AMY エイミーのレビュー・感想・評価
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A Musical Biopic that Doesn't Sugarcoat Its Sad Story
Documentaries about legendary musicians who prematurely passed away often feature celebratory dedication serving to counter sadness with a congratulatory recognition of how they made our world even better. Amy differs in how it portrays an industry and demanding market that have formed an infrastructure where the brilliant can be pressured into self-destruction--a tragedy-cycle in our own making.
【如何にプレッシャーが大きくとも自己節制、管理能力を持つ事の大切さを逆説的に伝える哀しきドキュメンタリー映画。親から頂いた尊い命は自然に尽きるまで生きなければ、と思った映画でもある。】
ー エイミー・ワインハウスがデビューし、ロッキング・オンで紹介された時には半信半疑だったが、その後、代表曲である男への恨み節を歌った”Back to Black"、自らのリハビリ経験をアップテンポで歌った”Rehab"を聞き、速攻でセカンドアルバムを買い、そのソウルフルな歌声に魅了されたものである。
その後、彼女の死により存在は忘れられたかに思われたが、昨年「Back to Black エイミーのすべて」が公開されると知った時には、慌ててラックの奥から「Back to Black 」を引っ張り出して、聞き込み映画を観たモノである。
で、今作。
エイミー・ワインハウスが急逝したのは今作にも頻繁に登場する”ブレイク”と言う彼女が惚れた恋人でありヒモの男のせいとされていたが、観ると原因は彼女の精神的な弱さに起因するのではと思ったのである。
それは、生い立ちに起因する部分もあるのかもしれないし、彼女が信頼していた祖母シンシアの死が原因かもしれないが・・。
で、思ったのだが、オーバードーズで急死した数々の俳優や歌手は、”栄光”と言う怪物に呑み込まれてしまった人達ではないかと思ったのである。
これは、ニルヴァーナのカート・コバーンがグランジロックの雄として、「ネバーマインド」で世界的ロックスターになりながら、セカンドアルバム「イン・ユーテロ」を発表した際にその陰鬱極まりないアルバムを聞き、”これはまずいのではないか・・。”と感じた後に、彼がライフルを口に咥えて自殺したという記事をロッキング・オンで読んだ時に強く感じた事である。
と、偉そうに書いて来たが、私自身が一昨年、長年に亘る飲酒により、肝臓の数値が正常値の50倍になり、流石に身体の調子が悪くなり、我が家のかかりつけ医に行った際に、即入院を言われた事を思い出した。
エコー検査をし、脂肪肝である事が分かり、即座に断酒。懸念していたアルコール中毒症状は出ずに、定期的に血液検査をし、半年間一滴も飲まずにいたところ、血液の全数値が正常値内に戻ったのである。
入院はしなかったが、医者からは”連続飲酒の習慣が無かった事(二日酔いの時に、朝から飲むという奴ですね。)”、身体が異常に丈夫な事(小学生以降、風邪を引いた事がない。)などが起因しているのではと告げられたことを思い出す。
で、その後も飲酒は2週間に一回、酎ハイの缶を一本だけと決めている。アルコールはボトルでは買わない事も決めた。
要するに私も、自己節制、管理能力が無かった男だったという事を書きたいのである。
ご存じの方も多いだろうが、日本の昭和の大作家や俳優の死因の上位には肝硬変がある。序で自殺である。
プレッシャーが大きいが故に、酒に頼り結果として肝硬変になるという事らしい。
今作を観ると、エイミー・ワインハウスは何度も、アルコール、薬物から脱する機会がありながら、最後は長年のアルコール摂取による心臓発作で亡くなったとある。僅か27歳である。残念としか言いようがないが、今作品を観て思ったのは、
