日本で一番悪い奴らのレビュー・感想・評価
全194件中、1~20件目を表示
劇場で観たけど、アマプラで復習
閉鎖的組織の闇に堕ちていく男 ~白石流の描き方~
とんでもない実話を、白石監督流にエロ、グロ、笑いで突き抜けて描く。
閉鎖性が強い縦割り組織では、「組織の論理」が段々と正義や常識、組織全体の目的からずれていっても「おかしい」と言えない。この映画の原案となった稲葉事件は、正にその悪い見本ともいうべきもの。
社会派映画が得意な監督が、前代未聞の警察不祥事として真正面から撮っても成立したと思うが、白石和彌が監督が撮るとこういう仕上がりになるのか!と純粋に驚いた。
綾野剛も監督に共鳴するかのように振り切って演技。
組織の論理を「おかしい」とは微塵も思わず、その論理にズブズブに染まって行き着くところまで堕ちていく男を活き活きと演じている。
ここまでやれて、楽しかったんじゃ無いだろうか。いや、楽しんでいたはず。画面からそれが伝わる。
悪気無く、悪事を働く。
その滑稽さと、恐ろしさを迫真の演技で見せられた。
悪いけども、この程度かとも
諸星はヤクザそのもののような言動でいろいろと問題を起こしてしまう。 スパイである黒岩(中村獅童)が数十億円分の覚醒剤を持ち逃げしたことから 諸星の転落ははじまった。
動画配信で映画「日本で一番悪い奴ら」を見た。
2016年製作/135分/R15+/日本
配給:東映、日活
劇場公開日:2016年6月25日
綾野剛
YOUNG DAIS
植野行雄
矢吹春奈
瀧内公美
田中隆三
みのすけ
中村倫也
青木崇高
木下隆行
音尾琢真
ピエール瀧
中村獅童
諸星(綾野剛)は柔道の腕前を買われて北海道警の刑事となった。
諸星は、先輩の村井(ピエール瀧)から、
「刑事は点数。点数を稼ぐには裏社会に飛び込み
『S』(スパイ)を作れ」と教えられた。
暴力団と関係を持ち、上司の命令も次々と解決していく。
そして、裏社会のスパイとともに悪事に手を染めていく。
序盤から諸星はヤバい捜査手法でハラハラさせる。
令状なしでヤクザの家に単独で飛び込み、
運よく、覚せい剤と拳銃を見つけた。
署内でどんどん出世していく諸星。
やがて、先輩の村井は淫行で検挙されいなくなる。
村井の代わりに札幌の闇社会を納めるようになると、
諸星はヤクザそのもののような言動でいろいろと問題を起こしてしまう。
スパイである黒岩(中村獅童)が数十億円分の覚醒剤を持ち逃げしたことから
諸星の転落ははじまった。
冒頭から最後のシーンまでずっとヤバい映画だと思った。
上映時間も135分とたっぷりあって、
それでいて長さを感じさせない。
見応えがあった。
矢吹春奈と瀧内公美のお色気もある。
満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。
悪の形。
昭和の危険な世界を堪能しました。ノスタルジックで見応えありました。...
気合は感じる
俳優の小物感が映画を薄っぺらくしている。
「日本で一番悪い奴ら」は2016年6月25日公開の日本映画。現役警察官による覚醒剤取引、拳銃売買、金銭授受などの不祥事と道警の隠蔽を描いた作品である。
"稲葉事件"という日本警察史上、最大の不祥事をテーマとしているらしいです。綾野剛と中村獅童ですが、少し迫力が足りない。どうしても最後まで小物感が否めませんでした。監督があえて、小物感を出しているのであれば否定はしませんが、映画全体を薄っぺらくしているように感じました。R 15である意味もあまり感じないですね。年齢制限するのであればもう少し攻めた演出をして欲しかったです。記憶にも残りづらい作品でした。おなじ白石和彌監督なら孤狼の血の方が好みですね。
警察のりある
社会の平和を守るなんて
全194件中、1~20件目を表示