「エマトンプソン最高!劣化というのは酷よ。」ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期 だいずさんの映画レビュー(感想・評価)
エマトンプソン最高!劣化というのは酷よ。
生きてりゃ誰でも老けるのに、劣化劣化とたたかれ、その劣化に抗い外科的措置を取れば顔が固まってるだのなんだのでたたかれ、どうせえっちゅうねん。
レニーゼルウィガーの皮を被ったと仮定すると、こんな気持ちになります。あまりに酷な物言いです。
確かに、年上のエマトンプソンのほうがきれいに年齢を重ねていて、レニーの皺が目立ってしまいますが、
それを頑張って晒してるんですよ、でっかいスクリーンに。その根性を褒めたいですよ。
私はね、結婚しない結末を少し望んでいました。
シングルマザーでやっていこうよと。
エマトンプソンはそういう方向を示唆してましたし。
が、そこはシリーズのファンの最大公約数的望みを叶えるほうを選んだのだなという感じでした。
だって、マークと結婚したって、結局彼は仕事を優先するでしょうし(それはそれで大切な事だし)
ブリジットは後回しにされる悲しみからは逃れられないでしょ。
そこをかすがいであるお子が万事解決する!って言うのは、安易でしょうよ。
でもみんなの望みはブリジット♡マーク♡ハッピリーエヴァーアフター♡な訳ですから。
殆どの人が幸せな結婚をしたいわけですから。
いくつになっても、今独身でいるのは、運命の人に出会うためって信じたいんですから。
私(35才・女)にもその願望が、全くないといえば嘘になるでしょう。
誰にも選ばれなかった事、誰も選べなかった事への敗北感は一生ぬぐえないでしょう。
でも、結婚を否定して、そのなかで幸せを感じたいという望みもあるんです。
さて、ブリジットジョーンズの日記、第三弾です。
ダニエルクリーヴァー死すからはじまって、ダニエルクリーバー生きていたというオチで
終わるこの映画ですが、出来はいまひとつな感じがします。
パトリックデンプシーが好みじゃないのと、
お仕事描写がいい加減なのがとても消化不良です。
ブリジットがクビになるのは、年下の上司がいけ好かないからではなく、
仕事ができないブリジットの自業自得じゃんよ、
よくあれでプロデューサーになんぞなれるわと思いました。
クビになるくらいならやめてやるって、てめえのその仕事ぶりでゆうかと思いました。
イギリスの労働環境が分かりませんが、中途入社でテレビ局に入って、
出世できるホワイトカラーになんて、なれるもんですか?
まあ、日本みたいに転職が評価されない社会ではないから可能なのかもしれませんが。
よかった点は、エマトンプソンがかっこよかったのと、
ブリジットのパパが相変わらずかわいいのと、
近年コリンファースにエロスを感じるようになってきたので、
マークダーシーいいねいいねと思えたことでしょうか。
あと、お友達たちが変わらず健在だった事ですね。
昔は、ヒューグラント派でしたが、いまや断然コリンですね。