「絵の力! 一度は観よう!」ソング・オブ・ザ・シー 海のうた CBさんの映画レビュー(感想・評価)
絵の力! 一度は観よう!
ストーリーは童話というか伝説的であり、手に汗握る、二転三転というものではない。前半部分は、やや退屈で眠たいくらい。
しかし、見終わった後の清涼感はハンパなかった!
それは、ストーリーの純粋さももちろんだが、絵の力が大きいと感じる。円を基調としたデザインが、人間、動物、背景の全てに、見事にはまっていて、それらが流れるように曲線的に動き続ける展開には、感動という言葉は陳腐だが心を揺さぶられる。この映画には、アニメーションという言葉よりも、動く「絵巻物」という言葉が似合うように思う。
最近の日本アニメは、光を含めた背景を精緻に描写することを進化させてきているが、この映画は、極端にデフォルメしたデザインを楽しむ映画だ。
この絵は、みんな一度は観た方がいいと思う。観て、清涼感を味わいましょう!
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