獣は月夜に夢を見るのレビュー・感想・評価
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狼女Danishだね!
起承転結の『転』までは、予め題名から理解できるけど、きちんと『承』の部分が説明されぬまま『転』を迎えてしまっている。つまり、映画は結末のみが気になる映画になっている。そして、それが
その後の事を全く考慮しない出鱈目な話にしてしまっている。だから、
主人公の女性に全く感情移入出来ない。主人公ばかりでない。全ての登場人物が出鱈目な奇行を繰り返し、起こるべくして起こる事件に過ぎない。まぁ、男から見た女性に対する男社会の矛盾点をアイロニーしているのかも入れないが、こんな出鱈目な話でなくても、デンマークと言えば『ハムレット』であり『尼寺へ行け』と恋い焦がれる『オフィリア』を破滅に追いやる様な男社会。そう言った伝統は中世の時代の作品で理解出来ているハズだ。こんな作品で改めて説明されぬとも、女性は男に虐げられている。しかし、デンマークって、本当にそんな国なのだろうか。自虐的過ぎる。
日本人には理解出来ないだろうな。だから、カンヌ国際映画祭取れても不思議無いと思うよ。
【”原題:WHEN ANIMALS DREAM"北欧にはダークファンタジーの良作が多数ある。ソニア・スールの身体を張った演技と共に北欧ダークファンタジー&ホラー映画ここにあり!と感じた作品である。】
■美しい海岸沿いの村で、父(ラース・ミケルセン:北欧の至宝と言われるマッツ・ミケルセンの兄。そっくりです・・。)と病気の母と暮らす少女・マリー。(ソニア・スール)。
ある日、マリーは漁業の加工職場で出会ったダニエル(ヤーコブ・オフテブロ)と恋に落ちるが、時を同じくしてマリーの乳房に奇妙な痣が現れる。
マリーは体の異変と母の病気について調べ始めるが、そこには父が隠していた悲しい秘密が隠されていた。
◆感想
・マリーを演じたソニア・スールの透き通るような白い肌。その乳房に徐々に表れる奇妙な痣。そして、家の中には車椅子で過ごすモノ言わぬ母。
母の病について、口を閉ざす父。(ラース・ミケルセン:矢張り、佳き俳優である。)
・母の主治医ラーセン医師も、秘密を知っているが、ソニア家で何者かに襲われ、命を落とす。
・マリーは職場でエスベンを筆頭にした嫌がらせを受けるが、心優しきダニエル(ヤーコブ・オフテブロ)に想いを持ち、耐えるが・・。
<今作は、北欧系のダークファンタジック&ホラーの伝統を引き継いだ作品である。
マリーを演じたソニア・スールの透き通るような白い肌が徐々に変化し、獣の剛毛が背中に生えるシーンや,”敵”を瞬殺するシーンは印象的である。
多少、分かりにくい部分があるかも知れないが、私は全く気にならなかった。
ソニア・スールの身体を張った演技と共に北欧、ダークファンタジー&ホラー映画、ここにあり!と感じた作品である。>
徐々に毛深く・・・
医者にかかるマリー。胸の上の発疹のようなアザが気になっていたのだが、爪の先や歯茎も丁寧に調べられる。そして、自分では徐々に毛深くなってきていると感じていた。
単純なストーリーだけど、港町の寒々とした暗い雲や、荒涼とした大地が妙にいい映像になっていた。狼男ならぬ狼女の哀しき人生。月夜になるとついつい人の首に咬みついて殺してしまうのだ。
ダニエル(オフテブロ)と恋に落ち、病気が発症する前に抱いてほしいと懇願。初めてのセックスなんだろうけど、抱かれているときに背中に毛が生えてくるのはゾクゾクさせられた。終わり方も中途半端だけど、雰囲気がある映画だった。
予想通りというか想定内というか
その先がどうなるのかみたかったけど、結局顔にが生えた程度でおわってしまった。
喉笛に食らいつくシーンもほとんど暗くてハッキリしないし。
デンマークは島国でもあるので海が多いのね。
寒いのか寒くないのかはっきりせず。
船の上で一夜を明かしたのか?
明かしたのであればダニエルは船内で休み、マリーは外にほったらかしたのか?やっぱり怖いから?
