「【”私にはセラピーも無能な警察も要らない！”今作は、第一作で五人の男に乱暴され復讐を遂げた女性が、心を病みつつレイプ犯に再び天誅を下す怖ーい映画である。】」アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ3　NOBUさんの映画レビュー（感想・評価）

ー　『アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ２』を、綺麗に無かった事にして制作されたシリーズ第三弾である。凄いなあ・・。－

■保安官を含めた５人の男に乱暴されながら華麗なる復讐を果たしたジェニファー（セーラ・バトラー）は名前をアンジェラと変え、ニューヨークで暮らしていた。
　性犯罪のPTSDに苦しむ人向けのセラピーに参加した彼女は元カレがＤＶ男のマーラ（ジェニファー・ランドン）という女性と親しくなり、女性に乱暴した男を血祭りにあげる。
　だが、彼女もまた接近禁止令が出ていた元カレに殺されてしまい、ジェニファーは再び報復を誓うのでアール。

◆感想＜Caution!内容に触れています。＞

・いやあ、マサカノ二作目を無かったことにしたシリーズ第三弾である。

・設定がナカナカで、ジェニファーは過去の出来事により心を病んでいるのか、意図的にＤＶ男を血祭りに上げているのか、分からない所がミソである。
　第一作の、恐怖に震えるジェニファーの表情ではなく、その眼は”獲物を狩るハンター”の眼になっており、娘。）キャシーに対し家庭内ＤＶを行っていたと思われる（そのシーンは描かれない。）父ロンを倉庫に誘い、パイプを突っ込むシーンは、マア痛そうである。

・更には、マーラを殺害したＤＶ男への復讐シーンなども、非常にイタソーである。

＜作は、第一作で五人の男に乱暴され復讐を遂げた女性が心を病みつつレイプ犯に、再び天誅を下す、怖ーい映画なのである。＞