「印象に残るセリフが多かった」最高の人生のはじめ方 ジョニーデブさんの映画レビュー(感想・評価)
印象に残るセリフが多かった
含蓄のあるセリフがいっぱいの心温まる映画。
冒頭、いかにも避暑地らしい風景とバックに流れるビーチ・ボーイズの音楽が実にピッタリで、この映画の明るい展開を予感させる。
月明かりの夜、主人公(モンテ)が湖の辺りで彼女(シャーロット)とダンスを踊るシーンは、次の場面で犬のスポットに顔を舐められるまで、見ている私も夢だとは気づかなかった(そうだ、彼は車椅子だったんだ)。
子守を頼まれた翌朝、家のデッキで車椅子に眠っている主人公。もしかして死んだ?いやいやロブライナー監督ならそんな展開はあり得ない。そもそも邦題が、「・・・はじめ方」だから、死ぬ訳はないか。そういう意味で、この邦題はストーリー展開を予想できてしまうので余り関心しない。
最後の展開も邦題からある程度は予想できてしまった。あと、あっさりし過ぎで、音楽をひと工夫するとか、もうちょっとハッピーエンドを盛り上げて欲しかった。
※印象に残ったセリフ
(主人公がカージナルスの先発投手の誘いがあった直後に交通事故で車椅子生活となった時、妻(メアリー)が言った言葉)
「1つのドアが閉まれば別のドアが開く」
モンテ:6年前妻は亡くなった(死因はインフルエンザ)、
すべてのドアが固く閉ざされた。
だが、ある日、フィンという名の
9歳の少女が私のドアをたたき、
私に脚を返してくれた。
(フィンが治せるか?って聞いて、モンテは治せないと答えた後)
フィン:奇跡を起こせるかも。
モンテ:私からすれば、
既に奇跡は起こったよ。
おはようございます。
この作品のモンテを演じたモーガン・フリーマンが隠遁者のような世界から、子供達に影響され、ドンドン肯定的な気持ちになって行く様を表すような明るい表情が印象的でしたね。
子供達への含蓄ある言葉の数々も。
では。