劇場公開日 2016年7月1日

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「それはそれは美しいヒロインに首ったけ!でした。見応えもかなり。」ブルックリン エクさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5それはそれは美しいヒロインに首ったけ!でした。見応えもかなり。

2016年7月6日
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なかなか見応えがありました。

まず、何はともあれヒロインが美しい…。恋してしまいました…典的なハリウッド女優の薫りがスクリーンからにじみ出ています。気品、清潔感、そしてふと垣間見えるキュートさ。ヒロインが世界を編み変える映画前半は往年のハリウッド映画を観ているようでした。

物語後半、ヒロインは行きつ戻りつしながら、時には郷愁やいろんな誘惑に出会いながらさらに足場を固めていきます。

出会った人の思いを受け止め、自分の心を受け止め、別れるべき人とは別れを決断をします。狭い世界を狭いと感じられるようになること、これからどんな世界で生きるにせよ、それはすごく大切な作業だと思うし、それは全ての国の全ての場所の全ての人にあてはまることだよなと感じました。かなり大切なテーマを扱った映画だと思いました。

遠い地にいる主人公を大きく温かく見守る姉、ブルックリンで生き方をつかんだ主人公はもう故郷アイルランドには戻れない人間なんだとわずかな瞬間で悟る母。素敵な家族だと思います。

ブルックリンで伸びやかに生きる人たち、アイルランドの田舎でそれでも必死に生きる人たち。どちらもなんだか愛すべき人たちでした。

さぁあんたはどんな風に生きていきますか?
そんなことをこの映画に問われた気がしました。

エク