「エマ・ストーンという存在の特異性」教授のおかしな妄想殺人 好きこそモノのヘタレなれさんの映画レビュー(感想・評価)
エマ・ストーンという存在の特異性
エマ・ストーンという存在の特異性が、改めて際立った一本。
御大いつもながらの「人生の意地悪さ」を醸す物語は美味。
枯れて狂った主人公を演じたホアキンも見事。
けれどそれ以上に、他のどの女優が演じても空中分解しそうな厄ネタヒロインを、魅力たっぷりに演じたエマ・ストーンが光っていた。
決して彫刻美人系の顔立ちではないのだが、それを補って有り余る魅力的な表情の変化と、機転の利く知性が唯一無二なのかと改めて感嘆した。
この「個性」を持つ役者は、本当に稀なのではないだろうか。
お話し以上にヒロインに注目の作品。
コメントする