グッドナイト・マミーのレビュー・感想・評価
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2014年のオーストリアの作品 サイコスリラーのジャンルに秘められ...
2014年のオーストリアの作品
サイコスリラーのジャンルに秘められた難解さにどれだけ気づくことができるか?
ここがこの作品を見るポイントとなる。
最後まで何が問題なのかがわからないほど難解な作品
最後のシーンで小屋が焼け落ちる。
あの場所は、母が建てた別荘のような場所で、ブルーレイとサインという言葉があるように、母はかつて女優だったことが伺える。
その母のもとに生まれてきたのがエリアスとルーカスの双子の兄弟
しかしその別荘で事故は起きた。
それはおそらく父が持っていたライフル
ライフルには弾が残っていて、それをおもちゃにしていたエリアスが、ルーカスを撃ったのだろう。
ルーカスは死に、もしかしたら母も自殺したのかもしれない。
この映画の視点は絶えずエリアスにあり、何故ルーカスに視点が逝かないのか不思議に感じていた。
エリアスはこの事件を完全に封印することに決めたのだろう。
同時にエリアスの心に、ルーカスが作り出された。
このことこそ、夫婦にとって一番つらいことになった。
そしてこの解離性同一障害のようになったエリアスの視点で、この物語が紡がれていく。
ここで気になるのがタイトルだ。
エリアスには絶えずママという人物が核にある。
つまり、ママはやはり死んだのだろう。
父は、医者に言われたのかどうか不明だが、自分の頭ですべてを作り出してしまうエリアスに対し、荒療法であの別荘へ滞在させることを提案した。
案の定、エリアスはルーカスを作り出し、そして「謎のママ」を作り出しておひとりさまごっごを始めた。
エリアスがしてしまったルーカスの死
それよりも、彼自身にはわからないが、母までも死んでしまったことがより大きな幻覚を作り上げたのだろう。
エリアスは、幻覚のママに連れられて小屋に行き、そこで起きた出来事を再認識した。
しかし、それよりも夫大きな出来事が残っていた。
それが、解離性同一性障害となってしまったエリアスによって、母が自殺をしたことだろう。
この物語は、この母の自殺という核の外に、ルーカスを殺してしまった罪悪感がある。
つまり、物語の最後になっても、エリアスはルーカスの死を思い出すが、母の死は到底受け入れられないことを描いている。
そして明確な母を作り出した要因こそ、この別荘にきてしまったことなのだろう。
今までは父からどこか遠くにいると言われてきた。
しかし、別荘に母がいた。
幼い子供の心の傷
それはどれほど大きなものなのか?
この作品は、それを謎に掲げ心の傷の深さを描いている。
エリアスは焼け落ちた小屋を眺めている。
しかしやはり母が現れた。
ルーカスも一緒だ。
何ひとつ解決されない。
一旦負った心の傷
この深さは、何をもってしても解決できない。
この物語を作った人は、大きな心の傷をしっているのだろう。
何をしても解決されない、特に子供のころの傷
別の現実を頭の中に作ってしまうほど、子供にとって大きな傷は元には戻らない。
エリアスにとって、あの優しかったママは未だ健在で、隣にはルーカスがいる。
この現実こそ現実で、誰が何を教えようとしても決して「そんなこと」は信じない。
これがエリアスにとっての現実であるならば、彼はこのタイトルの言葉を何が何でも「おやすみ」としか受け取れない。
決して「さようなら」とは言えない。
この純真な幼い子供の心の傷に涙が止まらなくなってしまう。
狂気とは
とても教科書的
最も怖かったのは監督の時間配分
経過観察
やたらスタイリッシュな一軒家。
やたら会話の少ない親子。
頻繁に登場してくるやたらデカい虫。
冒頭からなんだか居心地の悪さというか、不気味な違和感が漂っていて、これから不幸が起きるのを予感させる雰囲気は漂っています。
ただ、サスペンス系を見慣れてる方なら、親子が再会した辺りからどういう展開になるかはなんとなく読めると思うのですが、どんでん返しというほどの展開もなく、じわじわと関係がこじれていく親子をただ観ているだけという感じです。
ちょこちょこ不気味な演出や危うい緊張感はありますが、最近のホラーほどショッキングなシーンはあんまりありません。
終始リアクション薄めの双子視点でのストーリー展開で意外性は乏しいですが、2人きりの世界観だけで淡々と話が進んでいくので、これが親子の物語と考えると却って恐ろしいのかもしれません。
最後に消防車が登場するシーンで、画面の端辺りにある人物が映っているのですが、あれは誰にとっての視点だったのだろう、と思いました。
本当につまらなかった。
序盤ですぐにルーカスの正体は分かる。なので最後のネタバレにいくまで糞つまらない淡々とした映像を見なければいけないのですが、これが長い。99分しかない映画をこんなに長く見せる監督はある意味才能あるかも。
序盤でオチが分かるにせよもう少し見ていてハラハラするマシな映画にできなかったのか。
久しぶりにゴミみたいな映画観ました。
気分悪い
説明不足?
私自身のIQがそこまで高くないせいかもしれませんが、なかなか解釈が出来ずにもやもやしたまま終わってしまいました。
ストーリー的には面白かった。
ただ、やはり少々わかりづらくもあり。
何故、母親は整形手術を?
顔に怪我を負ったとすると、エリアスが亡くなったことに関係がある?
母「事故にあったのはルーカスのせいじゃないわ」
そう思わせるような事故だった?
そうすると、交通事故設定で母親もそれにより怪我をした…というのはなくなる?
最初のゲームでなぜ「MAMA」だと分からなかったのか。
エリアスとルーカスが交互で返事をしていたかなと思ったがエリアスが全て返事をしているためそれは無い。
つまり?
母親は本当の母親ではない。
ルーカスは死んでいる。
そういうこと?
母親になりすましているのは友達か。親代わりになるために?
「私がママだと認めて」
「フリなんてできないわ」(ルーカスが見えるふり?ママのふり?)
でも「私がママよ!」っていってるもんなあ
理解力がほしい。
ついでに
なんで猫ころしたの…………
ひたすらに暇
映像美
深夜向きの映画!!
全然怖くないし途中で双子の謎に気付いた。 気付いてしまったらもう全...
全然怖くないし途中で双子の謎に気付いた。
気付いてしまったらもう全く面白くなくなる。
かといってバレるかバレないかギリギリの演出ができておらず視聴者は分かってしまう。
双子の謎に気付かれても大丈夫なくらいの恐い要素を作ってくれないと。
これは怖さを求めて鑑賞しない方がいい。
あー、そういう事だったんだっていうシックスセンスのパターンだから。
恐るべき子供たち
B級にも届いてない
愚作
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