何者のレビュー・感想・評価
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就活&SNS、今の大学生の日常を垣間見たようだ 若手実力派俳優揃い...
就活&SNS、今の大学生の日常を垣間見たようだ
若手実力派俳優揃い踏み、しかし、何故か消化不良気味
朝井リョウの原作は、相変わらず素晴らしい
ラストのどんでん返しは、彼ならでは
一番よかったのは、菅田将暉の歌、うま過ぎる
青春の臆病さと痛々しさ
映画館で予告を観て以来、期待してた映画。
意外と評価が分かれてるようで、どうかな?と思ったが、良作だった。
就活生同士の間に漂うヒリヒリした空気がたまらん!
主要なキャラクターのバランスもいいし、演じる若手の実力派俳優たちと、それを支える落ち着いた演出、それぞれが本音を隠しながら進む会話劇とそこから生まれる緊張感は、就活経験のないオッサンにも、その厳しさが充分に伝わってきて素晴らしい。
社会人デビューを迫られた若者たちの焦りと葛藤は、誰しも身に覚えのある話で、最終的にどのキャラに対しても、いたたまれない気持ちになるのも良かった。
自分の世代と違うのは、SNSの存在が若者を更に混乱させていること。良くも悪くも使い方次第とは言え、上手く扱える自信がない自分は、なくて良かったなと思う。
鑑賞後、、、ありのままのカッコ悪い自分を受け入れて、自分も少しは成長してきたのかな?などと、ふと考えてしまった。
今も微かにくすぶる、臆病で痛々しかった青春の感情を思い出して、息苦しくなるイイ映画だった。
ラストの衝撃
原作を読了後、観賞しました。
ラストの衝撃感が原作と同じ、またはそれ以上に表現されており、既知のストーリーであるにも関わらずドキドキしました。
自分は大学三年生なのですが、内容には胸にささるものが数多くありました。
就活を遠いものに感じる年代の人たちには、入り込めない世界感かと思いました。
個人的には、是非原作を読んでから見て欲しいです。かなりオススメです。
豪華な若手俳優の競演だけど。
SNSとか全然なかった時代に就活してたからこんな映画の世界は全く理解不能なんだよなー。
就活は全員がライバルだけどお互い内定が出た時は普通に祝い会ったし、不合格でも皆で一喜一憂した記憶しかない。
確かにこんな若者5人はそこかしこにいるよね。就活って人生の一大転機だから誰もがいろんな体験してると思う。
ラストは怖かったな。
二階堂ふみがいちばんおいしい役だったかな。
シビア
色んなレビューがありますが、私は最後まで面白く観れました。
人間関係って子どもから大人まで、やっぱりシビアなんですよね(笑)
就活っていうリアルな競争の中で、助け合ったり、励ましあったり、出し抜いたり出し抜かれたり、比べたり比べられたり……誰を信じて良いのやら。。。
意識高すぎるの奴に限ってなかなか内定出なかったり、チャランポランな奴が1番に決まったり……なんか怖いわーーと思いました。
結局、運なんでしょうか?
