ヘイトフル・エイトのレビュー・感想・評価
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裏切りの八悪人(映画秘宝より)
ウルトラ・パナビジョン70ってのがどんなのだかよくわからないけど、タランティーノが暴れてます。雪原でアレが丸出しだったり、頭が吹っ飛んだり。なかなか楽しいです。映画秘宝の頭の「裏切りの八悪人」ってポスター風のページも最高です。ラッセル+雪原+床下ってくると、やっぱり遊星からの物体Xですね。
まあまあだった
カート・ラッセルを狙っているというのだが、いくらでも殺すチャンスがあったと思うし、衣料品店の人を皆殺しにする必要があったのだろうかとか、いろいろ腑に落ちない。ドラマの無理な展開に登場人物をはめ込んでいるせいで、人間性が犠牲になってしまっていた。魅力的なキャラクターがいなかった。特に前から感じているのだが、女性の表現が気持ち悪い。
ほぼ会話劇で、映像的に退屈なところがあった。
密室劇と言う割にあまり閉塞感がなかったのはよかった。
100分くらいでよかったのではないだろうか。長いのを覚悟していたせいかそれほど長さが苦痛ではなかったのだが、やっぱり短い方が面白いと思う。タランティーノ監督作品は全部見ているけど一番つまらなかった。そうは言っても楽しみにしていたので見れて良かった。
ギリギリのフェアネス
すっごく面白かった。
悪タレばかりで、逆に安心して観てられる。お前、ソコ撃たれてもしょーがないよな、という感じがいい。
首吊り人の流儀がいい。
罪人を裁くのはオレじゃない。オレは生きたまま連れて行くだけ。あらくれ者のギリギリのフェアネス。
海千山千なはずの首吊り人が手紙を信じてたのもいい。
性善説なんて通用しない世界で、あんなの信じるなんて甘くてバカでダサくてオボコい。笑われてツバ吐かれて当然だ。
でも最後、二人がウソと分かっていて手紙を読み返すところが凄くいい。バカな首吊り人が信じたかったものをバカにしないで終わるのがいい。対立していたはずの二人が「信じるのも悪くないよな」と共鳴して終わるのもいい。
ちょっとシンミリした感想になったが、映画自体はそんなシンミリをぶっ飛ばす仕上がりで、大変楽しかった。
グワっと佳境になだれこむカタルシス。最高だった。
やっぱりあんまりだったな・・・
どんな結末が待ってるのかと期待しましたが、どうって事無い終わり方でした。
最後は意外な2人が組みましたね!
ヘイトフルムービー
何がタランティーノ最高傑作だ…とうんざりさせられた。
これが最高傑作なら「パルプ・フィクション」で感じた衝撃と感動はなんだったんだ…とむなしい気持ちになる。
まず長い。そして推理劇に意外性はない(ミステリー好きなら怒るレベル)。ただグロいだけで、それをエンターテイメントと呼ぶか?と言われると、私は認めたくないと思った。
タイトルをトリックに使いたかった気持ちはわかるが、見終わってみて、じゃあ「8」って単なる嘘?と呆然とさせられる。
いつも以上に
いつも以上にグロい!笑
毎回グロめだけど、今回のはグロさがレベルアップしてる…笑
やっぱり始まり方とか音楽の使い方とか写し方とかストーリーの進み方とか凄く好みだなあ〜〜とは再確認した。
ただ、最初の方がいつもよりテンポがのんびりだったかも。説明が続くってゆーか。会話でストーリー説明されてる感じはあったなー。
途中からは、キタキタキター!って感じだったけど、
これがいつもだと爽快感を感じるものが、グロさを感じた。
ここがいつもと違うとこかなー。
いままでも、グロいのは確かなんだけど、爽快感があったから、なんか後味はスッキリだったけど、
今回のは後味に残るグロさでした。
ハードコア・ウェスタンの傑作誕生か!?
