劇場公開日 2016年10月29日

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「ブリジットの流れを引き継ぎつつ、洗練された続編」ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期 ばひんぽさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ブリジットの流れを引き継ぎつつ、洗練された続編

2016年10月31日
iPhoneアプリから投稿

愛らしく、最適な配役とともに作られてきたこのシリーズのまさかの12年ごしの続編。
レニー・ゼルウィガーが来日のインタビューで、「続編ではあるが、この新作のみでも楽しんでもらいたい」と言った通りとても良かった。

序盤は、43歳と年も感じ、シングルで過ごしていく不安で恋愛を諦めていたブリジット。
独身の同僚とフェスに行く事から、2人の恋仲、IT企業の大金持ちのパトリックと、今まで永く近づき離れをしてきたコリンとの間で、妊娠という問題とともに気持ちが揺れ動く。

以前二作のブリジットの愛らしさ、欠点はあれどチャレンジングなところ、そういったチャーミングな所は活かされつつ、小ネタを盛り沢山にしたり、序盤はブロマンス風のノリなのもリフレッシュさを感じる。

何と言っても魅力的なキャラクターに、ピッタリなゼルウィガーの、優しさも、にが苦しさも多彩な笑顔で表すような、表現力に惹かれる。完結編(?)らしい、長い物語を終える満足感もきちんとあり、好きな一本となった。

ぜひ映画.comのゼルウィガーの記事で語るブリジットの魅力もあわせて楽しんでほしい。

ばひんぽ