劇場公開日 2016年4月1日

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「2人目の“見えない目撃者”」見えない目撃者(2015) 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

3.02人目の“見えない目撃者”

2021年1月24日
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鑑賞方法:DVD/BD

怖い

興奮

意外に面白かった吉岡里帆主演の日本版リメイク。
オリジナルは韓国で、こちらは中国(と韓国合作)版リメイク。
にしてもこの事件、随分と“目撃者”が居るようで。

オリジナルの韓国版は未見。ゴメン。
先に見たのは日本版で、それを踏まえた上での感想になるが、
話は概ね同じ。なので、割愛。
微妙な点はやはり違う。
開幕、弟に手錠をしてまで強引に連れて帰るヒロイン、チャラい目撃者の青年、やる気の無さそうな中年刑事…これは演出? お国柄?
弟を亡くしたヒロインの悲しみがあまり伝わって来ない。でも、盲導犬のツォンツォンの時は目頭が…。
このワンちゃんはどの国でも賢く、可愛い。

大きな違いは、日本版は中盤まで犯人が分からないミステリー/サイコ・スリラーなのに対し、こちらは犯人が最初から分かっている。
別にそれも悪くはない。ヒロインやターゲットに魔の手が忍び寄るスリリングな狙われサスペンス。
でも、日本版の方が一枚上手だった。日本ならではの要素(六根清浄)を絡め、なかなか陰湿なグロ描写、意外性のある犯人…ミステリーとしてもサイコ・スリラーとしても飽きさせなかった。

日本版では高杉真宙に当たる青年役は中韓の元人気アイドルグループメンバーらしく、だからかその為のようなシーンもあり、そこは萎えたが、面白さは安定。
個人的には吉岡里帆の熱演や意外な面白さで日本版が好きだが、それぞれのお国柄や見比べるのも良し。

続く“見えない目撃者”。4人目は、ハリウッドかな…?

近大