劇場公開日 2017年1月28日

  • 予告編を見る

「一人で観たい映画かな。」恋妻家宮本 Pablo Nerudaさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0一人で観たい映画かな。

2017年1月29日
iPhoneアプリから投稿

いい映画だった。ぼく自身がなかなか人に言い出せない言葉、言いたいんだがどう言い表していいのかわからない大切なことを、きちんと丁寧に教えてくれた。

「正しい」ことと「優しい」ことのくだり。毎日毎日繰り返しているぼくの考えることと吐き出す言葉に照らした時にどうだろうかと、世の為政者の行いと照らした時にどうだろうかと考えた。

誰もが悩んでばかりいる。陽平を見て美代子を見てドンを見て思ったのは、僕もいつも何かに悩みながらも何かを決めてきたんだなかと、しみじみいろんなことを思い出した。

これは一人で観る映画だろう。50歳を超えていろいろ思い返すことが多くなってきた今、一人で観たい映画だろう。だって照れくさいもん。

Pablo Neruda