「私は何を見たの?」日本で一番悪い奴ら オカマ声ちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
私は何を見たの?
映画を見る前にモデルになった『稲葉事件』をWikiで予備知識を入れて視聴。
「へー」と思いながら見た作品は理解できない倫理観と正気の沙汰としか言えないセリフの連発に「おい!おい!おい!おーい!」と突っ込みが止まらなかった。
願わくば出来の悪いフィクションと思いたいけどノンフィクション……。前半はコメディ、後半はホラー。
見終わった後、もう一度wikiを読んで「あのシーンこの事かっ!!」と背中が寒くなった。
他の人も書いてるようにこれは警察に限った話しではない。
善し悪しではない。社会でOUTでも周りの環境ではOKの恐怖。
諸星(稲葉)は最初からクソの中だったのだ。
そして最後のセリフ。
第三者から見たら良いように利用され、使えなくなったから全部の責任を被せようとしてるの見え見えなのに、それを一人で被おうとしてるワケでなく本気で自分の行動が正しく道警に感謝してる?
それが本当ならその洗脳っぷりは下手なマインドコントロールよりずっと怖い。
単純な話し、正義ってなんだろう?
各悪党共のセリフ、モヤモヤするけどある意味正論。
自分の正義は本当に正義なのか?
うん、やっぱりこの映画のジャンルはホラーかもしれない。
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