「イケメン演技から距離をとっている綾野剛に好感持てます」日本で一番悪い奴ら talismanさんの映画レビュー(感想・評価)
イケメン演技から距離をとっている綾野剛に好感持てます
柔道が強いことで道警に入って貢献して、「ウッス」としか返事できなくて、犯人追跡場面でまずシートベルトをするような、お酒も飲めなくて煙草も吸わないウブな「青年」が先輩に教育されて、素直にその通りにして頑張って、点数稼いで沢山表彰されて(表彰状を壁一面に貼ってあるのには泣けた)、兄貴、オヤジとまで呼ばれて慕われて、最後は道警から手の平返し!汚ーい!「諸星さんは、エースです💕」と言ってた婦警ですら態度豹変!このやろー!と思いました。
実話を基にした重い話だけれど、笑える所を沢山、特に前半に持ってきたのは救いでもあるし良かった。
刑事ってみんなヤクザに見える感じがする。形から入るんだね。黒系の柄入りシャツ、サングラス、ヘアスタイル、歩き方、目つき、声の出し方、話し方、どやし方、蹴りの入れ方…。それら全部マスターして、でも、ヤクザにならず明らかに刑事である諸星くん凄い!
綾野剛は、色々な演技がちゃんとできる凄い役者さんなんだと思った。
レビューで書いている方、結構いらっしゃったように、伊丹十三の映画のテイストを感じました。懐かしい!
ところで、ギョーザ耳のヤクザって有り得ないのかー。それともギョーザ耳なら警察官だとまず判断するのだろうか?何だか新鮮なものの見方だった。
「地面師たち」一気観しました。久々に傑作と言いたくなるようなドラマでした。
綾野剛は、インテリヤクザっぽい役がハマってきましたね。それ以上にトヨエツの存在感に目を引かれましたが。
あ、自分で勝手にそう思ってしまいました・・・出世作。
というか、演技が認められたという点ですかね。
CMのアヤノサンドロスもこの頃だったでしょうか、知らないとヤバいと思ってしまってw
柔道やレスリングやってるとああいう耳になるんですよ。カリフラワーイヤーとも言います。
当時の道警はまじで腐ってて、ニュースにもなってました。
おかげで3年異動ルールが出来て、不正は減ったがベテランが育たないという弊害も出てしまったようです。