劇場公開日 2016年2月20日

「嘘の中にある本当の心。人間性を浮き彫りにするサスペンス。」ディスクローザー 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0嘘の中にある本当の心。人間性を浮き彫りにするサスペンス。

2016年2月27日
PCから投稿

悲しい

単純

難しい

【賛否両論チェック】
賛:つい不祥事を隠蔽してしまった主人公が、良心の呵責に苛まれる姿を通して、人間の持つ正しい心について、改めて考えさせられる。
否:展開は結構単調で、眠くなるかも。回収されない伏線も多いので、消化不良感もあり。

 職務熱心な刑事が、ついつい飲酒運転で起こした事故の隠蔽をしてしまい、家族や被害者、そして自分自身の良心の呵責に苦悩する姿に、主人公の人間性が垣間見られます。人間誰しもが持っている良心や正義感といった部分を、改めて考えさせられる内容です。
 一方で、結果的にあまり関係なかったサイドストーリーや、回収されない伏線も多いので、結構消化不良な感じもありそうです。
 人間について改めて考えたい、そんな時にはイイ作品かも知れません。

映画コーディネーター・門倉カド