「過酷な状況下で育まれた友情。戦争の悲惨な1ページ。」ロスト・パトロール 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
過酷な状況下で育まれた友情。戦争の悲惨な1ページ。
【賛否両論チェック】
賛:第二次大戦下でのブラジル兵の戦いという事実に、驚きされる。非常に過酷な状況の中で、次第に国を越えて育まれていく友情にも、考えさせられる。
否:登場人物や、戦況下での位置関係が複雑なので、理解するまでに時間がかかりそう。展開も淡々としているので、眠くなるかも。
まず、第二次大戦下のイタリアで、“地雷除去”という過酷な任務に就いていたブラジル兵がいたという事実に、純粋に驚かされます。
そしてそんな中にあって、次第に国同士の利害を越えた友情が育まれていく様子に、戦争の無意味さを改めて深く考えさせられます。ピアウイ達が戦車の中で、捕虜にしたドイツ兵と語り合うシーンなんかが、非常に印象に残ります。
戦争の過酷な現実と、その中に垣間見える人間の温かさを感じさせる、そんな作品です。
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