我が子達は大変な世の中を生きているんだなぁ〜〜と実感してしまいました。
バブルの時代を生きて来た親たちは何をしてあげれば良いのか……結構真面目に考えてしまいました。
何者
他の方の評価を見ると、低評価と高評価に分かれているような印象。たしかに、どこに自己投影できるか?というのが映画の面白みなので、この映画は「大卒で就活をした経験」または、それに近い身内が近くにいた人以外は、ピンとこないのかも。
経験者ならば、あのパーテーションがされている会場のシーンだけで泣きそうになります。
単に「就活」ということでなく、感じ取れる感性のある人であれば「人と人」「生きること」などなど、そういったことへのメッセージも映し出されている映画なのでできることなら、就活経験のない方もそこを感じ取って観ることができたら★は5つになると思います。便利になったこの世界で「生きる」こと、誰とでもすぐにつながるけれど、どこにも強くつながる事ができないこと、でも、最後は人と人だってこと、あれこれ。いろんな視点で見るとたくさんのことが深く描かれている映画です。もう一度観たいと思っています。
CMで期待していたのに,,,
終始だらだらと起伏の少ない物語で退屈でした。現在活躍中の若手俳優の皆さんの演技は素晴らしいと思いましたが,,,,,,。
この話を映像化で盛り上げるのがそもそも難しかったのでは?と感じざるをえませんでした。
借りてきた価値観
仕事はその人を説明し評価するための最も一般的な尺度だ。職種と職場、地位や収入などが他人にとってのその人の重要な情報になる。人間の価値が職業と収入によって測られるのが今の世の中だ。
就職活動をする学生にとっては、内定の有無によって自分が世の中にどのように評価されるかが決まってしまうような気がするものだ。そして心理的に追い詰められる。そして追い詰められて自分を客観視したときに思うのだ、俺は何者だ?と。それが佐藤健が演じる主人公だ。
世の中の価値観を疑ったり、自分を客観視したりしなければ、生きていくのはそれほど苦労しない。主人公はなまじ本を読んで演劇の脚本なんかを書いているものだから、他人の価値観を受け入れず、相対化してしまう。自分なりの世界観がないから、あっちこっちから借りてきた価値観で人を一刀両断にしてしまう。考えに筋が通っておらず、その場その場での思いつきの批判をSNSに書き込む。低俗な悪口に等しい。
人間は自分がピンチになれば、他人を羨み、他人の不幸を祈る。悪口を言い、貶める。しかし大抵の場合、そういう気持ちは自分のなかだけで押さえ込んで、決して表に出さないものだ。他人が不愉快に思うことは言わないのが大人の心得だからだ。
しかし今はツイッターをはじめとするSNSがあり、迂闊に本音を漏らしてしまう。SNSは恐ろしいツールで、暗い穴倉に向かって自分の不平や不満や怒りや憎悪を吐き出しているつもりでも、実際は世界中に向かって大声で叫んでいるようなものだ。主人公は自分でわかっているはずのその落とし穴に自ら陥ってしまう。
採用にあたる人事の担当者は、応募者のSNSはまずチェックするだろう。
原作を読んでいないので作者の意図は不明だが、映画の主題は世に蔓延する無責任でいい加減な価値観に振り回される若者たちのありようだ。自分を相対化せず、気持ちのままに生きている光太郎や瑞月の方が精神的に楽で、考えすぎる主人公や理香がダメージを受けるのだ。
映画は就職活動をする中で互いの人間関係が微妙に変化してゆく様子をうまく表現している。俳優陣はみんな演技が達者で、揺れ動く心理をうまく表現していた。特に二階堂ふみはプライドを傷つけられながらも虚勢を張り、時に自信を取り戻したり、時に落ち込んで他人の内定を羨んだりする若い女性を存分に演じている。「脳男」でも凄まじい悪役を大迫力で演じていたが、まだ若いのに何をやらせても天下一品だ。日本の映画、演劇を背負っていく大女優になるだろう。映画の評価3.0にこの人の演技をプラス1.0として最終評価を4.0とした。
笑われない生き方ってあるのか
映画がつまらなかったと椅子に座りながら批評する私たちも、この映画は観察者だと暗に批判しているところが面白かった。
泣ける映画でもないのに音楽と脚本がゆっくり単調で退屈な映画となってしまっているのは残念。原作に忠実にやっていて、登場人物も場面展開も多かったので入り込めなかった。
キャストの中では菅田将暉と有村架純に一票。
個人的には佐藤健の見せ場があまりなかったのが残念だったな。
リアルで痛い
自分は数十年前に就職しているが、就活する若者を見ていて、どきどきしてしまった。
就職という、自分の居場所、あるいは、存在価値を求め、自分の理想と現実に挟まれながら、進む姿がリアル。
そして、結局は自分のことが大事という、リアルな痛みを感じた映画だった。
しかし、同じ場面が出て来て、時間がわかりにくかった。
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