「看板には偽りあり(笑)。凍った世界を救う、真実の愛とは。」スノーホワイト 氷の王国 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
看板には偽りあり(笑)。凍った世界を救う、真実の愛とは。
【賛否両論チェック】
賛:最愛の人に裏切られ、愛を封印した氷の女王と、彼女に引き裂かれた主人公とその恋人。彼らの対比を軸に、閉ざされた心や世界を愛が救っていく様に、純粋に感動出来る。壮大なスケールで描かれるアクションも魅力的。
否:スノーホワイトは出てこない(笑)。ストーリーにツッコミどころも多く、ややグロいシーンや、小さい子が怖がりそうなシーンも、結構ある。
まずタイトルこそ「スノーホワイト」ですが、あくまでも主演はクリス・ヘムズワース演じるエリックなので、スノーホワイトは登場しません(笑)。
初めて知ったはずの愛に裏切られ、“愛”という存在を否定することによって、自らの王国を築いてきたフレイヤ。その凍てついた心によって引き裂かれ、運命を狂わされてしまったエリックとサラが、再びの出逢いを経て、どうフレイヤに立ち向かっていくのか、そしてフレイヤの凍った心に、また愛が灯ることはあるのか、その辺りに要注目です。
ツッコミどころは多々ありますが(笑)、失ったサラへの愛を取り戻すために、エリックが無謀な戦いに身を投じていく様子は、観ていてハラハラの連続です。アクションも超ド迫力ですので、細かいことは気にせずに、純粋に愛する者のために戦う人々の姿に魅了されたい、そんな皆さんに是非オススメです。
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