「糟屋」ブルックリン ヨッシーさんの映画レビュー(感想・評価)
糟屋
今年ナンバーワンかも。
田舎から来たおぼこい娘の成長譚としてだけでなく、それぞれの街と周囲の人間の心の機微をとてつもなく美しく描いていた。
この手の映画って都会の人間を不必要に冷たく描写しがちだけど、都会に住むことの虚無感や孤独感っていうのは、みんな良い人で充実してるように見えてそこに自分だけ付いていけてない気がする事の焦りから来るものがほとんどだし、実際は田舎の年寄りの方がよっぽど性格悪かったりする。
それがとても丁寧に描かれていて、また演者も見事にそれを演じきっていて、もう完璧だった。
ラストは明るくなっても出たくないレベルで泣いてしまったよ。
72
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