闇のバイブル 聖少女の詩
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耽美で緻密な世界観と狙い澄まされたショットにもかかわらずまったく心の琴線に触れることがない。それどころか不快さだけが次第に増していく。これは作品に内在する意図とか批評性とかそういう問題じゃなくて、単に俺がゴシックと少女趣味のことを心の底から嫌っているからだと思う。俺にはまだ心の底から嫌いになれるものがあるんだ、という負の自己肯定感を得るのに十分すぎる一作だった。にしても主演のガキはちっとも可愛くねーな。
難しい
白い花に垂れる1滴の血から始まる耽美な世界。無防備な少女の不敵な微笑み。白塗り全身黒マントがここでも出てきた。
知的
お祖母様も従姉妹も母親も同一人物?断片的に様変わりする場面転換に物語の筋ですら繋がらない、不気味な雰囲気とメランコリックで優雅なゴシックファンタジーとでも言うべきか、主演の少女が存在しなかったらロリータ要素は皆無でゴシックホラーになるのか?全てが幻想で時間軸も歪んでいる、単に吸血鬼一家の揉め事か、ジャック・リヴェットの『セリーヌとジュリーは舟でゆく』に登場する屋敷の一家みたいで、上映時間も短い割に退屈で眠くなるのは否めない。。。
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