雰囲気しかない
狼男がいるんだから、狼女がいたっていいじゃない。北欧なんだし。ほら、雰囲気ある映像でしょ、女優美人でしょ、という映画。
たしかに雰囲気あるよ。しかし、雰囲気しかないじゃないか! たしかに低予算で、ホラーっぽくなってるよ。しかし、あまりにも…
よかったのは、90分という短時間で終わったこと。
こういうこともあるの典型。
とあんまりだったから、みなの評価見てきました。ヤフーで3.1か。やはり人それぞれ好みがあるんだなあ。
2017/2/15追記
映画.comで現在2.8 それほどかけ離れた評価でもなかったようだ。
無関心••3••好 俳優
並••3••凄
無•2•••涙/無1••••固ゆで
無•2•••社会派/大衆•2•••狂信
残念/沈黙
俺の満足度 40点
作品賞可能性 10%
世界一獰猛なラブストーリー
まず、邦題がなんかいいですね。中二病っぽくて(笑)
タイトルとパッケージの、物憂げな少女の表情が
なんとなく良さげな感じがしたので、思わず借りました。
映像の質感、冷たくヒリヒリしていて
乾いた映像美は、すごくよかったと思います。
あとシーンごとの、音楽もなかなかマッチングがよかったです。
しかし、お話の方は、多少粗が多いかなと。
詳しく書くとネタバレになるので控えますが
なぜそうなったの?と疑問に思う所があるので
そこは作品を見る、我々の想像に任せる感じなんですかね。
(想像に任せるとは、製作者からすれば本当に便利な言葉ですね…)
上映時間はコンパクトにまとまっているので
さくっと見れるところは◎。
幻想的な情景を楽しむためだけの作品にしてしまったのが勿体無い
デンマークの映画はおそらく初見。
やや陰鬱でありながら、幻想的な美しい漁村の風景が、見ていて飽きない。DVDでの視聴だったので、気に入ったところで一時停止し、しばし見惚れる場面があった。
逆に言えば、ストーリーの破綻というか矛盾というか…それが気になって、物語そのものにはあまり集中できなかった。だから割り切って情景を味わう映画だと、途中で気持ちを切り替えざるを得なかったのである。
主役の女優の存在感はなかなかのものだった。父親役が名優マッツ・ミケルセンの兄とは全く似ていないのに驚いたが、弟に負けず劣らずの演技であった。だからこそ、シナリオがよろしくないのが勿体無い。
ダニエルはなぜ彼女の正体を知ってもなおかつ愛を貫くことができるのか、彼女はなぜダニエルにだけは理性を保っていられるのか、村の人々はマリーの母の事情を知っていながらただ監視の目を光らせていただけなのに、マリーにはまだ兆候が見えただけの段階で執拗な追跡を始めたのはなぜか、などなど、あまり普段はそういう説明不足を気にしない自分が気になって集中できなくなるくらいだから、余程である。
古典的な素材であるがゆえに、その辺の事情は分かるだろう、という甘えではないとは思うが、どうも今ひとつ感情移入できない作品であった。
寂れた町の雰囲気が妙に非現実
村の人間も母親と娘が狼だと分かっている者がいるにもかかわらず、村の一員にしているのが不思議。
ホラーと言うほど激しいシーンは無いし、ミステリーと言うには母子の説明が無い。この母子の系譜はどうなっているのか?とか。
ラストの船に拐った後、どうするつもりだったかすら分からない。
相手は怪物になる女と分かっているのにのんきな男達に呆れるし、彼氏とのその後も分からない。
シーンシーンの繋がりを欠いた作品でせっかくの雰囲気を活かせてない気がした。
劇場で観るほどではないかな…
なぜそうなった?なぜそんな簡単に?など疑問をいだく部分がありしっくりしない、やはりそこまでの経緯などが無いため物語の一部を抜粋した感じになっている、わざわざ劇場で観る価値はないですね…。
とても綺麗な映像でしたが、なんだかこれといった解決もないままにつる...
とても綺麗な映像でしたが、なんだかこれといった解決もないままにつるんと終わってしまった感じ。あれっ、これで終わりなん?なんかおいてけぼりにされたよな気分で映画館を後にした。(._.?) ン?
ゴーリー⇨アレグロ⇨阪急そばのあとに鑑賞。マリーと母の美しさ、カッ...
ゴーリー⇨アレグロ⇨阪急そばのあとに鑑賞。マリーと母の美しさ、カットの美しさが素晴らしい。映画はストーリーだけではないという証明となる作品。
月夜に夢は見れたのか
いまいち内容が無かった(薄い)気がする。
言わんとしてることは分かるんだけど…
個人的には、人と人との繋がりや、内面をもう少ししっかり描いて欲しかったです。
オチはあまり考えずに観る方ですが、先の展開が読めてしまったのも残念。
どっち側か?
56本目。
情報入れずに観に行ったんで、あーそういう映画なんだぁって感じ。
自分だったら、どっちだ?
彼女に罪はない訳で。
ミステリーになると思うんですけど、変に煽ったりせず好きです。
アップの使い方が特徴的で好きです。
獣は月夜に夢を見る
2016年20本目の映画鑑賞。
北欧の小さな漁村を舞台に、
恐ろしい獣に変貌してしまう恐怖と葛藤する少女が描かれてます。
人間が狼に変身するのですが、
この映画では女が狼に変身するので、
狼女になります。
どうしても狼に変身するのは男のイメージが強いので、
ちょっと違和感がありました。
主人公マリーを演じるソニア・ズーは、
シアーシャ・ローナンに似てるなと思いました。
残虐描写は控えめで、
クライマックスの船上も普通で、
ホラー映画で観ると物足りない内容となってます。
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