最高の人生のはじめ方のレビュー・感想・評価
全35件中、1~20件目を表示
犬可愛い。
大きな起伏はないしオチは読めてしまうものの、安定のモーガン・フリーマン出演の良作という感じ。
ワープロですらなく、タイプライターで主人公が小説書いている時点で、かなり昔の時代かと思ったらちゃんと携帯が出てきたので、なんだ主人公が機械音痴なだけかと。
主人公は足だけ不自由なのか半身不随なのか?半身不随にしては重心がしっかりしすぎているし、誰かの手を借りて車椅子からベッドに移乗したりトイレに行く描写などもないので一人でそれが出来るとしたら実はそこそこ障害の程度は軽いのだろうか。歩けないのにヘルパーなしで暮らすのは実際かなり大変なのだが。そのあたりのリアリティさに欠けるのが難点。
離婚調停中の夫が娘にすら会いに来ないのはひどいね。この感じだと夫の不倫かな。長女は思春期で前住んでたところに未練がありそうなだけに田舎暮らしはしんどそう。
リンゴ改めスポット可愛い。映画で犬をかわいがってる役で悪人って居ないんじゃないだろうか。いや知らんけど。
いい言葉にはそれに見合ったバックグラウンドが必要
鑑賞後の気持ち
名言と呼ばれる、人の心を動かす言葉には、誰が言うかが重要であると思う。たくさんの名言っぽいことを言う主人公だが、その言葉にはどんなストーリーがあるのかがこの作品はわからない。主人公が、なにに苦労し、なにを得て、なにを乗り越えたのかが分かりにくい。いい言葉はたくさんある。でもその言葉に重みがない。その人が言うから響く言葉がある。でも執筆しなくなった過去が詳しく描かれないためにそれを感じることができない。
しかし、「そこにないものを見ろ」がこの映画のメッセージなら評価が変わってくる。あえて、この主人公のバックグラウンドを明らかにせず、見る我々の想像力(イマジネーション)を試していると言うなら面白い映画だと思った。
想像力によって救われた主人公が、妻の死をきっかけに想像力を失い、そこに想像力を欲する少女が現れ、想像力で救われる。というストーリーにしたいのだとしたら、そのストーリーを少し描かなすぎると思う。
鑑賞後の心の変化
なし
鑑賞後の行動の変化
なし
好きなシーン
なし
嫌いなシーン
なし
良いお話だが展開が想像通り過ぎて…
題名やジャケットの雰囲気からして第一印象あまり好み系ではないと感じていたが、ロブ・ライナー監督作品ということとまあまあ評判が良さそうなので鑑賞。
観終えて気付いが、まあまあ評判が良いのは「最高の人生の見つけ方」の方か…(笑)なんて紛らわしい邦題を付けるのか。しかももう一作「最高の人生の~」があったとは。そしてこの三作は特に繋がりはないようだ。
また、他二作はわからないが、本作は題名と内容が合ってないでしょ。「最高の人生」というのはまだしも、いくらなんでも「はじめ方」はいかがなものかと。誰が何をはじめたっけかな…という感じ。これには完全「邦題の付け方に異議あり!」だ。
邦題へのツッコミだでかなり感想を埋めてしまったが、本作の中身も第一印象通りあまり好みではなかった。間違いなく良いお話なのだが、何しろ出来過ぎ感強めで逆に冷めて観てしまった。
軸はしっかりしていると思うが、その他様々なエピソードを詰め込んだ割には体勢に影響なく、お腹いっぱいになっただけ。布石は全て回収できていたのだろうか。
湖畔の景色は良かったと思うが、撮り方が単調な感じがして映像美とまではいかなかったかな。
良いお話だけに本作に低評価を付けることは非常に心苦しいが、やはり忖度しても「星3つ」は付けられないのが正直なところだ。
でもモンテと犬のスポットの掛け合いはほのぼのできたし、「1つのドアが閉まれば別のドアが開く」は心に刺さった。
いずれにしてもロブ・ライナー監督には様々な作品があるんだなというのが率直な感想というところで締めよう。
いいトシしたおじいさんが頑張ってるところがポイント
気楽に観るのによい作品。何かとバランスがよい作品で、安心して観ることができた。
ただ、冒頭から、結末が予想できてしまう、この手のものによくある単純さはちょっと残念。
モンテはシャーロットとくっつくし、タイプは打たれるようになる、スポットは言われたことが最後には出来るようになるよね、と最初から予想がつく。
