かった
どんな展開になるか？
内容もきつすぎず、登場人物も魅力的でした。
ある意味、田舎は都会よりも怖い・・・が如実に示される逸品です。
全編釘づけ状態でした。
なぜ評価が悪いのか？
疑問です。

一言でいうと残念。

ぼくのエリのような儚げな美しさ・せつなさを期待してたけど、それには到達せず。
ホラーならその路線、ミステリーっぽさを出すなら、そちらの方向で…ともう少し掘り下げてくれてたら納得出来たのかもしれない。

全体的に突っ込みどころ満載というか突っ込み以前の問題で、何故そうする？何故そうなるの？何故？なぜ～～と、いくつもの何故を放置しっぱなしで、ある意味放置プレイ映画でした。
中途半端感が残る…

ヒロインが魅力的。苦悩をもっと描けたと思う。相手役のも。もっと面白くできたはず。

ノワールなのかなと思ってたんだけど、どちらかと言うとホラーだったんですね。
観たかった部類の映画じゃなかったけど、心霊的怖さから最後はモンスター映画にシフトして、ハラハラドキドキ十分びっくりしたので観てよかったです。

面白かったです。

北欧デンマークの寒々しい漁師町で起こる悲しい恋愛ホラー映画。
こういう題材に北欧の海はばっちりあてはまる。無機質にデザインされ統一された街並みと気だるい雰囲気の工場労働者達。大好きです。
この夫婦の生い立ちと、種族の出生の秘密も少し織り込んでもらえると更にのめりこめたんだけど…な。

ダンサーインザ 僕のエリ。
も少し主人公が悲惨な目に合っていたら3.5 になったかも。ハリウッドリメイクで駄目駄目フラグがみえる。
パパが本田圭佑に見えるのはわたしだけ？