【如何にプレッシャーが大きくとも自己節制、管理能力を持つ事の大切さ】である。
親から頂いた尊い命は、自然に尽きるまで永らえさせなければいけないな、と思った哀しきドキュメンタリー映画でありました。瞑目・・。-
断酒、断薬
ホイットニー・ヒューストンのドキュメンタリー映画となぜだか被ってしまった(公開順序は逆だが)。何度もレビューを書いているけど、ミュージシャンの伝記映画やドキュメンタリー映画はドラッグ中毒が多い。輝かしい栄光の陰にはドラッグありき・・・本作もそんな中のひとつ。
ワインハウスについてはほとんど知らなかったけど、凄い才能の持ち主だったんだなぁ~としみじみ感じた。尊敬するミュージシャンもジャズ畑の人ばかり。そしてグラミー賞のプレゼンターが偉大なるトニー・ベネットだったことにちょっと感動。その後デュエットアルバムまで作っていた。レディ・ガガと同列なわけね。
驚きだったのは、泥酔して歌えなくなったセルビアでのコンサート風景。私小説的な歌詞も印象に残るけど、歌の才能があるがために全て暴露しているような気がしてちょっと引いた。ドラッグもアルコールも良くない!!ちょっと若い頃には「アルコールは毒」だと自ら言っていたのにねぇ・・・
ドキュメントで彼女の功績を再認識
2024年公開のエイミーのすべてを観た。
エイミー・ワインハウスは実際、どうだったのか配信(DMMTV)で観た。
映画のとおりで、彼女の映像を観ると映画同様であまりにも言葉が出なかった。
いくら人気の歌手でも酒、煙草、ドラッグなどで人生が壊れ死に至ると改めて再認識。
エイミーの曲、昨年公開の映画を聴いたり、配信で観たりしたい。
アルコールの過剰摂取
パワフルな歌姫
醜悪すぎる。
この映画の収益はどこに行くんだ?彼女を死に追いやった奴らの元に行くのか?これ以上追求もしたくないほど気分は最悪。ドラッグによる最初の緊急入院のシーンで残り40分とあって、とても最後まで見れないと諦めた。
ハンディのビデオカメラが普及し、携帯電話へのカメラの搭載が一般的になり、スマートフォンのカメラがありとあらゆる映像を記録するようになり、アーティストの伝記映画が実在の映像で構成可能になったことで実像がよりリアルに描き出すことが可能になったように思えるけど、それも構成のやり方如何でなんとでもなるよな。
それと、アーティストとしての功績を称えるモノにほんとになってるのか?甚だ疑問。(最後まで観ていないのでわからないが)で、これがアカデミー賞(ドキュメンタリー賞)?どいつもこいつも腐ってる。
素晴らしい歌声
彼女が大活躍していたあの頃、私も同じロンドンにいて一度も生歌を聴かなかった事をとても後悔した。
若干27歳という若すぎる死に、当時は何があったのかと驚いたが、映画を観て、ここまで辛く苦しい状況の中彼女が生きていた事を知り胸が苦しくなった。
エンターテイメントという世界は、本当に過酷で、輝かしく美しい面の裏には壮絶な事実がある事も、一般人には想像し難い葛藤や苦しみがある事もこの映画で改めて知ることになった。
映画の中では、特別に誰が悪いという事は描かれてはいなかったけれど、観れば分かる。
また、エイミーのような才能溢れ、唯一無二のような人であっても、根本は私達と同じで、やはり愛情が全ての根源にあると感じた。
いくら彼女の功績が認められ讃えられたとしても、彼女自身が求めたものは、彼女自身の尊重と、本当に心から彼女を満たしてくれる愛情だったに違いない。ただ、その両方ともエイミーは手にする事ができなかった事が本当に悲しすぎる結末を引き起こしたと思う、、、
エイミーのことを損得なしに想って、大切にしてくれた友人へ、死んでしまう前日に電話で話す事ができたこと。彼女の憧れの存在であったトニーベネットとのデュエット。無理やり連れて行かれたコンサートでのエイミーの困惑する姿となんとも言えない表情。どのシーンも心にグッとくる場面でした。
エイミーは死んでしまったけれど、彼女の残した素晴らしい音楽はいつまでも生き続ける。
偶然にも、私はエイミーと同い年であったことを知る。
また、たまたま鑑賞した今日が彼女がこの世を去った命日であった事を映画で知る。
エイミー、天国であの素晴らしい歌声を響かせていることを祈っているよ
エンドロール泣ける大賞、受賞。
・素人時代に友達が撮ったホームビデオでエイミーが歌っているハッピーバースデートゥーユーがソウルフルで素晴らしい!