見え見えのストーリーだけれど、すがすがしく、後味は良い。
いいトシしたおじいさんが頑張ってるところがポイント🎵
良心とか、可能性を信じることととか、そんなものは何歳になって
も持っていたいね、
そんな気分にさせてくれる。
『最高の人生の見つけ方』とは全く別物であるが、ともにロブ・ライナー、モーガン・フリーマンが絡んでるので、勝手につけられた邦題。
もしやまたギミックがあるのではないか?と勝手に思っていたが、完全にハートフル・ドラマだった。長女のウィロー(キャロル)は今まで住んでいたマンハッタンに帰りたかったが、離婚間近のシャーロット(マドセン)はそれを許さない。9歳になる次女のフィン(エマ・ファーマン)はモンティ(フリーマン)に近づき、小説の書き方を教わろうとする。しかし、彼は6年前に妻を亡くしてから執筆を止め、閉じこもりがちとなっていて、小さな女の子でさえ突き放そうとする。それでも“想像力”を使えと彼女に教え、簡単ではあるが、個人レッスンが続けられた。三女のフローラの誕生日にはゾウを主人公にした童話を作ってあげるなど、徐々に心を打ち解けはじめるモンティ。母親のシャーロットも好意を抱きはじめる・・・ベートーベンの“悲愴”を奏でるシャーロット。この曲が二人を惹きつけあった。
車いすが欠かせない主人公のモンティ。誰も理由を聞かなかったが、別れの日の前日、ちょっとだけ気まずくなったフィンだけに打ち明けるモンティ。元はメジャーリーガーを目指していた彼がカージナルスから打診があった時、交通事故に遭ってしまったというのだ。彼の妻はそれでも別れず、一生彼のために尽くし、彼は彼女の支えもあって小説家の道を切り開いたのだ。「ジューバルの冒険」という西部劇作品は多くの人に愛され、何もできない彼を投影したキャラでもあった。
モンティが想像上で作り上げた自分が月明かりの下でワルツを踊り、シャーロットにキスをする夢を見る。そして離婚調停が全て終わり、帰宅するシャーロットはベビーシッターを終えたモンティにキスするところで感極まってしまった・・・俺が。大人の切ないほどの恋愛模様。このまま終わりか?と思っていたら、やっぱり戻ってきたモンティ。あれほど断り続けていた「ジューバルの冒険」の映画化権を売ってまで。はじめ方=ふっきり方なんだな。
アルコールを断つこともいい描き方だったし、自閉症のカールに小説の登場人物の役割を与えて心を開かせる手腕も見事。ただ、誕生パーティのシーンでは銃を使ってしまったのが日本人にはウケないところか・・・
印象に残るセリフが多かった
含蓄のあるセリフがいっぱいの心温まる映画。
冒頭、いかにも避暑地らしい風景とバックに流れるビーチ・ボーイズの音楽が実にピッタリで、この映画の明るい展開を予感させる。
月明かりの夜、主人公(モンテ)が湖の辺りで彼女(シャーロット)とダンスを踊るシーンは、次の場面で犬のスポットに顔を舐められるまで、見ている私も夢だとは気づかなかった(そうだ、彼は車椅子だったんだ)。
子守を頼まれた翌朝、家のデッキで車椅子に眠っている主人公。もしかして死んだ?いやいやロブライナー監督ならそんな展開はあり得ない。そもそも邦題が、「・・・はじめ方」だから、死ぬ訳はないか。そういう意味で、この邦題はストーリー展開を予想できてしまうので余り関心しない。
最後の展開も邦題からある程度は予想できてしまった。あと、あっさりし過ぎで、音楽をひと工夫するとか、もうちょっとハッピーエンドを盛り上げて欲しかった。
※印象に残ったセリフ
(主人公がカージナルスの先発投手の誘いがあった直後に交通事故で車椅子生活となった時、妻(メアリー)が言った言葉)
「1つのドアが閉まれば別のドアが開く」
モンテ:6年前妻は亡くなった(死因はインフルエンザ)、
すべてのドアが固く閉ざされた。
だが、ある日、フィンという名の
9歳の少女が私のドアをたたき、
私に脚を返してくれた。
(フィンが治せるか?って聞いて、モンテは治せないと答えた後)
フィン:奇跡を起こせるかも。
モンテ:私からすれば、
既に奇跡は起こったよ。
台詞が本当に素敵。 小説読んでる感覚で映画観たの初めてです。 「本...
