「【”24H働く何でも屋の映画プロデューサーの懺悔の日々。”今作はコーエン兄弟がスター多数を起用した映画製作あるあるコメディである。登場スター、何人分かるかな!】」ヘイル、シーザー! NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”24H働く何でも屋の映画プロデューサーの懺悔の日々。”今作はコーエン兄弟がスター多数を起用した映画製作あるあるコメディである。登場スター、何人分かるかな!】
■1950年代、ハリウッド。
映画プロデューサー、エディ・マニックス(ジョシュ・ブローリン)の朝は告解室で懺悔を告白するところから始まる。
彼の仕事は、女優ディアナ・モラン(スカーレット・ヨハンソン)と、”お話し”し、西部劇では通用するが舞台劇では大根役者のホビー・ドイル(オールデン・エアエンライク)を、名監督のローレンス・ローレンツ(レイフ・ファインズ)に無理やり主役を演じさせ、度々やって来る双子の記者(ティルダ・スウィントン)をあしらう。
そんな中、古代ローマ映画の主役ベアード・ウィットロック(ジョージ・クルーニー)が、映画製作会社に不満を持つ脚本家たちに誘拐されてしまうのである。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・昔、”24H働けますか!”と言うCMがあったそうだが、今作の映画プロデューサー、エディ・マニックスの何でも屋っぷりが結構笑える。
・西部劇では通用するが舞台劇では大根役者のホビー・ドイルを、名監督のローレンス・ローレンツに無理やり主役を演じさせるシーンでの、二人の掛け合いが可なり可笑しい。アンナに大根役者なのに、主役って・・。クスクス。
・エディ・マニックスが、誘拐されたベアード・ウィットロックが、脚本家たちに感化されたことに腹を立て、ベアードをビシッっと何度も引っ叩くシーンでの、ジョージ・クルーニーの怯えた表情は、滅多に見れないであろう。クスクス。
■資料を読むと、エディ・マニックスは実在した映画プロデューサーで、映画の全てを管理し、時には悪辣な事もしていたらしいが、コーエン兄弟はそれをネタにしているのかな。
観ていると、エディ・マニックスは自身が手掛けた映画を愛していた気がするのだがなあ。
<今作はコーエン兄弟がスター多数を起用した、映画製作あるあるコメディなのである。>
共感ありがとうございます。
とっても面白い映画なのに共感が少なくてちょっと残念な気持ちでした。
正直、ハリウッド映画史とか古い映画の鑑賞知識が無いと判り難く
出演者の知名度だけで観てしまうと呑み込み辛い作品かも知れません。
私は「ローマの休日」が何より好きな映画なので、
新しくリマスターされた「ローマの休日」で
脚本 トランボウ とちゃんと修正されてるのを観て
グッと来てしまうのです。
表現の自由って「何より大切」だと思います。
ありがとうございます。