・そのときからエイミーの歌い方は確立されていることがわかる
・エイミーの素性が語れてるうちに、愛されることを求めて、自分を受け入れてくれるひとを探し求めていたことがわかる
・リアルタイムな葛藤や怒りや切なさを歌詞に込めて、フラストレーションを歌に昇華させた
・映画のなかで顔出しで出演する人と、声だけの出演の人がいる
・エイミーと距離が近かった人に限って顏出ししていなかったりする
・そのあたりにエイミーと周囲のひととの距離感を想像してしまう
・リアルタイムな葛藤を歌った歌は、時が経つとその葛藤は、もう向き合い終えた過去のものになる
・しかし大衆が求めるものは、過去の歌
・いつになっても過去の苦しみと向き合わなくてはいけない歌の世界にエイミーは何を感じて、この世を去ったのか
・エンドロールで流れるVarelyを聴いていると、あっちの世界ではいい奴とよろしくやってるんだろうと思うと泣けてくる
アバウトタイムのサントラから。
途中で興味がなくなり
The 27 Club
もったいない。父親、夫、マネージャー、とにかく男運が悪い。若いし、...
もったいない。父親、夫、マネージャー、とにかく男運が悪い。若いし、女友達じゃ埋められないのはしかたない。まともな男と出会えてさえいればなあ。
本人はボロボロになっていく一方、歌はずっと素晴らしく、成功してしまい、さらにボロボロになっていく。
アメリカのスターがドラッグやお酒に溺れていく話は珍しくない。そういうドキュメンタリーをいっぱい見た。たいていいずれは断ち切って、ラストに現在の姿とか晩年の姿が出てくるものだけど。
若くて小さくて女性だった。だから体がもたなかったんだろう。
と、みんなが知ることができたという意味で映画の価値はあるけれど、そもそもドキュメンタリー作られるほどのスターにならなけりゃ、小さな世界で幸せになれただろうに。
エイミーが亡くなった悲しみ
エイミー・ワインハウス、めちゃくちゃ好きで、もともと全曲聞きまくっていました。
彼女がアルバムを出さなくなって長いなぁ、ああ、ファッションブランドを立ち上げたんだ、、元気ならよかったと思っていたのに突然の訃報をきき呆然としました。あんな味のある成熟したダミ声の歌手なんて、なかなか出てこないですよね。本当に悔しいし悲しかったです。しかも、日本にはなかなか情報が入ってこなかったから。そしてそのまま時間だけが経ってしまった。。。
だから、この映画でエイミーのことをもっと知ることが出来て感謝しています。
内容には本当に腹が立つのですが。特に父親と夫に。本人の弱さはもちろんあったとは思いますが、立ち直るチャンスを潰したひどい人達です。
日本ではドラッグ中毒は欧米ほどはないでしょうが、愛情を求めつづけて自分の人生を生きることが出来ずにいる人達はたくさんいます。
お互いが愛情をもちいたわりあってやさしい心で、それぞれの人生を前向きに歩めるようにサポートし合える心でいることの大切さを、しみじみと感じます。
この映画は本当にかなしくて切なくて悔しい気持ちになる内容ですが、私達が自分の人生や家族を大切に生きようと気づかせてもらえるし、いい作品だと思っています。
エイミーを知らなかったという人にも是非見てほしいです。
響く美の叫び
安室奈美恵さんが引退宣言。車田正美さんファンの「リングにかけろ」を名作と思ってる私は終わりが好きなのだ、終止符を打つ事は大事だと思う。終止符を打つことで、新たなスタートを楽しんで欲しい。リストラされ酒を煽り飲む時代は終わった様に思う。重い重量は必要無い気がする。映画「逆襲のシャアー」の
ラストシーンのシャアーアズナブルとアムロ・レイの
台詞のやり取りも好きな私は本・映画・音楽が好きなのだ、テレビも好きだ。観ること聴くことで脳が揺れ動いてくれるからだ、料理もお酒も脳や舌との連携で楽しみたい。単純に脳を出来る限り停止させたく無くて出来る限り自己コントロールしたいのだ。私はエイミーの歌は好きだし、この映画も様々な人に見て欲しいと思ってる。
手に入らないものは。。。?
いかにも北部のユダヤ人の女、肉体は若いが魂は老いている
ジャズ 歌手は 5万人の観客の前では歌いたくないものさ。
生き急ぐな。生き方は人生から学べる、 長く生きれば。
byトニーベネット
ドラッグ
飲酒に過食症まであったとは。
最後は歌いたくなくてまた手を出す。
音楽しかやりたくないって言ってた人なのに。
このドキュメンタリー自体が エイミーワインハウス で金を儲けたい人のための映画にみえる。父親まで。
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