台詞が本当に素敵。
小説読んでる感覚で映画観たの初めてです。
「本というのは友達がしないことをしてくれる。
考えたいときに黙ってる」
本が好きな人は特に楽しめるんじゃないかと。
登場人物がみんな良い人ばっかりで鑑賞後のほっこり感とハッビーエンドで良い映画です。
素敵のセリフのオンパレード
セリフのひとつひとつがほんとお洒落なんだよなぁ~。ちょっとツンデレでウィットに富んでいて、それでいて深みがあって真理をついている。
こんなセリフを操れる人になりたいと憧れてしまいました。
たしかに想像力は人間の持つもっとも偉大な力ですね。
温かい人と人との交流に心洗われるとても素敵な映画でした!
【閉塞感を”豊かな想像力”で乗り越えよう。一夏の頑固な老作家と”問題を抱えた女系家族との交流を爽やかに描く作品。名言が沢山散りばめられています。】
ー少し、ネタバレがあるので、鑑賞前の方はご注意を。-
■頑固な老作家モンテ・ワイルドホーン(モーガン・フリーマン) が抱える閉塞感
・若い頃、信号無視の車との事故で下半身不随に。
・その彼を支えてきた美しき妻も6年前に他界。
⇒”神が無神論者と分かり、小説家として名を上げていたが筆を折り、酒浸りの日々。
■モンテが一夏、避暑に来た隣家のシャーロット家が抱える閉塞感
1.母 シャーロット(ヴァージニア・マドセン)
・夫との仲が破綻。NYから越してきたが、3人娘たち、特に長女ウィローの不満に上手く対応出来ていない。
2. 娘たち 長女ウィロー 二女フィン(モンテと一番交流する・・)
三女 フローラ(未だ幼い・・。パパに逢いたい・・。)
◆心に残るモンテの言葉幾つか(多すぎる・・)
・”心の目で見るのだ・・”
・”人生の歓びは心の探求・・”
・”一つの扉が閉まれば、別の扉が開く・・”(モンテの奥さんが下半身不随になったモンテを励ました言葉。モンテは野球選手から西部劇の作家へ。
◆印象的なシーン幾つか(同じく、多すぎる・・)
・兎の格好で飛び跳ねるちょっと変わった男の子、カールにモンテが”今から君は”ディエゴ・サンタナ”だ!(モンテが賞を取った小説”ジューバルの冒険”の登場人物)と言い、少年の姿勢を徐々に変えるアドバイスをし、自らの買い物に付き合わせる。普通に歩くようになるカール。嬉しそうなカールの母。
・子供達とカールが湖に漕ぎだし、島で見つけた”ランチボックス”を見つけるシーン。
-後半の長女と母との和解のきっかけになる。-
・”ジューバルの冒険”の映画化権を巡る件。
-後半の”ある出来事”のきっかけになる。-
・モンテとシャーロットが月光の下、ワルツを踊るシーン。(美しい・・)
-同じく、後半の”ある出来事”のきっかけになる。-
<登場人物夫々が、一夏の”豊かに想像力を働かせた経験”を基に、新たな人生のステージを踏み出していく姿が印象的な、素敵な作品である。>
よくある展開でそれ以上でもないらなぁ…
モーガン・フリーマンが相変わらずの安定した演技だけど、それ以上のモノが見当たらないかなぁ…
原作があるのでしょうが、主人公の年齢設定も微妙だし足が不自由である必要もないような気がする。感情移入が難しい設定と感じた。
相変わらず邦題が最悪です。『最高の〜』はないなぁ…
洋画の良さ
2020年4月4日、Amazonプライム・ビデオにて、22歳、薬学部女子大学生がひとりで鑑賞した感想です。
フィクション映画は想像力を豊かにしてくれると信じている。とてもロマンチックな映画だった。
洋画は舞台が海外なので、日本との環境の違いをきわめて感じることができる。
3人の可愛い娘たちと美しい母親。
美しい自然に囲まれたお家。
ゆったりと過ごす時間。
キスやハグの文化。
自分の思いを小説にしてラブレター代わりにしていたモンテを観てナイスアイデアだと思った。私も真似たい。
全35件中、1~20件目を表示