「いい言葉にはそれに見合ったバックグラウンドが必要」最高の人生のはじめ方 とみさんの映画レビュー(感想・評価)
いい言葉にはそれに見合ったバックグラウンドが必要
クリックして本文を読む
鑑賞後の気持ち
名言と呼ばれる、人の心を動かす言葉には、誰が言うかが重要であると思う。たくさんの名言っぽいことを言う主人公だが、その言葉にはどんなストーリーがあるのかがこの作品はわからない。主人公が、なにに苦労し、なにを得て、なにを乗り越えたのかが分かりにくい。いい言葉はたくさんある。でもその言葉に重みがない。その人が言うから響く言葉がある。でも執筆しなくなった過去が詳しく描かれないためにそれを感じることができない。
しかし、「そこにないものを見ろ」がこの映画のメッセージなら評価が変わってくる。あえて、この主人公のバックグラウンドを明らかにせず、見る我々の想像力(イマジネーション)を試していると言うなら面白い映画だと思った。
想像力によって救われた主人公が、妻の死をきっかけに想像力を失い、そこに想像力を欲する少女が現れ、想像力で救われる。というストーリーにしたいのだとしたら、そのストーリーを少し描かなすぎると思う。
鑑賞後の心の変化
なし
鑑賞後の行動の変化
なし
好きなシーン
なし
嫌いなシーン
なし
コメントする