「お気楽コメディー」ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期 星のナターシャさんの映画レビュー(感想・評価)
お気楽コメディー
楽しいです。
女性なら有る有るネタのオンパレードだし、
前作を知らなくてもちゃんとわかる様に作ってくれてる。
恋愛パートは良い感じで、映画館でビールを買って
飲みながら突っ込み入れつつ、女子会乗りで観に行くには
ちょうど良い映画だし、そう言うジャンルの映画も必要なので、
滅多に映画館には行かない方はぜひ映画館での鑑賞がお勧めです!!
で、月に10本程、映画館で観る中途半端な映画好きとしては
前作も前々作も全く仕事に関しては努力している気配が無かった!
だけど、今作はほんの一瞬だけ、
ゴシップネタでも何でもテレビは面白ければ良いんだ!的な上司に
真実を伝えるのが本当では無いのか?的な言葉を返すシーンがあり、
そこは、オッ!脚本が成長した!?と思ったので星半分増し。
でも結局やってる事は、
生放送本番中にどうでも良い友達の電話に反応して
放送におバカな会話を乗せるし、
首のかかった大事なプレゼンの場で個人的趣味の
男性ヌードの写真を流したりして、結局、おバカなまま!
40過ぎてのバカはもはやキュートとは呼べるもんじゃ無い。
単なるバカ女でしかなくて腹が立つ!。
子供が無事に生まれて幸せに育つ事が1番大事!
と言うのは良いんだけど、ブリジットはその為に何をした?
頑張ってるのは2人のイケメン彼氏達であって
ブリジットは、右往左往しているだけ!
ラブコメだからこれで良し!と言うもんでは無い!
現代を舞台にわざわざ今、映画化するのであれば、
たとえコメディーだろうと、
主人公は今の社会に合った良い意味での成長をして、
何か、今の時代なりの最善の答を見せる義務が私は有ると思う。
この映画は、只々、女性の夢の
ありのままの自分
(前作では太め、家事スキル0、今作では中年、定職なし)
でイケメンで金持ちの男に愛されたい!
と言うおとぎ話のまま終わって行く映画。
おとぎ話だから、新しい子供(観客)が観て、
只々、通り過ぎて行く映画と言う事でしょうか〜〜
何か意味を見つけるとするならば
昨今の奥手な人々に「夢見る事、恋する事は楽しい!」と
まあ、そういう映画って事ですかね〜〜
ああ、そう言えば、映画の始まる前に他の映画の予告編で、
めっきり老けたヒュー・グラントが映って
その後にこの作品が始まってすぐ、
かっこ良かった時のヒュー・グラントがアップで映る。
なんだかなぁ〜。
ヒュー・グラントが断った理由が何となく解らなくも無い。
それと、予告編で、コリン・ファースの名前の下に
以前に出た映画のタイトルがクレジットされるけど、
そこ、「キングスマン」てどうよ〜
せめて「英国王のスピーチ」にしてあげてよ。(笑)