「綾野剛のPVか?」日本で一番悪い奴ら 好きこそモノのヘタレなれさんの映画レビュー(感想・評価)
綾野剛のPVか?
『凶悪』の監督の新作、ということで観に行ってそのお陳腐さがなんともな一本。
とにかく綾野剛氏が良くも悪くも足を引っ張る。
ネタも展開も面白い、面白くなりそうなのに。
CMでもまだやる綾野剛節、眉根にしわ寄せれば良いとされる演技と、耳のピアスに失笑。
「誰が柔道の猛者なの?」と思うくらいに説得力の無いのは。
主演のチョイスも、演技も含めアウトとしか思えない。
主人公がとにかく軽い、チャラい、厚みがない=魅力がない。
ケッタイな老けメイクで失笑を呼ぶくらいなら、いっそCGで若くしたピエール瀧氏を主演にしたほうが、もっとゾクゾクするような黒い魅力のある作品になっただろう。
(映画も商売、観客を動員しなければいけないのは解っているけれども)
作品の印象として、例えれば。
モータースポーツが分かりやすいか。
原付レースで面白いと思われた選手が、原付のままプロレースに参加するような暴挙。
今の世代の役者の職業意識を考えてしまう作品。
自称女優の方が、もっと酷いと思うのだけれどもね。
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