「夫婦二人きりの世界」恋妻家宮本 重さんの映画レビュー(感想・評価)
夫婦二人きりの世界
阿部寛扮する中学校教師宮本陽平は、子供の頃からメニューに迷いファミリーレストランが苦手だ。
天海祐希扮する妻の美代子とは大学院の時にできちゃった婚で心の準備もなかった。息子は結婚したいと言う女性を連れてあっけなく去って行ったので、50歳で夫婦二人きりになった。
自分としても息子たちが遊びに行って妻から夕食ふたりだよと言われてドキッとした覚えがある。意外に微妙なんだよね。今まで子供の話さえしていれば良かったのにいきなり二人きりで何を話すのかとおののいたのだった。
美代子は、これからはお父さんお母さんじゃなくて名前で呼び合おうと言ったが陽平は本の中から離婚届を見つけてしまった。子供が成長して夫婦二人きりの世界はまた違う展開が待っているんだよね。しみじみほのぼのタッチでなかなか考えさせられたよ。やっぱりよりどころの家庭は幸せじゃないとね。
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