まずはじめに心臓の悪い方やグロテスクな描写が苦手な方には本編はおすすめ出来ません。
中終盤以降は見るに堪えないシーンばかりですので。
舞台はどうやら南北戦争後のアメリカ。
銃を持って出て来る奴は皆一癖も二癖もある悪い奴ばっかり。
今のアメリカを見てわかる通り、日常に当たり前の様に銃がある場所には悲惨な死に方は付き物なわけで、みんな目を背けたくなるような壮絶な死を遂げて行きます。
誰かが死なないと話は前に進まないのだろうけれど、結局は出てきた人間全員死ぬという徹底振り。
刑の執行という正義と報復の正当性の中に潜む善を偽装した悪を対比したり、絞首刑と銃殺刑で私的感情が絡んだ場合の残虐性を対比したり、人間の物理的暴力に私的感情が影響するかしないかでやっていることは同じでも見え方や意義がまるで違うことを暴いている点は優れていると思うけれども、本編の嗜虐趣味が絡んだ絞首刑のシーンは間違いなく残虐。
やたら長い映画なので覚悟して見に行かれた方がいいと思います。
最高!!!
超面白い!!
タランティーノ作品の中でも1.2を争う程、自分好み。
パルプフィクション以来の衝撃!!
脚本に妥協が感じられない。
もう、僕の中では恐らく今年ナンバー1作品でしょう。
最初から最後まで、ワクワクしっぱなしだった。
あの女の顔の状態の変化とか、サミュエルLジャクソンのカメラ目線の老人に向けたセリフとか、頭の吹っ飛ばし具合とか、リンカーンの手紙とか、銃声の低音の響きかたとか、馬車馬の走るスローモーションの描写とか、他にもたくさんの全てのタランティーノ節シーンのクオリティが高いというか、円熟味というか、完成度メチャ高いと思う。
パルプフィクションから二十数年を経て、ここに来てタランティーノの本当の意味での哲学と巨匠感を見せつけてくれた。
本当に面白い、ただそれだけの映画です。
良いとか、悪いとか、為になるとか、ならないとか、そういう事ではなく、僕には最高のエンターテイメントです。
なかなか、共感を得られないとはおもいますが。。。笑
タランティーノ万歳です!!!
ミステリー…
まず一言。
長い。
やはり映画は長くても2時間位がいいな。
もっと短くできる気もするけど、世界観に入り込むためには必要った気も。
それくらい雰囲気とか世界観は悪くなかった。
あと、これは一応ミステリーではありますが、「本格ミステリー」では無いですので注意。
まぁ西部劇ですよ。
あんなオチが本格ミステリーにあったらはっきり言って許さないですしw
人を選ぶ作品だな、と思いました。
映画らしい映像だが、長く退屈
クエンティン・タランティーノ監督の、雪のロッジでの密室殺人を描いた西部劇です。70ミリのフィルムで撮影されていることもあり、映像が映画的で、ストーリーも悪くはないですが、展開が遅く、特に殺人が起こるまで長く退屈でした。展開の速い最近の映画へのアンチテーゼかもしれませんが、この時間を持たせる魅力に欠ける感じでした。
タランティーノ史上最も極悪
開始後しばらくはなぜこの映画が18禁なのかわからなかったけど映画があるタイミングに来た瞬間に これでか笑 となって吹き出しそうになった。
今回の映画 今までタランティーノが描いてきた バイオレンス、西部劇、黒人差別、密室会話劇、殺す前の演説 といった要素を全部入れたような内容になっていて、3時間近くもあるのも納得な恐ろしい濃さだった。 前半は比較的淡々と人が人を疑うという過程を見せていくんだけど、そこから生まれる不穏な空気が映画を満たすと一気にバイオレンスが爆発してもうドンドン取り返しのつかないことになっていくので終始飽きることなく見れた。 特に今回のタランティーノのバイオレンスは過去2作みたいに復讐のツールとしては使われてないのもあって悪意がすごい。 個人的にはタランティーノ史上最も「悪意」に満ちた映画だったと思う。
そしてやっぱりサミュエルLジャクソンは凄い! 優雅で極悪でスピーチ上手な魅力が爆発してる。あとジェニファージェイソンリーもアカデミーノミネートされただけあって凄い。登場人物の中で一番凶悪だった。
あとはおなじみの人とか 後半出てくる え?そこあなたなの?なキャスティングまで登場人物が少ない分濃くて絶妙だった。
今年一番見たかった映画 大満足
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