ウォークラフト : 特集
「ロード・オブ・ザ・リング」「ホビット」「ゲーム・オブ・スローンズ」
傑作3シリーズのラバーズよ、君たちに相応しい《次の本物》が来た!
「ロード・オブ・ザ・リング」「ホビット」「ゲーム・オブ・スローンズ」など、幻想的かつ壮大な世界観で描かれるスペクタクル大河ドラマのラバーズ(Lovers)に向けた、新たなる超大作がついに公開される。最多登録者数のギネス記録を持つ世界的人気ゲームを原作に、剣と魔法の世界「アゼロス」の存亡を懸けた壮絶な死闘が、すさまじいクオリティの映像表現で描かれる「ウォークラフト」(7月1日公開)こそ、「次なる本物」だ。
[君たちに相応しい理由①:原作]
傑作シリーズと同じく、本作もギネス記録級の偉大な《原作》が存在!
そして、描かれる《壮大な世界観》、《数多のキャラクター登場》も共通!!
なぜ、「ウォークラフト」が、「ロード・オブ・ザ・リング」「ホビット」「ゲーム・オブ・スローンズ」を愛する者たちに相応しい作品なのか。その大きな理由のひとつが、本作もこれら傑作シリーズと同様の壮大な世界観を持つ、偉大な原作を映画化した作品であるということだ。
人間、エルフ、ドワーフなどの種族が暮らす世界「アゼロス」を舞台に、異世界から侵攻してくるオークとの戦いを描く物語は、最多登録者数のギネス記録を持つMMORPG(大規模多人数同時参加型オンラインRPG)「ワールド・オブ・ウォークラフト」をはじめとする「ウォークラフト」シリーズが原作。これまでにのべ1億人以上がプレイしているという、世界で最も人気のあるゲームのひとつなのだ。
映画版の予告編がオンラインで公開された際には、7日間で約1億回の再生数を記録。数々のキャラクターに彩られた「剣と魔法の世界」に世界中から大きな期待が注がれていることからも、絶対に無視できない作品なのは間違いない。
[君たちに相応しい理由②:物語]
これは“よくある”勧善懲悪の物語ではない──
敵の中にも同じ志の者がいる! 善と悪が交錯するドラマが最高に面白い!!
これまでのスペクタクル・ファンタジー超大作と言えば、良いヤツは良い、悪いヤツは悪いとハッキリしている「勧善懲悪」の物語が多かった。だが本作では、人間たちの世界にオークが侵略してくるという「人間=善、オーク=悪」という大枠はありながらも、オークの中にも平和を願う、人間と同じ志を持つ者が存在するというドラマが描かれる。
人間側では、レイン王(ドミニク・クーパー)を支え、アゼロスを守るべく奮闘する偉大な騎士ローサー(トラビス・フィメル)が登場するが、戦いを止めるために、より平和的な解決方法がないかと命を懸けて奔走するのは、オーク側の英雄デュロタン(トビー・ケベル)の方だ。人間(に近い種族)とオークの混血種であるガローナ(ポーラ・パットン)も現れ、人間とオークの間をつなぐ重要な役割を果たす。
無益な戦いを避けるにはどうすればいいのか。憎しみの連鎖はどのようにすれば止められるのか。現実世界にも通じる大きなテーマを内包した、善と悪が交錯する物語が展開されるのだ。
[君たちに相応しい理由③:映像]
「パシフィック・リム」のレジェンダリー×「スター・ウォーズ」のILM
さらにオスカー受賞クリエイターの最新モーション・キャプチャーがスゴすぎる!
壮大な世界を描く作品であるからこそ、全編を彩る特殊効果にも抜かりがない。「アバター(2009)」から7年、格段にレベルが上がった最先端VFXのすさまじい映像表現が見ものだ。
製作のレジェンダリー・ピクチャーズは、「パシフィック・リム」「GODZILLA」を手掛けた製作会社。VFXをメインで手掛けるILMといえば、「スター・ウォーズ」シリーズ全作品に関わってきた特殊効果の老舗であり最大手。レジェンダリー×ILMの見事なコラボレーションは、先の「ジュラシック・ワールド」でも記憶に新しいところだ。今作ではさらに「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」の野心あふれる幻想的なVFXがアカデミー賞視覚効果賞の栄誉を受けたクリエイター、ビル・ウェステンホファーがスーパーバイザーとして参加。「ロード・オブ・ザ・リング」「ホビット」のWETAもクレジットに名を連ねている点にも注目だ。
俳優の動きや表情を詳細に取り込むことが可能になったモーション・キャプチャー、フェイシャル・キャプチャーを基に精密に構築されたCGキャラクターが、巨万の兵になって入り乱れるシーンは過去に例がない程のクオリティ。革新的な映像を求める映画ファンにはたまらない。
[君たちに相応しい理由④:監督]
監督は「月に囚われた男」「ミッション:8ミニッツ」を手掛け、
デビッド・ボウイの息子でもあるクセモノ監督ダンカン・ジョーンズ!
本作が、単なる「大ヒット・ゲームの映画化作品」「映像がすごいだけの話題作」に陥っていないのは、気鋭監督ダンカン・ジョーンズがメガホンをとったからに他ならない。
サム・ロックウェル主演による監督デビュー作「月に囚われた男」で英国アカデミー賞新人賞(監督)を受賞したほか、ジェイク・ギレンホール主演作「ミッション:8ミニッツ」でもトリッキーな物語構成で批評家、映画ファンから高い評価を集めてきた注目監督。凝った作風で知られる人物だけに、「なぜダンカン・ジョーンズがこんなメジャー超大作を撮ったのか?」と驚きの声も聞こえるが、自身でも語っているように彼は「初期の頃からプレイしている」という20年来の「ウォークラフト」ゲーマー。熟知した世界観で、ジョーンズ監督らしい手腕を披露している。
そもそも人間側が主体のシンプルな構図だった当初のストーリーを、「もっとオークに比重を置かないとダメだ」と変更させたのはジョーンズ監督なのだ。監督の英断を、映画ファン、ゲーム・ファン、ファンタジー・ファンすべてが断固支持するしかない。