「真田十勇士」真田十勇士 けさんの映画レビュー(感想・評価)
真田十勇士
まず最初のアニメが糞。アニメ映画借りてきたかと勘違いするし、アニメである必要性が全くなかった。奇抜さを履き違えて痛い作品。真面目に歴史物楽しみにきて最初に寒いアニメ見せられたら萎える。あとアニメ棒読みすぎ。
大島優子の演技がひどい。最愛の人死んでるのに涙も流さず上向いて叫ぶだけ。声ガラガラ。
史実に沿わなすぎ。奇抜さ追い求めてゴール見失った感じ。とにかく悪い方向に奇抜。オチで秀頼が天草四郎ってギャグかよ。とにかく後半の話がめちゃくちゃすぎて見てられない。
歴史物で必須な物事の経緯がまるで描かれていない。歴史知らない人が見たら何がなんだかわからない。視聴者置いてけぼりの自己満作品。
せっかく多大な犠牲払って家康の眼前に迫ったのに何もせず犬死にとか意味がわからない。一矢報いて死ぬならわかるけど本当に何もせず、ただいっぱい走って死にに行っただけ。何がしたいのかわからない。
幸村が大助に行け!って叫んだシーンも納得いかない。勝ち目ないのに何の策もなく息子突っ込ませて、当然のように打ち殺されて、それで死んだら悲しむとか意味わからない。
アクションも糞。ワイヤーアクション丸出しでかっこ悪い。
あと十勇士が風の噂で大阪に知らないものはいないみたいな設定もいらない。もてはやされてサスケがすげえジャンプしてドヤ顔するシーンも寒い。
才蔵が飛んで戦うのも寒い。キャラや戦い方に個性出したいのはわかるけど、もっと別のやり方で個性出せなかったのかと思う。普通に地上で必死こいて戦え。
最後秘密の火薬庫みたいなとこで上からワイヤーでぞろぞろ敵出てくるシーンとか萎えた。いろいろ萎えた。
幸村の軍略がたいしたものでもないのにサスケも才蔵も褒めすぎ。味方が引きつけてる間に突っ込もうぜってそれだけじゃん。
大阪五人衆の扱いが酷い。後藤基次は呆気なく死ぬし、頑張った毛利勝永の描写も全くなく、明石全澄と長宗我部盛親については出てきさえしない。真田に重きを置きすぎて全体像が見えない。後半のぐだぐだ無くしてこっちに注力すればよかったのに。
あの真田丸で隠れてたやつ、最後になんか功績立てるのかと思ったら何もなくフェードアウトして作品に存在する価値がない。
徳川側のなんか強いやつ、名前最初にちょろっと出てきただけであとは名前呼ばれる描写がないから誰だかわからない。ポッと出の奴が最終ボスみたいな感じでサスケと対峙しててお前誰だよと思った。あとその戦いが決着の描写なく終わってるのも納得いかない。
ユーミン合わない。
星1つ付けるのも勿体ない駄作。制作費も勿体ない。レンタル料も勿体ない。
キャストはよかったです。