U.M.A レイク・プラシッド3のレビュー・感想・評価

映画の舞台であるブラック湖での一連のワニによる残忍な事件は、全てある人間が餌付けをしていたことによるものだったが、
第一作から本作に至るまで、それが全て同じ家系の人間であった。本作の主人公もその家系の一人だったが、彼は悪くはない。
息子に構ってやれなかった以外は。
仕事で忙しい父に構ってもらえず、一人寂しい少年は、湖の畔にいたワニに餌を与えてしまう…何なんだこの家系は。目の前にワニがいたら餌を与えてやる体質なのか気持ち悪い。

それがみるみる成長し…となるわけだが、後はいつもと同じ。また女優陣が脱いで脱いで脱いで、バクッとやられてスカッとする。結局町にまでワニがやって来るのだが、意外と冒頭の話が伏線になっており、後半に繋がるなど工夫も見られて好印象。CGは相変わらずだが、前作よりは凝っている印象である。しかしながらテンポは前作と何ら変わっておらず、イライラするが、それは恐らく気にしてはいけないことだ。これは文句なしの★2.5だ。

・でかいワニにつぎつぎと襲われる
・CGバリバリなので常にB級感が漂う
・若い女の裸、引きずり込まれる被害者たちの分かりやすいフリとオチ
・ラストはガソリンを飲ませて大爆発
・車のケツにかじりついて湖に引きずり込んだり、路上で振り回されたりするのには笑った

大きなワニが人を襲うという単純な物語で、これだけでは客は呼べないので若い女子の裸を頻繁に出してサービスする作戦。
編集がイマイチでテンポが出ず、イライラしてくる。