「まさに思春期。2人の少女の危険な冒険。」リトル・バード 164マイルの恋 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
まさに思春期。2人の少女の危険な冒険。
【賛否両論チェック】
賛:思春期の逃避願望を赤裸々につづり、その顛末を淡々と描いていく。2人の対比も印象深い。
否:言ってしまえば「家出をするだけの映画」なので、人によっては退屈で眠くなるかも。
思春期を迎え、複雑な家庭環境や閉鎖的な地元の雰囲気に嫌気がさし、淡い恋を夢見て家出をしてしまう2人の少女。そんな2人の中でも、理性を保って家へと想いを馳せていくアリソンと、ただただ破滅へと突っ走ってしまうリリーの対比が、淡々と描かれていきます。
ただ、言ってしまうとそれだけの映画ともとれてしまうので、かなり退屈な印象も否めません。
思春期特有の葛藤に苛まれる、切ない作品に仕上がっています。
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